
甲子園の優勝投手はプロ野球選手になれるの?
このような疑問にお答えします。
春の選抜、夏の選手権、これまで何人もの甲子園優勝投手が歴史に名前を残してきました。
日本一に輝いた実力はプロ野球選手になるにふさわしいと思うのですが、実際はどうでしょうか。
✔️この記事でわかること
- 直近15年の甲子園優勝投手と進路
- 準優勝投手の高卒ドラフト1位指名選手
ひとつずつ解説していきます。
✅この記事を書いてる人

ニックネーム:けんにぃ
野球歴30年の野球特化ブロガー
甲子園優勝投手はプロになれる?過去15年のデータから検証
直近15年の甲子園優勝投手と進路
2005年優勝:駒大苫小牧 田中将大
東北楽天ゴールデンイーグルス ドラフト1位
2006年優勝:早稲田実業 斎藤佑樹
早稲田大学⇨北海道日本ハムファイターズ ドラフト1位
2007年優勝:佐賀北 久保貴大
筑波大学⇨社会人野球(ジャイプロジェクト)
2008年優勝:大阪桐蔭 福島由登
青山学院大学⇨社会人野球(HONDA)
2009年優勝:中京大中京 堂林翔太
広島東洋カープ ドラフト2位(野手指名)
2010年優勝:興南 島袋洋奨
中央大学⇨福岡ソフトバンクホークス ドラフト5位
2011年優勝:日大三高 吉永健太朗
早稲田大学⇨社会人野球(JR東日本)
2012年優勝:大阪桐蔭 藤浪晋太郎
阪神タイガース ドラフト1位
2013年優勝:前橋育英 高橋光成
埼玉西武ライオンズ ドラフト1位
2014年優勝:大阪桐蔭 福島孝輔
同志社大学⇨社会人野球(HONDA鈴鹿)
2015年優勝:東海大相模 小笠原慎之介
中日ドラゴンズ ドラフト1位
2016年優勝:作新学院 今井達也
埼玉西武ライオンズ ドラフト1位
2017年優勝:花咲徳栄 清水達也
中日ドラゴンズ ドラフト4位
2018年優勝:大阪桐蔭 柿木蓮
北海道日本ハムファイターズ ドラフト5位
2019年優勝:履正社 清水大成
早稲田大学
過去15人の甲子園優勝投手のうち、高卒でドラフト指名されたのが、8人でそのうちドラ1が5人でした。
3人に1人がドラフト1位で指名される割合になっていて、かなり高い確率になっています。
逆に甲子園で優勝しても約半分の選手はドラフトにもかからないんです。
ですが、大学や社会人野球を経てプロ入りする場合も多く、高卒の時点で指名されなかったとしても、甲子園で優勝する実力があれば可能性は十分あるということです。
甲子園で優勝した投手は例外なく、上のステージで野球を続けています。
時に甲子園優勝投手という実績は、重圧にもなりえます。
全員がプロへ行けていない事を考えると、そのまま活躍し続ける難しさも感じさせますね。
準優勝投手の高卒ドラフト1位指名選手
2003年準優勝:東北高校 ダルビッシュ有
北海道日本ハムファイターズ ドラフト1位
2018年準優勝:金足農業 吉田輝星
北海道日本ハムファイターズ ドラフト1位
2019年準優勝:星稜高校 奥川恭伸
東京ヤクルトスワローズ ドラフト1位
準優勝投手には、チームは準優勝でしたが、個人で大会の主役になったような投手が多い傾向にあります。
どの投手も非常に完成度が高く、特にダルビッシュ有投手のプロ入り後の活躍は周知の通りですね。
まとめ
甲子園で優勝することは並大抵のことではありません。
約4000校の頂点に輝くには、時に運も必要かもしれません。
たとえプロ野球に進まなかったとしても、人生でこれほど貴重な体験、経験はなかなかないと思います。
これらの経験を未来の甲子園ボーイ達に伝えていって欲しいなと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!