甲子園のホームラン数やたら減ってない?
やっぱ低反発バットの影響は大きいのかな。
このような疑問を過去のデータを調査し比較することで、高校野球をより楽しめるはず。
実際に2024年春から導入された低反発バットの影響で、2024年の甲子園大会でのホームラン数が激減しています。
低反発バットの影響がここまで大きなものとは思わなかった野球ファンも多いんじゃないでしょうか。
では過去のデータと共に見ていきましょう。
✔️この記事でわかること
- 過去5大会と2024年大会のホームラン数の違い
- 過去最多ホームラン数の大会は?
✅この記事を書いてる人
ニックネーム:けんにぃ
野球歴30年の野球特化ブロガー
【高校野球】低反発バットで甲子園のホームラン数が激減!?直近5年で比較
過去5大会と2024年大会のホームラン数の違い
年度 | ホームラン数 |
2018年 第100回大会 | 51本 |
2019年 第101回大会 | 48本 |
2021年 第103回大会 | 36本 |
2022年 第104回大会 | 28本 |
2023年 第105回大会 | 23本 |
2024年 第106回大会 | 7本 |
この表を見ればホームラン数が激減しているのが一目瞭然ですよね。
2018年から比較すると、マイナス44本という衝撃です。
年々減ってきてはいましたが、昨年からの減り方が異常値なのがわかると思います。
これは確実に低反発バットの影響とみて間違いありません。
しかし、夏の甲子園は1大会で48試合行われる中で7本という少なさは、高校野球ファンからするとちょっと物足りなさを感じます。
その分、バントや盗塁、進塁打など細かなプレーの向上に好影響を与えている側面もありますからね。
低反発バットの導入により、ここから高校生の更なる体力強化やパワー重視の体づくりが進化していくかもしれません。
過去最多ホームラン数の大会は?
106回の歴史で1大会を通じて最もホームランが出たのは、2017年大会になります。
2017年 | 第99回大会 | 68本 |
かなり直近の大会で意外に感じる人も多いかもしれません。
68本は1試合平均1.4本の計算になるので、毎試合必ず1本以上のホームランが出る確率を考えれば2024年大会がいかに少なかったかがより鮮明になりますね。
第99回大会は、埼玉県代表の花咲徳栄高校が、広島県代表の広陵高校を破って初優勝を飾った年になります。
花咲徳栄高のエース清水達也投手(現中日ドラゴンズ)と広陵の正捕手だった中村奨成選手(広島カープ)の注目選手対決としても注目を集めましたね。
この年は大会序盤からホームランが乱れ飛び、二桁得点を記録したチームがなんと14試合もあり、とにかく打高投低の大会でした。
まとめ
低反発バットの導入は、近年の打球速度の上昇でピッチャーライナーや野手への危険性を危惧したもので安全面を考えれば当然かもしれません。
科学的なトレーニングやウェイトトレーニング、食事トレーニングなど一昔前に比べて選手たちのレベルも確実に上がってきていますからね。
低反発バットへの対応を乗り越えることで、また一段日本の高校野球のレベルが上がると確信しています。
2024年の7本から来年以降どう数字が変化していくのか楽しみにしておきましょう。
以下の記事では高校野球ピッチャーの平均球速についてまとめました。ぜひ併せて読んでみてください。
【高校野球】ピッチャーの平均球速はどれくらい?球速アップする練習
今回は以上です。
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