ドラフト下位指名から球界を代表するスターになった選手はどれくらいいるの?
プロで活躍している選手は、ドラフト1位2位の選手ばかりではありませんよね。
毎年ドラフトでは6人〜8人が指名されてプロ野球選手になります。
この記事では、ドラフト下位指名となる4位以下から球界を代表するスーパースターにのし上がった選手を紹介します。
✔️この記事でわかること
ドラフト4位以下の下位指名からスーパースターになった10選手
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【プロ野球】ドラフト4位以下からスーパースターになったドラフトキング10選
ドラフト4位以下の下位指名からスーパースターになった10選手
福本豊 ドラフト7位 1968年
(引用元:ベースボールONLINE)
プロフィール
名前 | 福本豊(ふくもとゆたか) |
経歴 | 大鉄高校ー松下電器ー阪急ブレーブス |
主な成績・タイトル | 盗塁王13回 最多安打4回 |
最高年俸 | 6,300万円(1986年) |
プロ在籍年数 | 20年 |
現役時代は阪急ブレーブス一筋20年で、通算1065盗塁は1993年にMLBでプレーしていたリッキー・ヘンダーソンに記録更新されるまで世界記録でした。
このことから「世界の福本」 「世界の盗塁王」の異名を持っています(2023年シーズン終了時点でもNPB記録・世界2位)。
シーズン106盗塁は現在も破られずNPB歴代1位。
また、現役通算2543安打、通算208本塁打という確実性とパンチ力を兼ね備えた打撃も持っており、最強のトップバッターとして長年NPBで活躍しました。
NPB最多記録となる盗塁王を13回獲得、NPB最多記録となるダイヤモンドグラブ賞(現在のゴールデングラブ賞)を12回受賞、14年連続シーズン50盗塁の金字塔も打ち立てています。
工藤公康 ドラフト6位 1981年
(引用元:西スポWEB OTTO!)
プロフィール
名前 | 工藤公康(くどうきみやす) |
経歴 | 名古屋電気高校ー西武ライオンズ |
主な成績・タイトル | 最優秀防御率4回 最多奪三振2回 最高勝率4回 |
最高年俸 | 3億円(2001年) |
プロ在籍年数 | 29年 |
選手時代は14度のリーグ優勝、11度の日本一を経験しており、西武ライオンズ・福岡ダイエーホークス・読売ジャイアンツの3球団で日本シリーズを制覇し、優勝請負人と呼ばれました。
日本シリーズ通算最多奪三振(102奪三振)記録を保持し、最高勝率もNPB最多タイ記録となる4回獲得しています。
また、引退後も監督としての手腕を発揮し、福岡ソフトバンクホークスでの7年で5度日本一に輝いています。
工藤公康氏は選手としても監督としても超一流でした。
新庄剛志 ドラフト5位 1989年
(引用元:デイリースポーツ)
プロフィール
名前 | 新庄剛志(しんじょうつよし) |
経歴 | 西日本短期大学附属高校ー阪神タイガース |
主な成績・タイトル | ゴールデングラブ賞10回 ベストナイン3回 |
最高年俸 | 3億円(2006年) |
プロ在籍年数 | 17年 |
プロ野球選手としてNPBで14年間プレーしたほか、MLBでも3年間プレーした元メジャーリーガーでもある新庄氏。
現役時代は意外性あふれる打撃と強肩を生かした守備で、人気球団の阪神タイガースにおいて規格外の人気を獲得し、ゴールデングラブ賞を計10回獲得しています。
2022年シーズンより北海道日本ハムファイターズの監督に就任し、同シーズンのみ登録名を「BIGBOSS」として活動するなど、常に話題に事欠かないスター選手へ上り詰めました。
イチロー ドラフト4位 1991年
(引用元:ベースボールONLINE)
プロフィール
名前 | 鈴木一朗(すずきいちろう) |
経歴 | 愛知工業大学名電高校ーオリックス・ブルーウェーブ |
主な成績・タイトル | 首位打者9回(NPB7回・MLB2回)打点王1回 盗塁王2回(NPBMLB各1回)最多安打5回 最高出塁率5回 |
最高年俸 | 約20億円(2011年) |
プロ在籍年数 | 28年 |
NPBとMLBで通算28シーズンをプレーし、MLBシーズン最多安打記録保持者(262安打)、NPBにおける通算安打世界記録保持者※一軍出場試合のみの記録(NPB / MLB通算4367安打)でギネス世界記録に認定されています。
また最多試合出場世界記録保持者(NPB / MLB通算3604試合出場)でもあります。
MLBでは史上唯一の10年連続で200安打以上を達成。
MLB1年目の2001年シーズンは、MVP、新人王、首位打者、盗塁王、シルバースラッガー賞、ゴールドグラブ賞のタイトルを同時に獲得しており、このシーズンの242安打はMLB新人最多安打記録、打率.350もアメリカンリーグの新人最高打率記録として今も破られていません。
さらに、アジア人史上唯一の首位打者と盗塁王のタイトルを獲得。
さらにさらに、アジア人史上初のシーズンMVP(アジア人のシーズンMVP受賞は2001年のイチローと2021年・2023年の大谷翔平のみ)やシルバースラッガー賞、ゴールドグラブ賞(10年連続)も受賞しています。
金本知憲 ドラフト4位 1991年
(引用元:Yahoo!ニュース)
プロフィール
名前 | 金本知憲(かねもとともあき) |
経歴 | 広陵高校ー東北福祉大学ー広島東洋カープ |
主な成績・タイトル | 打点王1回 ベストナイン7回 |
最高年俸 | 5.5億円(2007年) |
プロ在籍年数 | 21年 |
阪神タイガースの監督まで務めたスーパースターもドラフト時は4位指名という衝撃です。
鉄人と呼ばれ、どんな状況でも休むことなく試合に出続け、1999年から2010年にかけて達成した1492連続試合フルイニング出場と13686連続イニング出場は世界記録であり現在も破られていません。
新井貴浩 ドラフト6位 1998年
(引用元:日刊スポーツ)
プロフィール
名前 | 新井貴浩(あらいたかひろ) |
経歴 | 広島工業高校ー駒澤大学ー広島東洋カープ |
主な成績・タイトル | 本塁打王1回 打点王1回 |
最高年俸 | 2.5億円(2012年) |
プロ在籍年数 | 20年 |
現在広島カープの監督を務める新井氏はなんと、ドラフト6位でのプロ入りだというのが驚きです。
現役時代は広島、阪神で4番打者として活躍し、2006年の第一回WBC日本代表や2008年の北京オリンピック日本代表にも選出され、球界を代表するプレーヤーへと成長しています。
青木宣親 ドラフト4位 2003年
(引用元:BASEBALL KING)
プロフィール
名前 | 青木宣親(あおきのりちか) |
経歴 | 宮崎県立日向高校ー早稲田大学ーヤクルトーMLB |
主な成績・タイトル | 首位打者3回 盗塁王1回 最高出塁率2回 最多安打2回 |
最高年俸 | 5.5億円(2016年) |
プロ在籍年数 | 21年 |
NPB史上唯一の2度のシーズン200安打達成者(2005年、2010年)であり、NPB歴代4位のシーズン安打記録(209安打)を保持するスーパースターです。
また国際大会、日本代表にも数多く選出されており、WBCには第1回〜第3回まで、2008年の北京オリンピックと常に日本球界を引っ張る存在として活躍しました。
メジャーにも挑戦し、6年間アメリカの厳しい環境で結果を出し続けてきました。
2024年に21年の現役生活に終止符を打ち、引退を宣言しました。
千賀滉大 育成ドラフト4位 2010年
(引用元:Full-Count)
プロフィール
名前 | 千賀滉大(せんがこうだい) |
経歴 | 愛知県立蒲郡高校ー福岡ソフトバンクーMLB |
主な成績・タイトル | 最多勝利1回 最多奪三振2回 最優秀防御率1回 最高勝率1回 |
最高年俸 | 約20億円(2023年) |
プロ在籍年数 | 12年ー |
千賀投手は、育成出身者としてNPBの歴史を変えたと言っても過言ではありません。
育成制度出身選手として多数の記録を保持しており、同初のノーヒットノーランの達成、最優秀防御率、最多奪三振、最多勝、最高勝率タイトルを獲得しています。
また、2020年の投手三冠王の達成(ノーヒットノーランと投手三冠は令和初)、投手としてのベストナイン、ゴールデングラブ賞を受賞。
日本シリーズの開幕投手、育成出身選手最多の通算勝利数・奪三振数記録、甲斐拓也と共に育成出身選手史上初のオリンピック代表選手かつ同大会の金メダリストになるなど、とにかく初初初という育成選手にとってこれほど希望になった選手は他にいないでしょう。
現在アメリカで活躍を続けており、育成出身選手史上初のメジャーリーガーとしても記録されています。
近藤健介 ドラフト4位 2011年
(引用元:Full-Count)
プロフィール
名前 | 近藤健介(こんどうけんすけ) |
経歴 | 横浜高校ー日本ハムファイターズ |
主な成績・タイトル | 本塁打王1回 打点王1回 最高出塁率3回 |
最高年俸 | 5.5億万円(2024年) |
プロ在籍年数 | 12年ー |
高校野球の名門である横浜高校から高卒4位でプロ入りした近藤選手。
元々は捕手としてプロ入りしましたが、3年目を皮切りに徐々に内野や外野を守るようになり、それに伴い打撃成績が向上し、球界での存在感を増していきました。
2020年東京オリンピックや2023年のWBCの優勝メンバーでもあり、今や球界を代表するスター選手へと駆け上がりました。
山本由伸 ドラフト4位 2016年
(引用元:Yahoo!ニュース)
プロフィール
名前 | 山本由伸(やまもとよしのぶ) |
経歴 | 都城高校ーオリックス・バファローズーMLB |
主な成績・タイトル | 最多勝利3回 最優秀防御率4回 最多奪三振4回 最高勝率3回 |
最高年俸 | 7.5億円(2024年) |
プロ在籍年数 | 8年ー |
2021年にNPB史上8人目かつ令和では初の投手四冠を達成、翌2022年にはNPB史上初となる2年連続の投手四冠を達成した誰もが認めるNPB最強投手。
2021年から2023年にかけてNPB史上初となる3年連続の投手四冠を達成、歴代最長タイとなる3年連続で沢村栄治賞・MVPを受賞するなど、山本投手がいれば負けないチームとなりオリックスの3連覇に大きく大きく貢献しました。
2024年からはメジャーリーグに挑戦し、ロサンゼルスドジャースからのオファーを受け、大谷翔平選手とチームメイトになりました。
12年総額3億2500万ドル(約465億円)の契約を結び、これはゲリット・コールがヤンキースと結んだ9年総額3億2400万ドルを抜き、MLBの投手では史上最高額となりました。
まとめ
福本豊 | ドラフト7位 |
工藤公康 | ドラフト6位 |
新庄剛志 | ドラフト5位 |
イチロー | ドラフト4位 |
金本知憲 | ドラフト4位 |
新井貴浩 | ドラフト6位 |
青木宣親 | ドラフト4位 |
千賀滉大 | 育成ドラフト4位 |
近藤健介 | ドラフト4位 |
山本由伸 | ドラフト4位 |
ここに並んだ選手だけを見ると、プロ野球の世界はドラフト順位って関係ないんじゃないかと思わせてくれますね。
ドラフト下位指名からでも、実績・人気共に球界を代表する選手になれるという証明になっています。
逆にこの選手たちを指名したスカウトマンの凄さこそ、真のプロフェッショナルなのかもしれませんね。
僕が大好きな漫画で、ぜひオススメしたいドラフトキングです。プロのスカウトマンが主役の漫画でめっちゃ面白いです。読んでみてください(^^)