
抑え投手にセーブがつく条件は?
たしか点差が開きすぎてるとセーブつかないんだっけ?
このような疑問にお答えします。
プロ野球では、最終回のアウト3つを取るためだけにマウンドに上がる投手がいます。
抑え(クローザー)と呼ばれていて、一番プレッシャーのかかる場面での登板が多く投手の中で最もしんどいとされているポジションになります。
そんな抑え投手の評価の対象になるのが「セーブ数」です。
最多セーブというタイトルもあるように、「セーブ数=チームの勝利数」に直結するのでその重要度も年々上がっていますね。
✔️この記事でわかること
- 抑え投手の役割
- セーブがつく条件を解説
- 抑え投手が最も大変だと言われる理由
ひとつずつ解説していきます。
✅この記事を書いてる人

ニックネーム:けんにぃ
野球歴30年の野球特化ブロガー
【プロ野球】抑え投手(クローザー)にセーブがつく場面の3つの条件
抑え投手(クローザー)の役割
抑え投手の役割は、勝っている試合の9回(最終回)に登板し3つのアウトを取ってそのまま勝利することです。
やることは実にシンプルですね。
非常にシンプルですが、実際にはとってもタフな仕事場であり心身ともに大きな負荷がかかるポジションと言われています。
なぜなら、抑えの出来次第で9回まで勝っていたチームが同点、もしくは逆転負けする可能性を含んでいて、抑えがチームの勝利を全て背負ってマウンドに上がらなければいけないからです。
先発投手に勝ちがついた状況でも同点に追いつかれた時点で、先発投手の勝ちは消えてなくなります。

全ての責任を背負っている分、成功したら称賛も大きくなり、うまくいけばいつもチームの勝利の瞬間に立ち会える最高のポジションといえるでしょうね!
セーブがつく3つの条件を解説
- 3点差以内で1イニング以上(最終回)に登板
- 勝っている試合で3イニング以上(最終回含む)登板
- 打者2人に打たれたら同点、逆転の場面(最終回)で登板
3つめの条件がややこしいので、解説します。
上記2つは1イニング以上が条件でしたが、3つ目だけは最終回の1アウトから登板してもセーブがつくことになります。
例)最終回に4点差で勝っている場面に登板した投手が、満塁のピンチを作り交代します。
交代した投手がこのピンチを抑えたら、4点差かつ1イニング投げていなくてもセーブがつきます。

ホームランが出たら同点、もしくはタイムリーヒットを打たれて、次の打者にホームラン打たれたら逆転の場面に限りセーブがつくような仕組みになっています。
少しややこしいですね。。
とりあえず基本は3点差以内で、最終回を1イニング抑えたらセーブがつくということを知っていたらOKです!
抑え投手が最も大変だと言われる理由
精神的プレッシャー
先発投手をはじめとしたチーム全員で繋いできた勝ちゲーム。
自分のピッチング次第で、それらを全てぶち壊す恐怖が常につきまといます。
先発投手の勝ち星が付くかどうか=先発投手の成績に直結=年俸にも影響することを考えれば、自分だけの問題ではなく、チームの勝利を背負っているため、プレッシャーを感じずに投げられる訳がありませんよね。
コンディション調整
いつ登板するかわからない。この状況は想像を絶します。
試合展開を見ながら勝ちゲームなのか、配線濃厚なのか、逆転しそうなのか逐一変わる試合展開を見ながら、心と体の準備をするのは並大抵のメンタルでは続きませんね。

そんな状況の中で、失敗は許されない投球をする必要があり、常に最高のパフォーマンスが出せるコンディション作りをしておく必要があります。
まとめ
いい抑え(クローザー)がいることが優勝、常勝チームへの絶対条件とも言われているほど重要なポジションです。
大魔神佐々木投手、鉄腕岩瀬投手、火の玉ストレート藤川投手など歴代にも数々の最高の抑えが活躍してきました。
次世代の歴史に残るような抑え投手は誰になるのでしょうか(^^)
最後まで読んでいただきありがとうございました!