
海外の高校野球って何イニングでやってるの?9回って日本だけ?
日本では「高校野球=9イニング」が当たり前ですが、海外に目を向けると、必ずしも9回制が主流ではありません。
実は国や年代によって、
- 7イニング制
- 5〜6イニング制
- 投球数制限が中心
など、考え方やルールは国によってかなり異なります。
そこでこの記事では、
- 海外の野球は何イニング制なのか
- なぜその制度が採用されているのか
- 日本の7イニング制議論と何が違うのか
国別に分かりやすく解説します。
✅この記事を書いてる人

ニックネーム:けんにぃ
野球歴30年の野球特化ブロガー
【高校野球】海外では何イニング制?国別に違う「イニング数」と考え方を解説
海外は「年代別に柔軟」が当たり前

まず結論から言うと、海外では「成長段階に合わせてイニング数を変える」という考え方が一般的です。
日本のように「高校生でも全国大会は一律9イニング」という国は、実は少数派だったりします。
アメリカ|高校野球は7イニング制が主流

アメリカの高校野球では、7イニング制が標準です。
- 州大会・公式戦:7イニング
- 全国大会という概念はほぼない
- 勝敗より育成重視
これは昔からの文化で、近年の特別な改革ではありません。

なぜアメリカは7イニングなの?
理由は非常にシンプルです。
- 学業との両立
- 選手層が厚く、連戦が多い
- 投手の将来を最優先
アメリカでは、「高校野球はプロの準備段階」という位置づけです。
そのため、
- 無理に完投させない
- 球数管理を徹底
- 勝つために壊すのはNG
という価値観が根付いています。
アメリカ|大学野球は9イニング制
補足として、大学野球以上は9イニング制です。
- 高校:7イニング
- 大学・プロ:9イニング
と、年代で明確に区別されています。

「成長したら9回を戦う」
このステップ構造が、日本との大きな違いです。
韓国|アマチュアは柔軟なイニング制

韓国の高校野球では、日本と似ていますが、柔軟な対応が見受けられます。
- 9イニング制が基本
- ただし大会・状況により短縮あり
という運用がされています。
特に、
- コールドゲーム
- 投球数制限
- ダブルヘッダー時の短縮
など、選手保護を優先するルールが日本より柔軟です。
台湾|育成年代は7イニング以下も一般的

台湾では、アメリカに近いルールで行われています。
- 育成年代(高校以下)は7イニング制
- もしくは投球数制限が中心
というケースが多く見られます。
台湾は国を挙げて野球強化を行っていますが、「壊して強くする」考え方はほぼありません。
- 将来の代表選手育成
- 国際大会を見据えた管理
この視点が強いのが特徴です。
ヨーロッパ諸国|5〜7イニング制が主流

野球後進国が多いヨーロッパでは、
- 5〜7イニング制
- 試合時間短縮
- 参加のしやすさ重視
というルールが一般的です。
理由はシンプルで、
- 選手層が薄い
- 指導者・審判が限られる
- 長時間試合が難しい
「まず野球を楽しむ」ことが最優先されます。
海外共通の考え方|「投球数管理」が最重要

海外で特に重視されているのが、イニング数よりも投球数制限です。
例)
- 1試合:○球まで
- 週・大会合計:○球まで
- 登板間隔を必ず空ける
つまり、9回でもOK、7回でもOK、でも球数オーバーは絶対NGという発想です。
これらを見ていると、日本の高校野球でのエースの力投は、世界から見ると異常ととらえられるかも知れませんね。

甲子園での球数制限もここ数年でできたばかりのルールですから。
日本の7イニング制議論との違い

日本では、
- 伝統(9イニング)
- 甲子園という特別な舞台
- 精神論・根性論
が議論をより難しくしています。
一方、海外では、
- 選手の将来
- 科学的根拠
- 育成効率
が最優先です。
特に精神論や根性論は、一切加味されない感覚があります。
これも文化の違いでしょうか。
この「前提の違い」が、議論が噛み合わない理由とも言えます。
感覚的には、日本とそれ以外(世界)というレベルで、イニングや球数に関しての感覚が違うように思います。
まとめ|海外では「7イニングは特別じゃない」

海外の野球をまとめると、
- 高校7イニング制は珍しくない
- 年代別でルールを変えるのが普通
- 投球数管理が最重要
ということが分かります。
つまり、7イニング制=野球の質が落ちるという考えは、世界では少数派なのかもしれません。
とは言え、高校野球から9イニングという伝統があったからこそ、日本は野球の世界ランキングで常にトップに立つ世界最強の国になっているのかもしれませんね。
しかしながら、時代の流れと共に日本の高校野球も、伝統を守りながら「選手を守る形」に少しずつ進化していくのかもしれません。
今回は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました!

