巨人だけの独自ルールがあるって本当?
しかも12球団唯一のルールってなに?
読売巨人軍には「巨人ルール」と呼ばれる独自のルールがあります。
長いプロ野球の歴史は、読売巨人軍無しには語れません。
しかしながら同じプロ野球の球団でありながら、なぜ巨人にだけ特別なルールがあるのでしょうか?
深掘りしていきます。
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ニックネーム:けんにぃ
野球歴30年の野球特化ブロガー
【プロ野球】12球団で巨人だけ?ジャイアンツだけの独自ルール6選
ルール①監督はとにかく生え抜きにこだわる
12球団で唯一、歴代監督が全て球団OBになっており、他球団出身のOBが監督になっていない球団です。
なっていないというか「なれない」というのが正しいでしょう。
また、監督だけでなくコーチや首脳陣も巨人一筋のOBがほとんどを占めています。
これだけこだわるのも「伝統」ということなのでしょうか。
歴代監督一覧
代 | 氏名 | 就任 | 退任 | |
---|---|---|---|---|
東京巨人軍 | 三宅大輔 | 1934年 | 1935年 | |
浅沼誉夫 | 1936年 | 1936年 | ||
1 | 藤本定義 | 1936年 | 1942年 | |
2 | 中島治康 | 1943年 | 1943年 | |
3 | 藤本英雄 | 1944年 | 1946年 | |
読売ジャイアンツ | 4 | 中島治康(第2次) | 1946年 | 1947年 |
5 | 三原修 | 1947年 | 1949年 | |
6 | 水原茂 | 1950年 | 1960年 | |
7 | 川上哲治 | 1961年 | 1974年 | |
8 | 長嶋茂雄 | 1975年 | 1980年 | |
9 | 藤田元司 | 1981年 | 1983年 | |
10 | 王貞治 | 1984年 | 1988年 | |
11 | 藤田元司(第2次) | 1989年 | 1992年 | |
12 | 長嶋茂雄(第2次) | 1993年 | 2001年 | |
13 | 原辰徳 | 2002年 | 2003年 | |
14 | 堀内恒夫 | 2004年 | 2005年 | |
15 | 原辰徳(第2次) | 2006年 | 2015年 | |
16 | 高橋由伸 | 2016年 | 2018年 | |
17 | 原辰徳(第3次) | 2019年 |
ルール②茶髪・ひげ・刺青の禁止
創設者の正力松太郎氏が『巨人軍は常に紳士たれ』という言葉を残しており、ジャイアンツの選手である前に社会人として、また人間として模範になるよう求められています。
一説によるとカバンの持ち方も決まっているとか、いないとか。。
近年ひげに関しては少し許容されてきていますが、茶髪は禁止、刺青ももちろん禁止です。
ですが、外国人選手の刺青に関しては文化の違いも考慮し、長袖アンダーシャツを着るよう指示しており、見えないよう配慮しています。
ルール③移動の際のスーツ・ネクタイを義務付け
「常に紳士たれ」ということで移動の際は、必ずスーツ・ネクタイの着用を義務付けています。
テレビ出演の際もユニフォームでの出演以外はこのルールが適用されます。
親会社がマスコミである以上、メディアへの露出の多さは他球団の比ではありません。
ジャイアンツの選手達はこれらを自覚し、常に紳士たる立ち居振る舞いが求められています。
確かにジャイアンツの選手がラフな格好で、メディアなどに出演しているのを見たことありませんね。
登録名は本名のみ
ジャイアンツでは『イチロー』のような愛称での登録名が禁止されています。
外国人選手以外は、全て苗字での選手名登録になっているのに気づいているでしょうか。
かつて、カツノリ(野村克也元監督の息子)やサブロー(元ロッテ4番)が巨人に移籍した際も、本名に登録名を変更しています。
これも紳士たれということでしょうか。
しかし最新ではジャイアンツのクローザーである「大勢」投手のみ例外的に認められていますね。
ジャイアンツタイム
定刻の30分前集合という暗黙のルールが存在しています。
時間に厳しいのは当然ですが、30分前というのは巨人のみの珍しいルールではないでしょうか。
一説によると、ゴジラの愛称でファンに愛され大活躍した松井秀喜選手は、ジャイアンツタイムを無視して、いつもギリギリで集合場所に来ていたそうです。
遅刻ではないので罰則もなければ、文句を言われることもないようですが、暗黙のルールを無視して巨人史上歴史に残る活躍をした松井秀喜選手はやはりスーパースターと言えるでしょうね。
現役選手では、沖縄出身の大城捕手が時間にゆったりしていることで、よく時間ギリギリに登場するシーンをメディアで見かけます。
ジャイアンツタイムVS沖縄タイムで野球ファンとしては見ていて面白いですからね(^^)
主催ゲームはナイター
かつての巨人は、主催ゲームのほぼ全てがナイターで開催されていました。
これはテレビ放映料の影響だと言われています。
巨人戦は特に人気が高く、ナイターの方が視聴率が取れ放映料に反映するからです。
視聴率が確実に取れる巨人だからできることですね。
しかし近年では地上波でも視聴率が低迷しており、主催試合をデーゲームにして家族連れの客層を伸ばそうという方向転換をしています。
まとめ
長らく巨人軍は勝つことが宿命づけられた球団になっており、断トツの優勝回数もさることながら国民的スター選手を輩出しつづけてきました。
プロ野球界への功績が最も大きく、他に変わりのきかない球団であることは間違いありません。
歴代のOB達が築き上げた功績を伝統と呼び、強い巨人軍であり続ける挑戦をこれからも続けていくことでしょう。
また以下の記事ではジャイアンツのライバルと称されプロ野球界を盛り上げてきたタイガーズについてまとめました。
ぜひ併せて読んでみてください。
》【プロ野球】阪神タイガースは勝てないのになぜ球界一の人気球団なのか?
今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました!