甲子園に出場できる選手の確率は?
甲子園に出ることはどれくらい凄いことなの?
このような疑問にお答えします。
毎年春と夏に高校野球の全国大会である甲子園が行われていますよね。
では年間で何人の選手が、憧れの甲子園の土を踏むことが出来るのしょうか?
気になったので、調べてみました。
確率が凄いことになっていたので、ぜひ最後まで読んでみてください(^^)
✅この記事を書いてる人
ニックネーム:けんにぃ
野球歴30年の野球特化ブロガー
甲子園に出れる選手の確率はどれくらい?東大合格より難しい
春と夏の出場チームと人数
選抜高校野球大会
通常の代表校は32チームが出場します。
ベンチ入り登録メンバーは18人です。
選抜大会では、毎年576人の選手が甲子園の土を踏んでいることになります。
こうやって見ると結構多いように見えますね。
全国高校野球選手権大会
例年47都道府県の49チームが出場します。
ベンチ入り登録メンバーは選抜と同じ18人です。
選抜に比べると、出場チームが多い分当然人数も多くなっています。
春と夏を合計すると、毎年1458人の高校球児が甲子園の土を踏んでいることになります。
春夏連続で出場している強豪校などを含めると同じ選手が2度出場しているのをカウントするともう少し減りますが、ざっとこれだけの人数が甲子園のグランドに立っています。
全国の高校球児の数
高野連の2019年7月3日時点の発表によると、5月末時点で全国の加盟校数と野球部の部員数は以下です。(硬式野球の数)
- 部員数:143,867人
- 加盟校数:3,957校
全国の高校球児の数は、5年連続で減り続けていて高校生の野球離れが深刻化しています。
野球に限らず人口の減少が続いているので、ある程度は仕方がないかもしれませんが、昔に比べてスポーツの選択肢が増え男の子と言えば野球かサッカーかの2択だった時代は完全に終わりました。
野球界として、この問題に向けて改革や変革が求められていることは間違いありません。
例えば、転校ルール(転校した選手は1年間は対外試合に出場する事が出来ない)や強制の坊主頭など時代に沿っていないルールも数多くあり、見直しが必要な時期に来ているのではないでしょうか。
最近は坊主頭ではなく好きな髪型でプレーする選手が明らかに増えましたね!
甲子園の土を踏める確率
これまでの数字を元に、甲子園の土を踏める選手の確率を出したいと思います。
選抜大会(選手個人)
1大会576人に対して全国の高校球児が143,867人になるので、0.4%という確率になりなす。
さらにここから試合に出る9人に絞って見ると0.2%という非常に低い確率になっていますね。。
夏の選手権(選手個人)
1大会882人に対して全国の高校球児が143,867人になるので、0.6%という確率になります。
選抜同様レギュラーとして試合に出る9人で計算すると0.3%になり、ここまで来ると運も必要になってくるレベルです。
これはチームが甲子園に出場したとしてもベンチ入り出来なければならないため、とんでもなく低い確率になっています。
平均で0.5%、これは200人に1人の確率です。
これは東大に合格する確率が0.7%程度と言われているので、甲子園に出場することがどれだけ難しいことかがよくわかります。
甲子園のグランドに立てる球児がいかに恵まれているかが、この数字を見ればはっきりしますね!
では次にチームとしての確率を見ていきましょう。
選抜大会(チーム)
出場32チームに対して、全国の参加校が3,957校で0.8%になっています。
夏の選手権(チーム)
出場49チームに対して、全国の参加校が、3,957校で1.2%になっています。
チームとしての確率も、個人よりは少し高くなりますが、誤差の範囲ですね。
これを見ていると、1年生の夏から3年生の夏まで5期連続で甲子園に出場しているかつてのKKコンビ(PL学園の桑田・清原)などはもう奇跡的な事なんですね。
そう考えると甲子園球児はめちゃくちゃラッキーボーイということです。
まとめ
実際の数字を見ていくと全国のほとんどの球児が甲子園を夢見て2年半という時間を野球に捧げて努力しますが、そのほとんどが叶わずに終わっていきます。
この厳しい確率を理解した上で、甲子園を目指して頑張る球児を見ていると応援しない理由は見当たりませんね。
高校球児の皆さんには2年半という限られた時間しかありませんが、悔いのない高校野球にして欲しいなと思います(^^)
また以下の記事では、近年注目されだした「坊主じゃない高校球児」について深掘りしています。
ぜひ併せて読んでみてください。
》【高校野球】坊主=甲子園はもう古い?坊主じゃない強豪校を調査
今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました!