
ピッチャーだけ練習メニューが多いのはなぜ?
ピッチャーだけしんどい事が多すぎる…
このような疑問にお答えします。
この記事ではなぜピッチャーだけが厳しくてしんどい練習が多いかの理由を解説します。
✔️この記事でわかること
- ピッチャーだけ練習メニューが多い理由
- 先入観が野球を下手にする
ひとつずつ解説していきます。
✅この記事を書いてる人

ニックネーム:けんにぃ
野球歴30年ピッチャー歴20年
軟式社会人野球ではエースとして全国大会に出場経験あり
ピッチャーだけ練習がキツいのはなぜ?ピッチャー歴20年の筆者が解説
ピッチャーだけ練習メニューが多い理由
試合で消耗する体力が突出している
ピッチャーをやった事ある人は分かると思いますが、1試合投げるとヘトヘトになります。
よく省エネ投球とか言われていますが、そんな事が出来るのはよほど実力差があるか、突出したコントロールと投球術があっての事ですね。
さらに勝ち進むにつれて相手は強くなっていくので、手を抜いて勝てるほど野球は甘くありませんよね。
- 9イニングなら大体100球〜130球
- 7イニングなら大体80球〜110球
この辺りの球数になってきます。
ピッチャーの役割として相手に点を与えないというのがあります。
そのために必要なコトは、
- ストライクを入れる
- 打たれないようにコースに投げる
- フォアボールを出してはいけない重圧
- 様々な変化球で狙いを外す
- ピンチでより集中力を増す
- 相手の4番(キープレーヤー)には打たせない
などなどただ投げるだけでなく、ありとあらゆる状況に対応しつつ自分のボールを投げ続ける必要があります。
これってめちゃくちゃ大変だと思いませんか?
ピッチャーは活躍すれば1番目立つし、たくさん賞賛もしてくれます。
その分それだけ大変な仕事をしているので、大変な仕事をこなすためにはチームメイトと同じ練習量では足りないのは明白ですよね。
ピッチャーはしんどくてキツいのが当たり前。これなくしてチームを背負ってマウンドに立つ資格はありません。

これが正しい考え方ですね(^^)
試合の勝敗に直結する重要なポジション
【ピッチャーで試合の8割が決まる】
野村克也元監督が言っていた言葉です。
あの名将ですら、試合の勝敗はピッチャーで決まると断言しています。
相手のエースがめちゃくちゃいいピッチャーだったら、試合前からテンション下がったり、打てないかもなぁと弱気になった過去、一度くらいありませんか?
試合で抑えるだけでなく、ピッチャーには相手に対しての戦意を喪失させるほどの影響力があります。
どれだけすごいバッターがいても、勝負を避ける事が出来ますがピッチャーだとそうはいきません。
ピッチャーはチームの勝敗に直結する責任重大なポジションです。
どんなスポーツでも仕事でもそうですが、責任が重いポジションほど結果を出すために大変な練習をこなす必要がありますからね。
その分、活躍した時のアドレナリンは他と比べる事が難しいと個人的には思います。
先入観が野球を下手にする
ピッチャーだけに特化すると他は出来ない訳じゃない
大谷翔平選手の活躍で、これまでの先入観が変わった人は多いと思います。
これまでプロ野球では投手、打者で完全分業制になっているのが当たり前、投手は打てなくて当たり前。
このような価値観が当たり前でした。

高校野球でもエースで4番が当たり前だった時代から、今では強豪校の多くはピッチャーは8番か9番が定位置になっています。
この先入観がある事によって、自分で野球が上手くなる伸びしろにフタをしてしまう事になります。
ピッチャーも野手も全員が同じ野球をしていて、全員が投げて打って走ってするのが野球です。
ピッチャーだけに特化しすぎて、打撃や守備に手を抜く事だけは覚えないようにしてほしいなと思います。
全てをプレーしてはじめて野球の楽しさや奥深さに触れる事が出来るはずです(^^)
ピッチャーは最高のポジション
ピッチャーほどしんどくて辛いけど楽しいポジションは他にないと思います。
だからこそ、どんな舞台でもいいので一度ピッチャーに挑戦してほしいなと思います。
実際にプレーしたから分かるコトってたくさんありますから。
まとめ
ピッチャーだけがしんどい練習をする理由、伝わったでしょうか?
1番目立つポジションは、1番しんどいという、野球だけに限らない教訓のような話になりました。笑
だからこそ挑戦のしがいがありますね!
最後まで読んでいただきありがとうございました!