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    【プロ野球】投手での名球会入りの基準厳しくない?達成者が出ない要因

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    プロ野球の名球会って投手の基準キツくない?

    バッターの2,000本安打はちょくちょく見るのに…

    このような疑問にお答えします。

    近年では打者の名球会入りは聞かれますが、投手での名球会入りがほとんどありません。

    プロ野球選手の比率で言うと野手よりも投手の方が多いはずです。

    なのになぜそんな事が起きているのでしょうか。

    ✔️この記事でわかること

    • 名球会入りの入会条件
    • 条件を定めた時と時代が違いすぎる
    • 次期名球会入り可能性がある投手

    ひとつずつ解説していきます。

    ✅この記事を書いてる人

    けんにぃ
    けんにぃ

    ニックネーム:けんにぃ

    野球歴30年の野球特化ブロガー

    【プロ野球】投手での名球会入りの基準厳しくない?達成者が出ない要因

    名球会への入会条件

    • 投手 通算200勝以上もしくは250セーブ以上
    • 打者 通算2000安打以上

    この条件を見ていると違和感を感じます。。

    投手の条件かなり厳しくないか?

    という点です。

    近年ニュースでも名球会入り条件を達成出来そうな選手の話題は2000安打の打者が多いと思います。

    実際名球会入りした選手の投手と打者の割合はかなり違います。

    • 投手達成者 200勝 17人 250セーブ 3人 合計20人
    • 打者達成者 54人

    投手が打者の半分以下になっています。

    なぜここまで差が出るのでしょうか。

    条件を定めた時と時代が違いすぎる

    投手の条件は200勝か250セーブです。

    名球会を作った時代は1978年(昭和53年)です。

    当時は先発投手は完投が当たり前で、まだダブルヘッダーがあった時代でした。

    1試合目先発し2試合目にリリーフで勝利をあげるなど今では想像がつかないペースで登板していた時代でした。

    その感覚でいくと勝てる投手であれば200勝は全く見当違いの数字ではなく、簡単ではないが達成が見込める数字だったのでしょう。

    しかしダブルヘッダー等は選手の健康面を考慮し、1980年代中盤からはダブルヘッダーはなくなっていきました。

    さらに近年ではID野球を駆使しヤクルト黄金時代を築いた野村監督が投手の完全分業制を確立し先発投手が完投するのが当たり前の時代から、早い回でのリリーフが当たり前になりました。

    名球会入りを果たした投手一覧

    200勝

    順位 名前 勝利数
    1位 米田 哲也 350
    2位 小山 正明 320
    3位 鈴木 啓示 317
    4位 山田 久志 284
    5位 稲尾 和久 276
    6位 梶本 隆夫 254
    7位 東尾 修 251
    8位 工藤 公康 224
    9位 村山 実 222
    10位 皆川 睦雄 221
    11位 山本 昌広 219
    12位 村田 兆治 215
    13位 北別府 学 213
    14位 江夏 豊 206
    15位 黒田 博樹 203
    16位 野茂 英雄 201
    16位 平松 政次 201

    250セーブ

    順位 名前 セーブ数
    1位 岩瀬 仁紀 407
    2位 佐々木 主浩 381
    3位 高津 臣吾 313

    先発の勝利数での達成は17人、セーブ数での達成はわずか3人のみとなっています。

    セーブでの達成はほとんど無理レベルの数値ですね。。

    次期名球会入り可能性がある投手

    現在名球会入りに近いのはこの3人でしょうか。

    田中将大 34歳(楽天イーグルス)184勝

    現在の野球界で最も200勝に近いのは田中将大投手です。

    通算184勝とあと16勝に迫っています。

    年齢もまだ34歳ということもあり、日本球界復帰後も投球の精度は全く変わっておらず達成はほぼ間違いない投手と言えるでしょう。

    石川雅規 42歳(ヤクルト)182勝

    田中投手に次ぐ182勝を挙げているのが、ヤクルトの小さな大エース石川投手です。

    小柄な体格から繰り出される緩急自在の最強コントロールで42歳になったシーズンでもバリバリの投球で勝ち星を重ねています。

    49歳で勝利を挙げた元中日ドラゴンズの山本昌投手もいますので、石川投手にはぜひ200勝達成してほしいなと心から思います。

    ダルビッシュ有 36歳(パドレス)181勝

    ダルビッシュ有投手も200勝達成はほぼ間違いない投手と言えそうです。

    メジャーで直近3年で25勝(2022シーズン途中)しており、勢いは全く衰えていません。

    それどころか年々進化を続けており、この投手はどこまで行ってしまうんだろうとファンすら想像もつかない次元の投球を披露していますね。

    あと19勝、ダルビッシュ有投手にはすでに見えているのではないでしょうか。

    まとめ

    これだけの名投手達でも未だ達成出来ていない名球会入りの条件。

    昨年上原浩治投手の100勝100ホールド100セーブ達成で名球会入り出来るかの議論になっていましたが、結局結論が出ないまま今にいたります。

    投手の条件はかなり厳しいと個人的には思います。

    時代に合わせた名球会入り条件を再考する時期にきているような気がします。

    最後まで読んでいただきありがとうございました!

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