小学生に野球を教えるのは難しいな…
どうすれば子供達が野球を好きになってくれるかな?
上達させるコツや教え方はないかな?
このような疑問を解決します。
小学生を相手に野球のルールやチームワークの大切さなど野球の技術以外に教えることもたくさんあり、うまくいかず悩んでいる方多いと思います。
この記事では少年野球を指導する際に、「大事にしておかなければならない教え方を3つ」紹介します。
教え方ひとつで子供達は良くも悪くも大きく変わりますので、参考にしてみてください。
✅この記事を書いてる人
ニックネーム:けんにぃ
野球歴30年の野球特化ブロガー
軟式社会人野球でエースとして全国大会出場経験あり
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【子供に教える】少年野球のコーチは難しい!指導する時に大事な教え方
野球は楽しい!が基本中の基本
子供を指導するってとても難しいですよね。
僕も少年野球を6年間やっていて、当時の監督やコーチが厳しくて厳しくて、5年生の時、練習に行くのが嫌で嫌で無断で休んだ事があります。
結果、監督が家まで来て、強制的にグランドに連れて行かれましたが(笑)
今となってはいい思い出ですが、当時は恐怖心が子供心に芽生え、野球が嫌いになりかけた事もあります。
僕は子供達には絶対にそんな思いをしてほしくないと思っていますし、そもそも厳しくてスパルタな練習というのは、今の時代には合っていないと思います。
正直、技術練習は二の次でOKです。
レベルの高いところで技術練習も含めた野球がしたいのであれば、NPBジュニアチームなどのセレクションを受けて合格すればいいんです。
【上達への道】プロ野球への登竜門!NPBジュニアチームへの入り方を解説
少年野球の大半は地元の小学校でやっています。
何年生からチームに入ったとしても、まずは純粋に野球は楽しいものっていう体験を何よりも重視するべきです。
子供達が楽しんでワクワク出来るチーム作りをしていると、チームのメンバーが学校の友達を誘って一緒に野球をする仲間が増えるかもしれません。
子供達が友達を誘いたくなるような楽しい時間になるように心がけましょう。
では「どうやって野球を楽しい時間にすればいいのか?」というところですね!
肯定・承認の空間、ゲーム感覚を心がける
野球が楽しいと思えるには、肯定・承認の空間が必要です。
とは言ってもやはり、
- 野球を楽しむには勝利が必要不可欠だ
- 勝つ喜びが最高の瞬間だ
- だから勝つために厳しく指導しないとだめだ
っていう声が聞こえてきそうですが、もちろん一理あります。
しかしここで言いたいのは、大人が高圧的な態度で子供達を押さえつけていませんか?って事です。
僕が小学生の頃は、監督・コーチの言う事は絶対でした。
素直に言うことを聞く子供達に自分の考えだけを押し付けていませんか?
選手一人一人、能力も違えば体格も違います。
希望ポジションもあれば、性格もみんな違います。
要は子供達としっかり会話をし、コミュニケーションを取って子供達が何を考えているのかを知る事がとても大事になります。
- 打撃が好きでホームランを打ちたい子なのか?
- どうしてもピッチャーがやりたい子なのか?
- 守るのが好きな子なのか?
などなど選手一人一人の思いを聞いてあげましょう。
その上で、否定はせずに「〇〇君は打撃もすごいけど守備の方がもっとうまくなれるし、チームのためにもなるから大事なショートのポジションを任せたい」と言えば、子供でもしっかり責任感が芽生え、意欲的に自分の長所を伸ばしてくれます。
後はゲーム感を持たせてあげると楽しさが一気にアップします。
例えば
- ベースランニングでは、A・Bチームに分けてタイムを競わせる
- バッティング練習ではどれだけ遠くに飛ばせるか飛距離を競わせる
- 守備では何回連続エラーなしで回せるかコーチも一緒になって数えてみる
こんな感じで練習の中にゲーム感覚を入れると楽しくなりますね。
一番やってはダメなこと
これをしてしまうと、そのうち「怒られないための野球」になってしまいます。
これは全く楽しくありません。
監督やコーチの顔色をうかがって大事な試合になるほど萎縮して本来の力を発揮出来なくなります。
楽しくない野球は好きになってくれません。すると上手くなりません。上手くならないのでつまらなくなって最悪野球を辞めてしまうことになりかねません。
まとめると、
- 子供達の声にしっかり耳を傾け、肯定・承認の空間を作る
- 練習にゲーム感覚を取り入れ楽しさアップ
- 大人のエゴで怒らない、押さえつけない
野球はチーム全員でするものです。
全員が主役になれるように考え采配するのが、指導者の役割です。
自ら考え、行動出来る環境作り
自分の好きなことや楽しいことをやってる時って、自ら考えて上手くなろうとした経験ってありませんか?
結局、小難しい技術指導やスパルタな練習より自分から上手くなろうって気持ちを持ってもらえたら、成長具合が一気に変わってきます。
いかにその気持ちにさせるかが指導者の腕の見せ所ですね!
厳しい根性論や怒鳴り散らす練習だと誰もやりたいとは思いません。
もちろん監督・コーチは友達ではありませんので、一定の距離感は必要ですが、怖くて聞きたいことも聞けない環境ではなかなかチームは上手く機能しないでしょう。
少年野球の指導者は、常に子供達から質問しやすい環境を作ってあげることが重要です。
まとめ
野球人口減少が叫ばれて、もう何年も経ちます。
近年では子供達の選択肢が増えて昔のように男の子は、野球かサッカーの2択っていう訳にはいかなくなっています。
そんな今だからこそ、野球をやりたいと思ってもらえるチーム作りをやっていかなければいけません。
少年野球の監督・コーチも野球が大好きで、子供達に野球が好きになってほしい、上手くなってほしいと思ってやっているはずです。
未来ある子供達を大人の力でしっかり支えてあげましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました!