プロ野球で輝いたスター選手が引退後に転落した事例が知りたい
億超えの年俸をもらっていて引退後に大失敗した選手は?
このような疑問にお答えします。
プロ野球選手になれば、契約金と年俸で1億円を超える事は珍しいことではありません。
これまで、落合博満氏が日本人で初めて1億円プレーヤーになってから何人もの選手が億を超える年俸を手にしてきました。
しかしこれだけの報酬を手にしていても、引退後に貧乏になり苦労している選手も少なからず存在しています。
なぜ彼らは一生を過ごせるお金を手にしながら転落・失敗してしまったのでしょうか。
✅この記事を書いてる人
ニックネーム:けんにぃ
野球歴30年の野球特化ブロガー
【プロ野球】億超え年俸でも引退後に転落・失敗してしまった理由3選
億超えの年俸から転落・失敗に成り下がる行動3選
物欲の亡者となり散財
プロ野球選手は大金を稼ぐ一方で、とても不安定な職業になります。
活躍して年俸が上がって、これまで欲しかった物が何でも買える状況になったらあなたならどうでしょうか?
多いのがスーパーカーや豪邸、ブランドの時計などでしょうか。
何十億も稼いで十分な蓄えがある中での散財なら全く問題ありませんが、年俸と同じ額のスーパーカーを買ってしまうような使い方は非常に危険ですよね。
しかし20歳そこそこの若者がしっかり自分を保ち、冷静に本当に必要な物かどうか考えられるでしょうか?
プロ野球選手は個人事業主という位置づけになるので、高級車は経費として認められているので節税対策の側面もありますが、それ以外に関してはほとんどが散財でしょう。
若くして活躍した選手は高卒の20歳前後で契約金などを含め億を超えるお金を手にします。
散財しても来年また野球で活躍すればいいやでガンガン使って、その後のシーズンで全く活躍出来ずに、年俸は下がり苦しむ事はよくあります。
人間1度でも、生活レベルが上がってしまうとなかなか元に戻すことが出来ないものです。
「ピークにお金がある状況を脳が記憶してしまってお金が無いのに同じ感覚で使ってしまう」なんて事はプロ野球選手じゃなくてもよくある話ですね。
契約金は退職金と言われるほど不安定な職業という事を踏まえて、お金の管理には気をつけなければいけないということでしょう。
社会的制裁を受ける事件
小川博 強盗殺人事件(2004年)
元ロッテオリオンズの投手でシーズン10勝やオールスター戦にも出場したこともある選手が、引退後に強盗殺人事件を起こし、無期懲役刑という出来事が球界に衝撃を与えた事例です。
小川氏はとにかく金遣いが荒く、現役時代最高年俸は2200万円(1988年)でその頃の金銭感覚が忘れられずに、散財を繰り返し多額の借金を重ね、さらに離婚の慰謝料も追い討ちをかけ追い詰められての事件になっています。
当時の元チームメートや首脳陣も、まさかあの選手がこのような大きな事件を起こすとは思いもしなかった、そんなタイプではなかったと話していることからも、まさかの事件だったようです。
お金は人を狂わせてしまうという典型例です。
清原和博 覚醒剤取締法違反(2016年)
NPB歴代5位の525本塁打記録を持つ、球界のスーパースターだった選手の違法薬物事件。
これには本当に驚きました。
現役時代に華々しい活躍をすればするほど、お金や人が寄ってきて自分を見失ってしまう事例ではないでしょうか。
本人は現役引退後に違法薬物を使い出したと語っており「引退した途端に周りから人がいなくなる、離れてしまう、その寂しさや空虚感を埋めるため」に使用してしまったようです。
1度人生で大きなスポットライトを浴びた選手は、その栄光や名声が忘れられず現実を理想のギャップに苦しみ、間違った方向へ行ってしまうこともあります。
現在は更生に向けて日々努力されているようで、応援したいと思います!
難しいかもしれませんが、清原氏が野球界へ残した功績を考えるとどこかで野球界に恩返しが出来る舞台があればいいなと思いますね。
事業の失敗
江川卓 50億の借金
現役引退後に始めた、ある知り合いの社長が経営する不動産企業の社外役員就任時に事件は起こりました。
タイミング的にちょうどバブルが弾けた時でその企業も多額の負債を抱えて倒産、江川氏にも50億円もの借金を背負ってしまうことになります。
引退後は、プロ野球解説やスポーツキャスターとして人気を博し、そちらでも稼いでいたので50億の借金は自分で返済する道を選んでいます。
現在は完済しているという噂ですが、現在もテレビで解説やキャスターの仕事を精力的にこなしており、いつか野球界でユニフォーム姿が見られると野球ファンも盛り上がると思います。
元木大介 ラーメン屋
2010年にラーメン屋をオープンし2014年に何度か移転しながらも全ての店舗を廃業しています。
理由はやはり無計画すぎたところでしょうか。
店を出す立地条件から、人の流れなど計画をしっかり立てずに勢いだけで店を出しことごとく失敗しています。
またスタッフへの教育が行き届かなくなり、ラーメンのスープの味を任せていた店長が勝手に変えてしまうなど、問題が山積みのまま廃業へと追い込まれました。
何事も準備の重要性を改めて考えさせられる事例ですね。
その後は、ジャイアンツのヘッドコーチに就任し、見事野球界へ復帰しその手腕を発揮して活躍していました。
まとめ
華やかなプロ野球の世界で活躍しても、その後転落人生になってしまう人は必ず出てきます。
どんなスターでも野球ができなくなった後の人生の方が長いですからね。
お金や承認欲求の深みにハマらないよう教訓にしていきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました!