プロ野球でエラーの多いチームはどこ?
なんとなくあの球団じゃないのか…?
この記事ではプロ野球12球団のチームエラー数をランキングにまとめました。
不名誉な記録を作ってしまったチームはなんと3年連続ワースト1になっています。
ランキングは単年だけだと、たまたま多い年に当たってしまってワーストになった可能性もあるので2020年〜2023年の4年間の合計数で算出しています。
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【プロ野球】12球団エラー失策数ランキング《ワーストは3年連続…》
12位 読売ジャイアンツ
チームエラー数 合計224個
- 2020年43個
- 2021年45個
- 2022年82個
- 2023年54個
4年間で最もエラーが少なかったのがジャイアンツです。
ジャイアンツは常に強力打線のイメージが強いですが、実は守備も非常に安定していることがわかります。
守りやすい人工芝の東京ドームが本拠地というのもアドバンテージになっているのではないでしょうか。
11位 福岡ソフトバンクホークス
チームエラー数 合計225個
- 2020年57個
- 2021年57個
- 2022年59個
- 2023年52個
ジャイアンツと1個差で11位にソフトバンクがランクインです。
全ての年で60個には到達していない唯一の球団であり、非常に安定した守備力を見せて、ほとんど波がない数字になっています。
これだけ守備が安定している中で、強力打線とパワーピッチャーが並ぶ投手陣で現在のプロ野球を牽引するチームであることは間違いありません。
10位 中日ドラゴンズ
チームエラー数 合計252個
- 2020年51個
- 2021年56個
- 2022年66個
- 2023年79個
10位には中日ドラゴンズがランクインしました。
かつて落合ドラゴンズ時代はエラー最小球団でしたが、近年は徐々にエラーが増えてきており、2023年シーズンは79個と12球団でもワースト6に入る数になっています。
9位 東北楽天ゴールデンイーグルス
チームエラー数 合計256個
- 2020年61個
- 2021年64個
- 2022年49個
- 2023年82個
2022シーズンは12球団最少の49という素晴らしいエラー数で一気にランキングを過去3年の7位から9位にまで下げました。
しかしその反動なのか2023年シーズンは82個と倍増レベルで一気に増えてしまいました。
内野も天然芝である難しい本拠地で、安定した守備力を維持するのは大変なことだと思います。
8位 横浜DeNAベイスターズ
チームエラー数 合計258個
- 2020年52個
- 2021年73個
- 2022年64個
- 2023年69個
エラー数8位は横浜DeNAベイスターズでした。
横浜も中日同様守り勝つ野球の色が強く、守備のスペシャリスト大和選手をはじめとしてミスの少ない丁寧な野球をしている印象があります。
2020年に関しては12球団で3番目にエラー数が少なく、チーム打率もリーグNo.1と優勝を狙えるチームになっています。
7位 オリックスバッファローズ
チームエラー数 合計270個
- 2020年60個
- 2021年75個
- 2022年75個
- 2023年60個
7位にリーグ3連覇を達成したオリックスがランクインです。
オリックスは2年連続のリーグ最下位から3年連続リーグ優勝というミラクルを起こしてきましたが、エラーは連覇した年の方が多いという結果になっています。
その分攻撃力で補って勝ち切る今のオリックスは強いですね。
6位 千葉ロッテマリーンズ
チームエラー数 合計279個
- 2020年53個
- 2021年73個
- 2022年70個
- 2023年83個
ロッテは2020年はシーズン53個と非常に少ないエラー数でしたが、21年22年と70個を超えてきて、2023年は83個まで跳ね上がっています。
本拠地である千葉マリンスタジアムの強い風が影響しているのでしょうか…
5位 東京ヤクルトスワローズ
チームエラー数 合計283個
- 2020年65個
- 2021年79個
- 2022年69個
- 2023年70個
過去3年(2018〜2020)では2位にランクインしていたヤクルトですが、ここ2年で巻き返し総合5位までランクを下げてきました。
オリックス同様に19年、20年と2年連続でシーズン最下位からの2連覇を達成しており、守備力の安定が結果にもつながったと言えるでしょう。
4位 埼玉西武ライオンズ
チームエラー数 合計296個
- 2020年69個
- 2021年65個
- 2022年86個
- 2023年76個
パ・リーグを代表する守備の名手源田選手がいるにもかかわらず12球団でワースト4に入ってしまいました。
西武はとにかく強力打線、打ち勝つ野球をベースにしているので、あまり目立つことはありませんが、これで守備が安定してくると常にAクラスは間違いないチームではないかなと思いますね。
3位 広島東洋カープ
チームエラー数 合計308個
- 2020年73個
- 2021年80個
- 2022年73個
- 2023年82個
球界一の守備職人菊池選手がいる広島東洋カープがワースト3位にランクインです。
これには少し驚きましたね。
内野が天然芝を使用しているマツダスタジアムでは人工芝より難易度が高いという弊害もあるかもしれません。
2位 北海道日本ハムファイターズ
チームエラー数 合計331個
- 2020年75個
- 2021年76個
- 2022年86個
- 2023年94個
ここ4年で最もエラー数が上昇したのが日本ハムです。
2020シーズンはワースト2位、2022年は12球団ワーストとなる86個のエラーとかなり精彩を欠いています。
さらに昨年の2023年シーズンは12球団ダントツの94エラーと2位タイガースの85個を遥かに超える数を記録しており、近年の日本ハムのエラー数が気になるところですね。
エラーは地味にあまり目立たないことが多いですが、2年連続5位、そして2022年は最下位にに沈んでいるのもこういったミスからのほころびからなのかもしれませんね。
1位 阪神タイガース
チームエラー数 合計342個
- 2020年85個
- 2021年86個
- 2022年86個
- 2023年85個
最も不名誉なワースト1に輝いたのは阪神タイガースでした。
しかも唯一3年連続12球団ワースト1位を記録しています。
2023シーズンは日本ハムにワーストを譲りましたが、4年トータルではタイガースが12球団ワースト1位でした。
プロ野球の本拠地で唯一、甲子園球場は内野が全て土のグランドになっており、イレギュラーバウンドの確率が人工芝に比べ高くなり、守備の難易度が上がるので仕方ない部分もあるかもしれません。
とはいえ、2023シーズンはタイガースが38年ぶりの日本一に輝きました。
エラーが多くても、打撃と投手力で日本一に輝いたタイガースは本当に強かったですね。
まとめ
順位 | チーム名 | 4年間合計エラー数 |
12位 | 読売ジャイアンツ | 224個 |
11位 | 福岡ソフトバンク | 225個 |
10位 | 中日ドラゴンズ | 252個 |
9位 | 楽天イーグルス | 256個 |
8位 | 横浜DeNAベイスターズ | 258個 |
7位 | オリックスバファローズ | 270個 |
6位 | 千葉ロッテ | 279個 |
5位 | 東京ヤクルト | 283個 |
4位 | 西武ライオンズ | 296個 |
3位 | 広島カープ | 308個 |
2位 | 北海道日本ハム | 331個 |
ワースト1位 | 阪神タイガース | 342個 |
同じプロ野球チームでも4年間で120個近くもエラー数が変わってくるっていうのも面白い結果ではないでしょうか。
セ・リーグ伝統の一戦と言われるジャイアンツとタイガーズがワーストとトップに位置しているのも面白い結果ですよね。
同じチームでも毎年エラー数は変わってくるので、また3年後にどう変わっていくのか検証していきます。
また以下の記事ではエラーワースト1である阪神タイガースはなぜここまで人気球団なのか?についてまとめました。ぜひ併せて読んでみてください。
》【プロ野球】阪神タイガースは勝てないのになぜ球界一の人気球団なのか?
今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました!