野球が大好きで野球の魅力を伝えたいけんにぃです。
毎年ドラフトで約100人もの選手がプロ野球の世界に挑戦していきます。
その中には高校野球、大学野球、社会人野球とそれぞれの位置からプロ入りしてきます。
では、どの位置からが一番ドラフトで指名されているのでしょうか。
過去10年のデータに基づいて検証したいと思います。
過去10年のドラフトで支配下指名されたトータル人数は、784人になります。
※支配下指名のみのデータで算出
➡️【プロ野球】ドラフト順位ごと1年目(ルーキー)の契約金と年俸を解説
過去10年の出身別 ドラフト指名数まとめ
高校野球出身
- セ・リーグ
2011年 20人
2012年 10人
2013年 9人
2014年 8人
2015年 11人
2016年 16人
2017年 15人
2018年 20人
2019年 23人
2020年 13人
セ・リーグ過去10年での高校野球出身の指名合計は145人。
- パ・リーグ
2011年 13人
2012年 13人
2013年 15人
2014年 23人
2015年 18人
2016年 17人
2017年 15人
2018年 17人
2019年 12人
2020年 17人
パ・リーグ過去10年での高校野球出身の指名合計は160人。
高校野球出身者の指名は、セ・パ合わせて20人〜40人です。
年によって多少波はありますが、安定して高校生を指名しているのが分かります。
大学野球出身
- セ・リーグ
2011年 10人
2012年 13人
2013年 12人
2014年 13人
2015年 16人
2016年 19人
2017年 13人
2018年 10人
2019年 11人
2020年 18人
セ・リーグ過去10年での大学野球出身の指名合計は135人。
- パ・リーグ
2011年 11人
2012年 11人
2013年 9人
2014年 11人
2015年 13人
2016年 17人
2017年 10人
2018年 16人
2019年 13人
2020年 14人
パ・リーグ過去10年での大学野球出身の指名合計は125人。
指名数は高校生と同じくらいか若干少ない感じです。
毎年コンスタントにセ・パ合わせて20人〜30人ほどになっていますね。
社会人出身
- セ・リーグ
2011年 7人
2012年 13人
2013年 12人
2014年 15人
2015年 11人
2016年 6人
2017年 12人
2018年 7人
2019年 2人
2020年 6人
セ・リーグ過去10年での社会人野球出身の指名合計は91人。
- パ・リーグ
2012年 9人
2013年 18人
2014年 6人
2015年 16人
2016年 11人
2017年 11人
2018年 10人
2019年 9人
2020年 4人
パ・リーグ過去10年での社会人野球出身の指名合計は106人。
高校生、大学生に比べると指名数は少なくなります。
セ・パ合わせて毎年20人前後の水準になっていて、即戦力やプロ入り後の役割が明確になった状態での指名が多いように思います。
レベルの高い社会人野球で活躍している選手は、1番プロでの成功をイメージしやすいのは間違いありませんね。
独立リーグ出身
- セ・リーグ
2011年 0人
2012年 1人
2013年 1人
2014年 2人
2015年 1人
2016年 1人
2017年 3人
2018年 2人
2019年 0人
2020年 2人
セ・リーグ過去10年での独立リーグ出身の指名合計は13人。
- パ・リーグ
2011年 0人
2012年 1人
2013年 0人
2014年 1人
2015年 1人
2016年 0人
2017年 3人
2018年 0人
2019年 3人
2020年 0人
パ・リーグ過去10年での独立リーグ出身の指名合計は9人。
独立リーグからの指名数は、他と比べれガクッと落ちます。
毎年支配下での指名はセ・パ合わせても1人〜2人という低い水準です。
指名へのハードルは非常に高いことが分かりますね。
指名数の順位と割合(支配下)
- 第4位 独立リーグ 22人
- 第3位 社会人野球 197人
- 第2位 大学野球 260人
- 第1位 高校野球 305人
指名トータル人数784人
- 独立リーグ:3%
- 社会人野球:25%
- 大学野球:33%
- 高校野球:39%
支配下ドラフトでの指名数トップは高校野球からでした。
高校野球出身の選手は、即戦力を期待された選手もいますが少数派で、多くは将来性を買われて指名されている選手が多い傾向にあります。
大学野球出身は高校野球よりも明確に即戦力の期待が高まります。
続いて社会人、独立リーグの順番で、指名数は減っていきます。
独立リーグからのドラフト指名は、非常にハードルが高い状況なのがよくわかります。
ドラフト指名される1番の狙い目とは
- 大学野球出身
ドラフトで指名されるのに、条件的にも、待遇的にもいい狙い目はやはり大学野球からではないでしょうか。
✔️理由は2つ
- 契約金、年俸の水準が高校生に比べて高く満額提示になりやすい
- 引退後の進路も幅を持たせることが可能
大卒になると一般社会でも共通していますが、高卒初任給と大卒初任給に差が出るのと同じで、プロ野球の世界でも同じ現象が見られます。
やはり大卒での指名は、プロでの活躍の期待値が高校生に比べて高く、それだけ大きな先行投資が受けられます。
過去にも高校野球から下位指名されたのを拒否して、大学進学や社会人野球へ進むといった例もたくさんあります。
例えば高卒ドラフト7位指名でプロ入りするくらいなら、4年間でパワーアップしドラフト1位指名を目指す方が、得策と考える選手も少なからずいます。
また大卒であれば、プロ野球人生が仮に短命で終わったとしても引退後の進路に幅を持たせることが可能になります。
一般企業に進みたいなら、日本の企業は特にですが、高卒の人材より大卒を優先する傾向にあるため、こういった場面では最終学歴が効いてきます。
➡️【プロ野球】ドラフト1位がなかなか戦力外にならない3つの理由
まとめ
いかがでしたでしょうか。
プロ入りするタイミングは選手それぞれ違います。
ドラフトは運もかなり関係してくると思いますね。
その時の球団の戦力バランス、主力選手のケガ、ベテランの引退などタイミングによって取りたい選手が流動的に変わるからです。
自分のピークをどこに合わせていくのかも戦略的に逆算して準備することも必要かもしれませんね。
ではまた。
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