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    【プロ野球】ポスティングシステムとは?譲渡金や行使した選手を解説

    【プロ野球】

    野球が大好きで野球の魅力を伝えたいけんにぃです。

    近年、多くのプロ野球選手がこのポスティングシステムによって海を渡りメジャーリーグへ挑戦しています。

    これまで松坂大輔投手、ダルビッシュ有投手、田中将大投手、菊池雄星投手などなど海外FA権の取得を待たずにメジャーへ挑戦しています。

    プロ野球の協定にある海外FA権を取得せずにメジャーへ挑戦出来るこのポスティングとはどういった制度なのでしょうか。

    では見ていきましょう。

    ポスティングシステムとは?譲渡金や行使した選手を解説

    ポスティングシステムとは

    フリーエージェント(FA)権を持っていない選手がメジャーリーグへの移籍を希望した際に、所属球団が行使することが出来る制度になります。

    要はFA権をまだ取得していない段階で、1年でも早くメジャーに挑戦したい!という選手の想いを実現するために選手がNPB球団を通してメジャーリーグ球団へ売り込みをかける手段の1つです。

    基本的にNPB球団に所属する選手は球団との契約上、定められた期間を1軍に在籍していないと海外への移籍は出来ないルールが存在しています。

    ➡️【プロ野球】フリーエージェント(FA)制度とは?取得条件も解説

    ポイントとしては選手がポスティング制度を行使したいと申し出ても球団側がこれを承認しない限りこの制度を使うことが出来ません

    ポスティングを利用するには球団の支援が不可欠になります。

    1998年にNPBとMLBによって調印された「日米間選手契約に関する協定」によって導入され、当初はMLB球団が移籍の独占交渉権を入札で獲得する形で始まりました。

    落札したMLB球団との交渉が成立した場合、入札金は所属するNPB球団へと支払われます

    しかしこの形では最高額で入札した球団のみに30日間の独占交渉権が与えられ、当該選手は他のMLB球団と交渉することが出来ませんでした。

    またこの制度では入札金額に上限が無く、2011年にテキサス・レンジャーズへ移籍したダルビッシュ有投手の落札額が、過去最高となる約5170万ドル(当時39億8千万円)にまで高騰しており制度のあり方を問題視する声も出始めました。

    この流れから2012年にMLBは「日米間選手契約に関する協定」を破棄し、このポスティング制度が一旦なくなります。

    その後NPBとMLBでの交渉を経て、13年に新たな制度が合意されました。

    入札制度が無くなり、譲渡金が最高2000万ドルになった事でこの条件に合致した全球団が選手と交渉出来るようになりました。

    さらに2018年に移籍希望選手の保有権をMLB球団へ譲る際に生じる譲渡金を、それまでの最高2000万ドルから、当該選手の契約内容の総額によって変動する仕組みへと改定されました。

    ポスティングを認めないNPB唯一の球団

    このポスティングシステムは選手が希望するだけでは実現しないと先程解説しました。

    現在のNPBで唯一ポスティングでの移籍を承認していない球団があります。

    それは福岡ソフトバンクホークスです。

    理由として挙げられているのが、ソフトバンクの最終目標は日本一ではなく【世界一の球団になる】というスローガンを掲げているところにあります。

    本気でこの目標を達成するなら、ライバルになりえるMLB球団にチームの主力を渡すわけにはいかない。これが理由です。

    NPBで常勝チームへと駆け上がった背景には日本にとどまらず世界一を見据えたチーム作りが選手にも伝わった結果ではないでしょうか。

    2019年にそれまでソフトバンクと並びポスティングを認めていなかったジャイアンツが初めて山口俊投手のポスティングを認めたことで話題となり、2021年シーズンにジャイアンツのエース菅野智之投手がメジャーリーグへ移籍するかが注目されています。

    ポスティングでメジャー挑戦した日本人一覧

    • 1998年 アレファンドロ・ケサダ 広島東洋カープ⇨シンシナティ・レッズ 40万1ドル
    • 2000年 イチロー オリックス・ブルーウェーブ⇨シアトル・マリナーズ 1312万5000ドル
    • 2001年 石井一久 ヤクルトスワローズ⇨ロサンゼルス・ドジャース 1126万4055ドル
    • 2002年 ラモン・ラミーレス 広島東洋カープ⇨ニューヨーク・ヤンキース 30万50ドル
    • 2003年 大塚晶文 中日ドラゴンズ⇨サンディエゴ・パドレス 30万ドル
    • 2004年 中村紀洋 大阪近鉄バファローズ⇨ロサンゼルス・ドジャース 非公表
    • 2005年 森慎二 西武ライオンズ⇨タンパベイ・デビルレイズ 75万ドル
    • 2006年 松坂大輔 西武ライオンズ⇨ボストン・レッドソックス 5111万1111ドル11セント
    • 2006年 岩村明 憲東京ヤクルトスワローズ⇨タンパベイ・デビルレイズ 450万ドル
    • 2006年 井川慶 阪神タイガース⇨ニューヨーク・ヤンキース 2600万194ドル
    • 2010年 西岡剛 千葉ロッテマリーンズ⇨ミネソタ・ツインズ 532万9000ドル
    • 2011年 青木宣親 東京ヤクルトスワローズ⇨ミルウォーキー・ブルワーズ 250万ドル
    • 2011年 ダルビッシュ有 北海道日本ハム⇨テキサス・レンジャーズ 5170万3411ドル

    2013年以降は入札制度廃止、譲渡金上限2000万ドルへ

    • 2013年 田中将大 東北楽天ゴールデンイーグルス⇨ニューヨーク・ヤンキース2000万ドル
    • 2015年 前田健太広島東洋カープロサンゼルス・ドジャース 2000万ドル
    • 2017年 大谷翔平 北海道日本ハムファイターズ⇨ロサンゼルス・エンゼルス 2000万ドル
    • 2017年 牧田和久 埼玉西武ライオンズ⇨サンディエゴ・パドレス 50万ドル

    2018年以降は譲渡金も選手契約総年俸変動制へ

    • 2018年 菊池雄星 埼玉西武ライオンズ⇨シアトル・マリナーズ
    • 2019年 筒香嘉智 横浜DeNAベイスターズ⇨タンパベイ・レイズ
    • 2019年 山口俊 読売ジャイアンツ⇨トロント・ブルージェイズ
    • 2020年 有原航平 北海道日本ハムファイターズ⇨テキサス・レンジャーズ

    ※金額は入札額及び譲渡金

    まとめ

    いかがでしたでしょうか。

    ポスティングシステムは選手の夢を叶えるために人生を賭けてメジャーリーグへの挑戦を表明します。

    詳しく知ることで、選手の想い、情熱など色々なものを感じ取れるのではないでしょうか。

    来シーズンは何人もの日本人選手がメジャーリーグへ挑戦することになるのでしょうか。

    楽しみに待ちたいと思います。

    ではまた。

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