
小学6年生は平均してどれくらいの球速で投げるの?
少年野球でピッチャーをやっていると、どうしても気になるのが球速ですよね。
しかも6年生にもなると、チームの中心選手として活躍する選手が増えてきて、チーム内でのエース争いもあるかと思います。
ピッチャーを務める選手にとって「球速」はひとつの分かりやすい目安になりますよね。
今回は「6年生の平均球速はどれくらい?」球速アップに必要な練習方法3選について深掘りしていきます。
✔️この記事でわかること
- 6年生の球速はどれくらい?
- 球速を上げるために必要な練習3選
- 球速より大事なこと(忘れないで)
✅この記事を書いてる人

ニックネーム:けんにぃ
野球歴30年の野球特化ブロガー
軟式社会人野球ではエースとして全国大会出場経験あり
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【少年野球】6年生の平均球速は?球速アップの練習方法3選
6年生の平均球速はどれくらい?
全国的なデータや僕が30年以上野球をやってきた実感として、小学6年生の球速の平均は90〜100km/hになります。
もちろん個人差はありますが、もう少し具体的には以下のようなイメージです。
大会レベル | 球速ゾーン | 評価値 |
市内大会レベル | 80km/h以下 | 伸び代しかない |
県大会レベル | 90km/h前後 | 平均的なボリュームゾーン |
全国レベル | 100km/h以上 | 速球派、ストレートだけで抑えられる |
全国トップクラス | 110km/h以上 | スカウトの目がギラギラ |
近年の小学生の成長は著しく、100km以上のボールを投げる投手もかなり多くなってきました。
これまでの小学生最速は130kmオーバーの怪物レベルの猛者もおり、日本の少年野球のレベルもどんどん上がってきていますね。
あくまで「球速=実力」ではありませんが、投手としての成長目安としてはかなり参考になると思います。
球速を上げるために必要な練習3選
重さ違いのボールで壁当て
メジャーリーガー大谷翔平選手も、アメリカに渡り実際に毎日やっているプライオボールという練習方法です。
重さの違うボールを投げることで、体にかかる負荷を変えながら肩関節の可動域を広げるようにストレッチ代わりにもなります。
また投げる動作の筋トレにもなるので、ダンベルを使った筋トレではなく、実際にボールを投げる筋肉を効率的に鍛える事が出来ます。
少し重いボールや大きいボールを投げたりした後に、いつも投げてるボールを投げると軽く感じて速いボールが投げられるような感覚になります。
これを正しく練習に取り入れるだけで、確実にスピードアップに繋がります。
(引用元:YouTube)
中距離ライナーキャッチボール(回転意識)
遠投ほど距離を離してしまうと、投球フォームではなく遠くに投げるフォームになってしまうので、個人的にはオススメしません。
塁間くらいの距離で、山なりのボールではなくライナーでの球筋を意識してキャッチボールしましょう。
最終的なイメージは糸を引くように相手のグラブに吸い込まれていくようなボールです。
コツはボールにパワーを100%伝えられるよう、投球フォームから体重移動を含めて最後のリリースの瞬間に全集中することです。

特にボールの回転を強く意識してみてください!
回転を強く意識していると、スピードと同時にキャッチャーミットに入るまでボールが落ちない伸びが生まれます。
球速の変化を記録していく

「なんとなく球速が上がった気がする!」
という感覚だけでは、球速アップを継続的に伸ばしていくのは難しいです。
大事なのは球速を計測して、記録として残していくことが球速アップに必要不可欠な作業になります。
記録して残しておくデータは、
- 計測した日時
- 身長と体重
- 球速(10球の平均とMAX値)
最低限、これだけの情報を記録しておくと、
- 体の成長に合わせて球速アップしていくのか
- 練習を積み重ねてのアップなのか
- どの練習に力を入れた後によるスピードアップなのか
など目にみえる形で成長曲線をコントロールできるようになります。
番外編:体づくりで球速アップ
ずばり、体格が大きい(体重が重い)→球速アップに繋がります。
車で例えると体重=エンジンです。
軽自動車は小さいエンジンなのでスピードはそこまで出ませんよね。逆にフェラーリなどのエンジンが大きい車ほどスピードが出るのと同じです。
速いボールを投げるには大きなエンジン(体格)があれば確実に有利になります。
参考に高校歴代スピードボールTOP3投手の高校時代の体格はこちら。
選手名 | 身長 | 体重 | 最速 |
寺原隼人 | 179cm | 80kg | 154km |
大谷翔平 | 190cm | 85kg | 160km |
佐々木朗希 | 190cm | 87kg | 163km |
どの投手もどっしりとした体格が、スピードボールに不可欠だとわかると思います。
メジャートップ選手となった現在の大谷選手は95kgまでアップし、完全試合を達成した佐々木朗希投手は現在92kgまで体重をアップさせています。
体重が増えることでさらにパワーが増し、両投手とも最速を165kmまで伸ばすことに成功していますね。
スピードボールを投げるために体づくりで大きくするのは超重要です。

じゃあ体づくりって具体的に何をすればいいの?

体づくりの最初の一歩はサプリメントから取り入れる事をおすすめします。
なぜならいきなり手の込んだ食事を続けようにも、親御さんが大変すぎてほぼ挫折してしまうから。
一度挫折してしまうとそのままやらなくなる可能性が高まってしまうので、最初は飲むだけでOKなサプリメントで、体が変わっていく実感(成功体験)を味わうことから始めてみてください。
以下の記事で子供向けの優秀なサプリメントをまとめています。
球速より大事なこと(忘れないで)
ピッチャーの命はあくまでコントロール
この記事を書く僕は、少年野球で2年生から中学、高校、社会人と約30年以上ピッチャーをやってきました。
この経験から確実に言えるのは、ピッチャーの最優先事項は「コントロール」です。
いくら球速が速くてもコントロールが定まらないと試合になりませんし、起用する監督からの信頼は得られません。

確かに球速は魅力ですが、それだけで勝てるほど野球は甘くありませんよね。
球速を追い求めつつ、コントロールを向上させる意識は絶対に忘れないで欲しいなと思います。
ケガしたら全てが水の泡
球速アップのためや、スキルアップのために過度な投げ込みで肩や肘を壊してしまう選手も後を断ちません。
どれだけ才能に恵まれても、ケガには誰にも勝てませんし、これまでの努力が全て水の泡になってしまいます。
球速が速くなる=身体への負担も大きくなることを知っておくだけでも意識は違います。
練習前のアップや練習後のクールダウンをしっかりと行い、過度な投げ込みはせず、身体を一番大事にしてあげてください。
まとめ
最高学年になれば、球速も100kmオーバーになってきて、もっと速いボールを投げたいと強く思うようになる年齢です。
もちろん、球速を追い求めて練習に取り組んで欲しいですし、もっともっといいピッチャーになって欲しいと応援しています。

しかし、コントロールとケガ、これだけは忘れずに日々努力して甲子園やプロ野球選手を目指して頑張ってくださいね。
以下の記事では、少年野球で禁止になった流れを受けて、それに対応したバットをまとめました。
今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました!