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    【世界のプロ野球】WBC出場国の国内リーグを調査!チーム数や年俸水準

    【プロ野球】
    悩んでる人
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    日本やアメリカ以外のプロリーグはどうなってるのかな?

    世界の野球環境が知りたい!

    このような疑問にお答えします。

    WBCなどの国際大会でよく国内リーグでの成績が出ていたりしますが、2023年WBC出場国を対象にそれぞれの国でどんなプロリーグが行われているのかを調査しました。

    ✔️この記事でわかること

    • 世界の国内野球リーグを調査
    • 野球世界ランキングTOP30

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    けんにぃ
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    ニックネーム:けんにぃ

    野球歴30年の野球特化ブロガー

    【世界のプロ野球】WBC出場国の国内リーグを調査!チーム数や年俸水準

    世界の国内野球リーグを調査

    アジア

    日本(プロ)

    名称 日本野球機構
    略称 NPB
    歴史 1936年〜
    リーグ数 2リーグ制
    チーム数 12チーム
    年間試合数 143試合
    平均年俸 約4,000万円

    世界から見てもトップクラスに位置する日本のプロ野球。

    WBCでも5大会中3大会で優勝するなど、時代が変わってもその強さを維持し続けています。

    野茂英雄氏やイチロー氏、大谷翔平選手など時代を代表するトッププレーヤーが現れ世界の野球をリードしていますね。

    韓国(プロ)

    名称 KBOリーグ
    略称 KBO
    歴史 1982年〜
    リーグ数 1リーグ制
    チーム数 10チーム
    年間試合数 144試合
    平均年俸 約1,500万円

    国際大会では日本のライバルとしていくつもの激闘を繰り広げてきた韓国。

    国内のプロリーグは日本より2チーム少ない10チームで構成され1リーグ制で行われています。

    年間試合数など日本のペナントレースにかなり似ているリーグになっています。

    歴史は日本よりかなり浅いですが、レベルは非常に高く多くのMLBやNPBプレーヤーを輩出しています。

    台湾(プロ)

    名称 中華職業棒球大聯盟
    略称 CPBL
    歴史 1990年〜
    リーグ数 1リーグ制
    チーム数 6チーム
    年間試合数 120試合
    平均年俸 約660万円

    台湾野球は人気・実力共に世界の主要トップリーグに認定されており、MLB、NPB、KBOに次ぐリーグという位置づけになっています。

    日本でも過去に日本ハムから巨人で活躍した陽岱鋼(ヨウ・ダイカン)や現在日本ハムで活躍している王柏融(ワン・ボーロン)などNPBでも活躍できる選手が数多くいます。

    台湾プロ野球ではかわいいチアガールも有名で、応援時のチアガールは国を超えてファンが急増していますね。

    中国(プロ)

    名称 中国プロ野球連盟
    略称 CNBL
    歴史 2019年〜
    リーグ数 1リーグ制
    チーム数 4チーム
    年間試合数 30試合
    平均年俸 約30〜40万円

    中国のプロ野球は日本や韓国と比べると規模はかなり小さくなっています。

    10億人を超える人口を持つ中国ですが、プロ野球チームはわずか4チームしかなく、年間の試合も30試合しかありません。

    やはり中国は卓球やバドミントン、中国武術が人気なこともあり野球への熱量はかなり低いようですね。

    オセアニア

    オーストラリア(プロ)

    名称 オーストラリアン・ベースボールリーグ
    略称 ABL
    歴史 2010年〜
    リーグ数 1リーグ2地区制
    チーム数 8チーム
    年間試合数 40試合
    平均年俸 約20〜30万円

    オーストラリアンベースボールリーグは隣国であるニュージーランドとの共同リーグになっています。

    オーストラリアでの夏場である11月〜1月にかけてシーズンが行われるので、日本人もウインターリーグとして参加する場合もあります。

    2010年に本格的にプロリーグとして活動し始めてから確実にレベルアップしてきており、日本との対戦でも毎回苦戦を強いられる程の強敵になっていますね。

    北米

    アメリカ(プロ)

    名称 メジャーリーグベースボール
    略称 MLB
    歴史 1876年〜
    リーグ数 2リーグ6地区制
    チーム数 30チーム
    年間試合数 162試合
    平均年俸 約4億円

    世界トップリーグと言われるメジャーリーグ。

    世界中からレベルの高い選手が集まり、ワールドチャンピオンを目指して毎年熱戦が繰り広げられています。

    試合数や平均年俸など世界トップの水準であり、全ての野球人が目指す場所と言っても過言ではありません。

    メキシコ(プロ)

    名称 メキシカンリーグ
    略称 LMB
    歴史 1925年〜
    リーグ数 1リーグ制
    チーム数 18チーム
    年間試合数 110試合
    平均年俸 約400万円

    世界4大リーグ(MLBアメリカ、NPB日本、KBO韓国)のひとつとされるメキシカンリーグです。

    国としても野球が盛んで、多くのメジャーリーガーが誕生しています。

    2023年のWBCでは準決勝で日本が追い詰められるほどの強敵で、野球のレベルは非常に高いことで有名です。

    カナダ(アマチュア)

    2003年にメジャーリーグとは独立したカナディアンベースボールリーグが発足されました。

    しかし観客動員数や都市部での球場が確保できず、わずか2ヶ月足らずで解散しています。

    よってカナダに国内野球リーグはありません。

    中南米

    キューバ(アマチュア)

    なので、キューバ人は高いレベルを求めてMLBやNPBに渡りプロ野球選手としてプロ契約を目指す選手が数多くいるんですね。

    ベネズエラ(プロ)

    名称 ベネズエラニアン・プロフェッショナルベースボールリーグ
    略称 LVBP
    歴史 1945年〜
    リーグ数 1リーグ制
    チーム数 8チーム
    年間試合数 56試合
    平均年俸 約20万円

    ベネズエラの国内リーグは4大ウィンターリーグ(メキシコのLMP、プエルトリコのLBPRC、ドミニカのLIDOM)の1つに位置付けられています。

    10月下旬から12月末にかけて行われ、アジア地区のプレーヤーは自国のシーズン終了後にウインターリーグとして武者修行として参加するパターンが多いですね。

    プエルトリコ(プロ)

    名称 ロベルト・クレメンテ プロフェッショナルベースボールリーグ
    略称 LBPRC
    歴史 1938年〜
    リーグ数 1リーグ制
    チーム数 5チーム
    年間試合数 20試合
    平均年俸 約30万円

    プエルトリコの国内リーグもベネズエラ同様に4大ウィンターリーグ(メキシコのLMP、ベネズエラLVBP、ドミニカのLIDOM)の1つに位置付けられています。

    中南米の野球レベルは非常に高いので、メジャーリーグを目指す選手が数多く在籍し、リーグ自体のレベルの高さを押し上げていますね。

    ドミニカ共和国(プロ)

    名称 リーガ・デ・ベイスボル・プロフェシオナル・デ・ラ・レプブリカ・ドミニカーナ
    略称 LIDOM
    歴史 1951年〜
    リーグ数 1リーグ制
    チーム数 6チーム
    年間試合数 50試合
    平均年俸 約60万円

    ドミニカ共和国の国内リーグも4大ウィンターリーグ(メキシコのLMP、ベネズエラLVBP、プエルトリコのLBPRC)の1つに位置付けられています。

    レギュラーシーズンは10月から12月にかけて約50試合行われ、上位4チームが翌年の1月に行われるプレーオフシリーズに駒を進め、リーグ優勝チームを決定します。

    ドミニカで野球は最大のスポーツであり、国民の最大の注目の的であるほど野球が国民にも浸透しています。

    ドミニカ出身のメジャーリーガーは非常に多く、数々のスター選手を輩出しています。

    》ドミニカ出身のメジャーリーガー一覧

    コロンビア(プロ)

    名称 リーガ・コロンビアーナ・デ・ベースボール・プロフェッショナル
    略称 LCBP
    歴史 1948年〜
    リーグ数 1リーグ制
    チーム数 4チーム
    年間試合数 12試合
    平均年俸 約60〜90万円

    コロンビアでの野球熱はサッカーにやや劣っているように見えます。

    国内には4チームしかなくシーズンも2ヶ月ほどの12試合しかありません。

    中南米では4大ウィンターリーグが突出した熱量で国内リーグを盛り上げているといった印象です。

    ニカラグア(プロ)

    名称 リーガ・デ・ベイスボル・プロフェシオナル・ナシオナル
    略称 LBPN
    歴史 1956年〜
    リーグ数 1リーグ制
    チーム数 5チーム
    年間試合数 試30合
    平均年俸 約60〜90万円

    ニカラグアでの野球の歴史は長く、1956年から始まっています。

    シーズンも10月から1月にかけて5チームが参加した30試合を行います。

    ポストシーズンもあり、野球に対する熱量を感じさせるプロリーグです。

    パナマ(アマチュア)

    名称 パナマニアン・プロフェッショナルベースボールリーグ
    略称 Probeis
    歴史 1944年〜
    リーグ数 1リーグ制
    チーム数 8チーム
    年間試合数 不明
    平均年俸

    パナマでの国内リーグはアマチュアという位置づけで運営されています。

    試合に出場すれば「出場料」という形で報酬はあるようですが、シーズンも2ヶ月程度と本業として野球一本での選択は難しいようです。

    しかしパナマでの野球熱は高く、結果としてアマチュア選手でありながら予選を勝ち上がりWBCに出場している訳ですから凄いですね。

    ヨーロッパ

    イタリア(プロ)

    名称 セリアA
    略称
    歴史 1948年〜
    リーグ数 4グループ制
    チーム数 30チーム
    年間試合数 36試合
    平均年俸 約40万〜50万円

    ヨーロッパ最大のプロ野球リーグであり、最もレベルが高いと言われています。

    参加チームも30とメジャーリーグ規模ですね。

    試合はグループに分かれて対戦し、一次フェーズ、二次フェーズ、プレイアウト(降格チーム決定戦)、準決勝、決勝とトーナメント方式に近いルールになっているため、試合数は少なくなっています。

    イタリアと言えばサッカーが有名ですが、近年は野球熱が加速しています。

    WBCでもベスト8に進出し日本と熱戦を繰り広げましたね。

    オランダ(アマチュア)

    名称 フーフトクラッセ
    略称
    歴史 1922年〜
    リーグ数 1リーグ制
    チーム数 9チーム
    年間試合数 24試合
    平均年俸 約30〜40万円

    オランダの国内リーグはなんとアマチュアです。

    NPBのシーズンホームラン記録を持つ元ヤクルトのバレンティン選手がオランダ人で有名ですよね。

    国内リーグにはアマチュアとプロ契約をした選手も一部混在した形で運営されています。

    イタリアに比べると規模はやや小さくなっています。

    イギリス(アマチュア)

    名称 ナショナルリーグ
    略称 NBL
    歴史 1890年〜
    リーグ数 1リーグ制
    チーム数 10チーム
    年間試合数 24試合
    平均年俸

    イギリスではプロ野球はなく、イングランドが起源とされるクリケットがプロ競技として有名です。

    なので、国内リーグはアマチュアとしての活動になっており、シーズンの試合もわずか24試合とかなり小規模で行われています。

    それでもWBCの舞台に出場してくるわけなので、ヨーロッパの野球レベルも確実に上がってきています。

    イスラエル(プロ)

    名称 イスラエル野球リーグ
    略称 IBL
    歴史 2007年〜
    リーグ数 1リーグ制(プレミア)
    チーム数 4チーム
    年間試合数 45試合
    平均年俸 不明

    イスラエルでの野球への情熱はヨーロッパの中でも一際高く、イスラエル国籍のメジャーリーガーや引退選手などがWBCへの参加を熱烈に支援するなど野球が盛んな国です。

    リーグ構成も5つに分かれており、

    • プレミアリーグ – 18歳以上の選手が出場する最上位リーグ
    • ジュニアリーグ – 15〜18歳の選手が出場する。
    • カデットリーグ – 12〜15歳の選手が出場する。
    • ジュベナイルリーグ – 9〜12歳の選手が出場する。
    • マイナーリーグ – 7〜10歳の選手が出場する。

    少年野球から年齢でリーグを分け、国をあげて野球のレベルアップに力を入れています。

    チェコ共和国(アマチュア)

    名称 チェコ・エクストラリガ
    略称
    歴史 1993年〜
    リーグ数 1リーグ制
    チーム数 8チーム
    年間試合数 36〜46試合
    平均年俸 約15〜25万円

    WBCで日本と対戦したチェコですが、国内リーグはあるもののプロ契約ではなく全てアマチュアの選手という位置づけになっています。

    本業の仕事をしながら副業として野球に取り組み、予選を勝ち抜きWBC本大会に出場してきました。

    日本とも予選ラウンドで激突し、とてもアマチュアとは思えないプレーを連発してチェコ野球の素晴らしさを世界に見せてくれましたね。

    野球世界ランキングTOP30

    WBSC世界ランキング(2023年3月28日更新)

    順位 チーム ポイント
    1 日本 5323
    2 アメリカ 4402
    3 メキシコ 4130
    4 チャイニーズ・タイペイ 4061
    5 韓国 4049
    6 ベネズエラ 3534
    7 キューバ 3151
    8 オランダ 3089
    9 オーストラリア 2600
    10 ドミニカ共和国 2415
    11 プエルトリコ 2230
    12 イタリア 2017
    13 カナダ 1970
    14 パナマ 1936
    15 コロンビア 1826
    16 チェコ共和国 1745
    17 ニカラグア 1334
    18 イスラエル 1134
    19 ドイツ 1075
    20 イギリス 882
    21 スペイン 806
    22 フランス 672
    23 中国 471
    24 ブラジル 413
    25 ベルギー 412
    26 南アフリカ 385
    27 オーストリア 305
    28 ロシア 266
    29 アルゼンチン 241
    30 クロアチア 227

    日本野球は世界のトップに君臨しています。

    そんな日本で野球をやっている選手は、世界のトップレベルだということを改めて誇りに感じますね。

    まとめ

    世界の国内リーグを知れば知るほど、世界中で野球を愛するプレーヤーがいます。

    WBCのような国際大会を目指し、世界最高峰のメジャーリーグでプレーすることを目指して日々取り組んでいることがよく分かりました。

    次回のWBCは2026年に開催されます。

    世界の野球を知って国際大会をより楽しんでみてください。

    また以下の記事では、国際大会で使用されるボールについてまとめました。ぜひ併せて読んでみてください。

    》【プロ野球】WBCの国際大会で使われるボールはどこのメーカー?

    今回は以上です。

    最後まで読んでいただきありがとうございました!

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