
子供のうちに野球をやるための体づくりさせてあげたい…
でもどんな食事や栄養が必要か分からない…
このような疑問を解決します。
体づくりの8割は食事で決まります。
体づくりを強化することで、打球の飛距離や球速アップに繋がる大事な部分です。
親御さんが必要な知識を知っているだけで、子供の体づくりを高いレベルでサポートできるようになります。
この記事では、子供の体づくりに必要な知識と取得方法をまとめました。
✔️この記事でわかること
- 子供の体づくりに必要な食事
- 体づくりの食事間隔のコツ
- 体づくりを効率的に実践する方法
- 伸びる子の条件
ひとつずつ解説していきます。
✅この記事を書いてる人

ニックネーム:けんにぃ
野球歴30年の野球特化ブロガー
【少年野球】体づくりの8割は食事で決まる!子供の体づくりに必要な知識
子供の体づくりに必要な食事
炭水化物(エネルギー)
ごはん、パン、パスタ、うどん等
大人が食べすぎるとよくないですが、成長中で野球(スポーツ)をやっている子供ならどんどん食べるべきです。
一日に必要なエネルギー数値は以下です。
1日に必要とされるエネルギーは、成人女性が1400~2000kcal、成人男性が2200±200kcal程度が目安です。
スポーツをしている子供なら大人と同じエネルギーを摂っても全く問題ありません。
というかこれくらいのエネルギーを摂取しないと、運動している分の消耗エネルギーの方が大きくなってしまい、体は大きくなっていきません。
よって1日に摂りたいエネルギー量は2000kcal程度になるので、実際の食事で摂るには、ご飯でいくと4〜5杯は最低限の量になってくるかなと。
お茶碗一杯のご飯(中盛り)でおよそ60gの炭水化物になりますので、目安は250g〜300gの摂取が望ましいとされています。。

3度の食事で4〜5杯のご飯であればいけそうですね!
タンパク質(筋力)
肉類(鶏胸肉、ささみ)、魚類(鮭、しらす)、ブロッコリー、卵、納豆(大豆系)など
タンパク質は筋力の成長に欠かせない栄養素です。
しかも成長途中にある子供に必要なタンパク質は、大人よりも多く必要になります。
必要なタンパク質の量は大人で50〜60g、子供で30〜50gが目安とされています。
これには小学生の年齢の幅や体格差なども込みの目安なので、野球をしているスポーツ選手ならこの倍の量を摂るくらいで十分です。
主な食材のタンパク質含有量
食材 | 含有量(100g中) |
鶏胸肉(皮なし) | 39g |
ささみ | 23g |
焼き鮭 | 29g |
ブロッコリー | 4.3g |
卵 | 12g |
チーズ | 29g |
やはり低カロリーで高タンパクな食材の王道であるチキンは外せません。
また焼き鮭やしらすも非常に優秀なタンパク質を含んでいます。
子供の好き嫌いに合わせて肉or魚をチョイスしてください。また野菜の中ではブロッコリーが非常に優秀です。
他には卵や大豆、チーズなど選択肢は多くあるので検討してみてください。
タンパク質は炭水化物と共に非常に重要な役割があるので、タンパク質を多く含んだ食材をなるべく使った食事が体づくりには効果的です。
カルシウム(身長)
カルシウムは骨格を形成する成長途中にある子供には非常に重要なミネラルです。
カルシウムが不足すると骨が弱くなって骨折しやすくなったり、身長アップにつながらない大事な大事な栄養素です。
厚生労働省は成人1人1日当たりの推奨量を、男性で700mgから800mg、女性で650mgと設定しています。
しかし、カルシウムの摂取量が十分であったとしても、ビタミンDが不足するとカルシウムの吸収が悪くなり、また運動などである程度骨に負荷をかけないと利用効率が低くなってしまいます。
主なカルシウムの含有量
食材 | 含有量(100g中) |
いわし(煮干し) | 2200mg |
さくらえび(煮干し) | 2000mg |
カットわかめ | 820mg |
プロセスチーズ | 630mg |
牛乳 | 110mg |
ビタミンD(運び屋)
先ほどのカルシウムで出てきましたが、ビタミンDの役割はカルシウムの運び屋として、とてつもなく大きな任務を行なっています。
どれだけカルシウムだけを摂取してもビタミンDが不足するとカルシウムの効果が激減してしまうので、骨格や骨の強度、身長アップを重視しているなら絶対に外せません。
カルシウムとワンセットとして認識しておくと覚えやすいですね。
摂取基準量は、大人で8.5μg(マイクログラム)で子供だと年齢によって異なりますが4.5〜6.5μgが目安になります。
主な食材のビタミンD含有量
食材 | 含有量(100g中) |
焼き鮭 | 39μg |
まぐろ(赤身) | 3.6μg |
干ししいたけ | 17μg |
卵 | 3.8μg |
きくらげ(ゆで) | 8.8μg |
焼き鮭はビタミンDもタンパク質も豊富で体づくりに非常に優秀な栄養素を誇っています。
昔からご飯と焼き鮭は鉄板の組み合わせですからね。
食事の頻度は?
体づくりの食事間隔のコツ
コツはズバリ「空腹の時間を極力作らない」です。
1日3食が基本かと思いますが、体づくりに取り組む時は1日5食〜6食を目安に食事を取ります。
理由は空腹になる時間を作らずに、ずっと7割くらいの満腹感を維持するイメージです。
それによって血糖値の急激な上昇を減らし、身体への負担を減らす効果もあります。
- 朝ごはん
- 間食
- 昼ごはん
- 間食
- 夜ごはん
- 夜食
1食の量を減らして、食事の回数を増やすことで効率的に栄養を吸収する体に変わっていきます。
体づくりを効率的に実践する方法
食事トレーニング
息の長いプロ野球選手ほど野球のトレーニング以外に食事の管理をきめ細かく行っています。
どれだけ筋力トレーニングや体力アップなどのトレーニングを重ねても、食事(栄養素)管理が全くできていないとせっかくのトレーニング効果が半減してしまいます。
それだけ食事(栄養)が人間にとって大事なものかをプロ野球選手など意識の高い人は知っています。
大谷翔平選手にも専属の栄養士さんが付いていて、朝昼晩の全ての食事が栄養バランスが考えられた食事をしているのも有名な話ですよね。
体格で差をつけるなら最も重要視すべきが食事トレーニングです。
なんでも「知っているか知らないか」で人生にとって大きなアドバンテージを得られます。
食事に関しての知識は以下のサービスが便利で、体づくりに特化した内容になっています。
アスリート栄養学では栄養学から食事の献立、疲労回復に必要な食事に筋力アップするための栄養など幅広く余すところなく「体づくり」の基礎から応用までの知識を学ぶことができます。
オンライン講座なのでスマホがあればいつでも受講することができ、都度行われる確認テストも全てオンラインでできるので筆記などなく手間がかかりません。
通常50,000円かかる講座ですが、現在キャンペーン中で19,800円で受けることができます。
最終的には「アスリート食生活マイスター」という資格を取得することができます。
今しかないお子さんの貴重な成長期に、根拠のある知識をフル活用してお子さんのパフォーマンスを最大限発揮できるようサポートするのには最適な知識です。
伸びる子の条件
量を食べれる
体の芯が細い子でも野球の上手い子はたくさんいます。
しかし中学〜高校に上がるにつれて最終的に伸びてくるのはしっかりと量を食べられる子だったりします。
やはりしっかり食事を食べられる子は疲労の回復も早く、豊富な練習量にもついていける体力も備わってきます。
上手くなるための圧倒的な努力に体がついてくるかどうか?が上のステージで野球を続けて活躍するためにも重要な要素になりますね。
食事も練習の一部という意識がある
高校野球の強豪校ではどこも食トレと言われる一日の食べる量のノルマがあります。

一食でどんぶり飯3杯とか見聞きことありませんか?
これは食事も練習の一部だということを示していますが、これを小学生のうちから少しでも意識できているだけで、数年後の体への影響はとても大きな成果として繋がっていきます。
小学生の時はヒョロヒョロでも食トレを継続していけば、確実に強くて体力のある体へ成長していき、早いうちから野球へのパワー変換に応用できるようになります。
また食事への意識が高まると嫌いな物でも、「野球のため」と思えば食べられるといった相乗効果も期待できるので一石二鳥にもなりますね。
親の協力は不可欠
小学生の体づくりには親御さんの協力は必要不可欠です。
食材を買うにしても栄養素の知識が少しでもあると、長期的に見てその効果は絶大です。
小学生の時に食事への意識や食トレを実践していれば、中学〜高校に上がるにつれて自然と土台が出来上がっている状態になります。
それらを叶えるためには最低限の知識を勉強する必要があります。
まとめ
毎日の食事を軽視していては野球のための体づくりはできません。
小学生という6年間が一番成長する時期でもありますから、ここをどう過ごすかは親御さんの努力次第で大きく変わってきますからね。
一生懸命野球を頑張る子供のためにも親御さんも協力して一緒に頑張ってみてください。
正しい努力は必ず成果として返ってきます。
また以下の記事では、初心者お母さんの観戦時の服装についてまとめています。ぜひ併せて読んでみてください。
》【少年野球】初心者お母さんの服装は?準備すべき夏と冬の服装を解説
今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました!