もっと高いレベルで野球がしたい!
西武ライオンズジュニアに入るにはどうすればいいの?
2005年からスタートしたNPBジュニアトーナメント。
これによりNPB12球団によるジュニアチームが結成されました。
この大会から実に70人以上もプロ野球選手が誕生し日本一レベルの高い少年野球チームと言われています。
いわばNPBジュニアトーナメントでプレーすることがプロ野球選手になるための登竜門的な位置づけになっていますね。
ここに入れれば今後の野球人生に大きなプラスになることは間違いありません。
この記事では、倍率の高い西武ライオンズジュニアへの入り方についてまとめました。
✔️この記事でわかること
- ライオンズジュニアってどんなチーム?
- セレクション内容と合格基準
- ライオンズジュニアへ入るための合格倍率と必要なスキル
- NPBジュニアチームで野球をするメリットとデメリット
✅この記事を書いてる人
ニックネーム:けんにぃ
野球歴30年の野球特化ブロガー
友人の子が2022NPBジュニアトーナメントに出場(応援済)
「本ページはプロモーションが含まれています」
プロへの登竜門!ハイレベルな西武ライオンズジュニアに入るには?
ライオンズジュニアってどんなチーム?
監督 | 星野智樹 |
コーチ | 鬼﨑 裕司、高橋 朋己 |
選考倍率 | およそ100人中3人が合格 |
優勝回数 | 0回 準優勝2回(2013年、2018年) |
輩出プロ野球選手 | なし |
過去のジュニアトーナメントでは2度の準優勝を誇る実績十分なライオンズジュニアです。
主に埼玉地区、東京や千葉、群馬や栃木など広い地区から選手が選考されており、野球の上手い選手が集まるチームだけにライオンズジュニアに選ばれるのは至難の業です。
逆にここで選ばれたら選手にとって大きな自信になるし、中学以降の進路にも好影響があることは間違いありません。
これだけでもジュニアトーナメントにチャレンジする価値は十分にあると言えますね!
では選考内容や合格基準はどうなっているのでしょうか?
セレクション内容
【最新】2023年版西武ライオンズジュニア公式HPより抜粋しております。
毎年セレクションは7月〜8月にかけて開催されます!
埼玉西武ライオンズジュニア チーム概要
ライオンズジュニアは、小学6年生16名で構成する少年軟式野球チームで、冬季に開催される「NPB12球団ジュニアトーナメント KONAMI CUP2023」での優勝を目指して活動します。
- チーム名
- 埼玉西武ライオンズジュニアチーム
- 選手
- 小学6年生の男女(居住地域は問いません)
- 活動予定
- 練習期間:8月下旬~12月土日を中心に埼玉県内を中心に活動予定
- ※9月〜10月中旬は毎週土or日に活動、10月中旬以降は毎週土日祝活動を予定
大会出場:12月26日(火)〜28日(木)
- ※予備日29日(金)
- 運営
- セレクション参加者の募集、テスト運営、チーム運営は株式会社西武ライオンズが行います。
- ※2023年の募集から、一部の選手についてはコーチの推薦によりセレクションの一部を免除する場合がございます。
埼玉西武ライオンズジュニア チームスタッフ
氏名 | シメイ | ジュニアチーム 監督・コーチ歴 |
||
---|---|---|---|---|
監 督 | アカデミーコーチ | 星野 智樹 | ホシノ トモキ | 6年連続6回目 |
投手コーチ | アカデミーコーチ | 高橋 朋己 | タカハシ トモミ | 2年連続2回目 |
野手コーチ | アカデミーコーチ | 戸川 大輔 | トガワ ダイスケ | 初 |
野手コーチ 兼マネージャー |
アカデミーコーチ | 綱島 龍生 | ツナシマ リュウセイ | 初 |
埼玉西武ライオンズジュニアチーム 星野智樹監督からコメント
今年は、高橋朋己コーチを投手コーチ、戸川大輔コーチと綱島龍生コーチを野手コーチとして迎え、新たな体制でチームを形成します。チームスローガンの「走魂」が象徴するように、選手たちがグラウンドで躍動し、ワクワクする野球を展開し、優勝を目指すチームを築いていきます。選手たちの成長をサポートし、チームとして日本一の栄冠を勝ち取るために、スタッフ一同が全力でサポートします。たくさんの選手がセレクションに参加してくれることを心待ちにしています。
セレクション情報
セレクション第1次選考会
- 内容
- 書類および動画審査
(申込み時に必要な動画については、応募ページ内の説明をご確認ください。)
- 申込受付
- 2023年6月13日(火)から7月7日(金)23:59まで
- ※お申込みはおひとりさま1回のみとなります。
- 参加対象
- 小学6年生の男女
- 参加資格
-
- 1.参加選手がチームに所属している場合、チーム代表者および監督の許可を得ていること。
- 2.運動制限を伴う故障がないこと
- 3.スポーツ保険等加入者
- ※2次選考会以降ケガなど際に応急措置はいたしますが、それ以上の責任を主催者は負いません。健康管理に十分留意してご参加ください。
- 4.チーム結成後、8月下旬以降開始予定の土日祝日の練習・練習試合に参加できる選手
- ※所属チームの重要な大会、体調不良や学校行事などはのぞきます。
- ※可能な範囲でライオンズジュニアの活動に優先してご参加いただきます。
- ※お住まいから無理なく活動に参加できること。(居住地の制限はありません。)
- 5.12月下旬に開催予定の本大会に参加できる選手
- 参加費
- 無料
- 合否通知
- 7月14日(金)20:00頃までにメールにてご案内予定
- 申込み方法
- 以下の応募ページからお申込みください。
- ※日本野球機構ウェブページ内の特設サイトへのリンクです。募集開始日まで詳細の閲覧はできません。
セレクション第2次選考会
- 日程
- 2023年7月22日(土):投手&捕手、23日(日):野手 各日7:30〜12:00(予定)
- 会場
- ベルーナドーム
- ※都合により会場および日時は変更となる可能性がございます。
- 参加対象
- 第1次選考会を通過した選手を対象に行います。詳細は選考通過者のみにお知らせします。
- 選考方法
-
- 1.走力
- 2.キャッチボール
- 3.バッティング
- 4.ピッチング、スローイング(投手・捕手のみ)
- 5.守備(内外野手のみ)
- 6.野球に取り組む姿勢(礼儀、挨拶、元気、協調性)
- ※対象人数により選考方法が変更になる場合がございます。
- 参加費
- 選手1名につき1,000円
- ※駐車場代別途
- 合否通知
- 当日会場にて発表
セレクション最終選考会
- 日程
- 2023年7月26日(水) 9:00~15:00(予定)
雨天中止の場合:8月1日(火)を予定
- 会場
- 飯能市民球場(予定)
雨天中止の場合:所沢航空公園野球場
- 参加対象
- 第2次選考会を通過した選手を対象に行います。詳細は選考通過者のみにお知らせします。
- 選考方法
-
- 1.紅白戦などの実践練習
- 2.野球に取り組む姿勢(礼儀、挨拶、元気、協調性)
- ※対象人数により選考方法が変更になる場合がございます。
- 参加費
- 無料
- ※駐車場代別途
- 合否通知
- 当日会場にて発表
お問合せ窓口
埼玉西武ライオンズインフォメーションセンター
TEL:0570-01-1950(平日10:00~18:00)
ライオンズジュニアへ入るための合格倍率と必要なスキル
合格倍率
応募者は毎年500人ほどになっており合格者の数は16人、合格する確率はわずかに3%程度です。
基準には野球のスキル+野球に取り組む姿勢も合格するための判断基準になっているようです。
どのチームにも共通していますが、ただ技術的に上手いだけでは合格しないみたいです!
必要なスキル
NPBジュニアチームに入るには以下の数字をどれか一つでもクリアする必要があります。
球速 | 100km以上 |
50m走 | 7.5秒以下 |
遠投 | 60m以上 |
特筆すべき能力 | 突出した飛距離やミート力、スピードボールなど |
どの能力も平均値を大きく上回る数字ですね。
ちなみに小学6年生の平均値は以下です。
球速 | 90km |
50m走 | 8.79秒 |
遠投 | 50m |
NPBジュニアチームは、1チーム16人という狭き門です。
NPBジュニアトーナメントでは、どのチームも勝つことを目的としており、アカデミーでの野球教室とは別物としての位置づけになっています。
プロ野球選手になる人を見ていると、一芸に長けている事が重要視されていますよね。
例えば、
- 圧倒的なスピードボール
- 圧倒的な飛距離(パワー)
- 圧倒的な守備力
- 圧倒的な走力
など全て70点の選手より、どれか1つでも120点を取れる選手がプロになっているのが分かると思います。
その120点の部分にファンは期待するし、球団は高額の年俸を支払うわけです。
自分の得意を分析して徹底的に武器を伸ばした選手だけが、プロ野球選手になれる世界なんですね。
まずは球速、スイングスピード、打球速度など強みを見つけて数値化し、小学生のトップクラスと比べて現在地を知るところからがスタートかなと思います。
NPBジュニアチームで野球をするメリットとデメリット
メリット
さらなるレベルアップに最高の環境
ジュニアメンバーに選ばれた時点で高いレベルにありますが、同じように高いレベルのチームメイトや相手チームと野球することで視野や世界が広がりさらなるレベルアップにつながります。
実質日本一レベルの高い少年野球という位置づけで、上を目指す選手として刺激を受けないはずがありません。
またジュニアトーナメントは神宮球場と横浜スタジアムで行われるため、小学生からプロ野球で使用する球場でプレーするという大きな経験を積むことができます。
元プロ野球選手から直接指導が受けられる
ライオンズジュニアの監督やコーチは全てが元西武ライオンズの選手です。
現役を引退してわずか数年の監督やコーチ陣に直接指導してもらえる経験なんてなかなかできる事ではありません。
しかも勝つ事を目的に集められたメンバーですので、技術的なことはもちろん戦略的な部分や意識的な部分まで細かい指導してもらえます。
プロ野球選手がどのように考えて野球をしているかを小学生で吸収できるのは普通に羨ましいですね!
今後の野球人生において有利になる
小学生からプロ球団に自分の存在を知ってもらえます。これってめちゃくちゃ大きなメリットです。
NPBジュニアトーナメントが無かった時代は、全国大会で活躍してもプロのスカウトの目に入ることなんてほぼありませんでしたから。
そう考えると、厳しい選考を突破できれば間違いなく球団のリストには載りますからね。
またNPBジュニアトーナメントはYouTubeだったりスカパーなどでも中継され、注目度は小学生の大会としては異例の待遇になっています。
倍率の高い選考を突破し、多くの経験を積んだ選手を欲しがる中学のチームはたくさんあります。
もちろん軟式を継続するのか、シニアなどの硬式に行くのかは本人の自由ですが、選択肢が増えることは間違いありません。
その先、高校野球で甲子園を目標にしている選手なら中学もレベルの高い強豪チームでプレーする可能性が格段に広がります。
デメリット
遠方からの参加だと送迎が大変
ライオンズジュニアの主な活動場所が埼玉近辺のため、遠方から選抜された選手は通うのがとても大変です。
週末だけとは言え、親御さんにかかる負担もかなり大きいと言えますね。
もちろん我が子の頑張る姿を見られるのは幸せなことですが、一方で体力勝負な側面もあります。
交通費や遠征費などのお金
週末の練習で発生する送迎の交通費は出ません。近場の人はいいですが、遠方から通う人だと交通費もあなどれませんよね。
また本番の大会が行われる神宮球場や横浜スタジアムへの遠征費は、選手は球団が負担してくれますが、応援で付き添いの家族に関しては全て自腹となっています。
関東圏の人は電車や車で行ける距離かもしれませんが、その他の地区から来られる人は、実質的な金銭面での負担増があるのは家庭によっては重荷に感じるかもしれません。
まとめ
NPBジュニアトーナメントが始まったことで、小学生達にひとつ大きな目標が出来た事は間違いありません。
高校生でいう甲子園のような位置づけですね。
高いレベルでプレーし、さらに上を目指して野球をやりたいなら西武ライオンズジュニアのセレクションにチャレンジしてみてください。
また以下の記事では、NPBジュニアトーナメントに出場している選手の身長を調査しました。NPBジュニアを目指すなら体づくりは必須項目です。
ぜひ併せて読んでみてください。
【少年野球】NPBジュニア選手の平均身長と体重ってどれくらい?
今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました!