プロ野球のシーズンは143試合だけど昔は違ったの?
143試合になったのはいつから?
このような疑問にお答えします。
プロ野球のシーズンは例年3月末〜10月頃まで、約8ヶ月間もほぼ毎日のように試合をしています。
年間143試合という長い闘いです。しかし昔は143試合でない時代も結構あったんです。
これまでの年間試合数変遷をまとめました。
✔️この記事でわかること
- プロ野球年間試合数変遷まとめ
- シーズン143試合である理由
- メジャーの試合数は?
✅この記事を書いてる人
ニックネーム:けんにぃ
野球歴30年の野球特化ブロガー
【プロ野球】80年の歴史で年間試合数はどう変わった?年間試合数変遷
プロ野球年間試合数変遷まとめ
年度 | セ・リーグ | パ・リーグ |
1950 | 140 | 120 |
1951 | 120 | 120 |
1952 | 120 | 108 |
1953 | 130 | 120 |
1954 | 130 | 140 |
1955 | 130 | 140 |
1956 | 130 | 154 |
1957 | 130 | 132 |
1958 | 130 | 130 |
1959 | 130 | 130 |
1960 | 130 | 130 |
1961 | 130 | 140 |
1962 | 130 | 130 |
1963 | 140 | 150 |
1964 | 140 | 150 |
1965 | 140 | 140 |
1966 | 130 | 130 |
1967 | 130 | 130 |
1968 | 130 | 130 |
1969 | 130 | 130 |
1970 | 130 | 130 |
1971 | 130 | 130 |
1972 | 130 | 130 |
1973 | 130 | 130※ |
1974 | 130 | 130※ |
1975 | 130 | 130※ |
1976 | 130 | 130※ |
1977 | 130 | 130※ |
1978 | 130 | 130※ |
1979 | 130 | 130※ |
1980 | 130 | 130※ |
1981 | 130 | 130※ |
1982 | 130 | 130※ |
1983 | 130 | 130 |
1984 | 130 | 130 |
1985 | 130 | 130 |
1986 | 130 | 130 |
1987 | 130 | 130 |
1988 | 130 | 130 |
1989 | 130 | 130 |
1990 | 130 | 130 |
1991 | 130 | 130 |
1992 | 130 | 130 |
1993 | 130 | 130 |
1994 | 130 | 130 |
1995 | 130 | 130 |
1996 | 130 | 130 |
1997 | 135 | 135 |
1998 | 135 | 135 |
1999 | 135 | 135 |
2000 | 135 | 135 |
2001 | 140 | 140 |
2002 | 140 | 140 |
2003 | 140 | 140 |
2004 | 140 | 135 |
2005 | 146 | 146 |
2006 | 146 | 146 |
2007 | 144 | 144 |
2008 | 144 | 144 |
2009 | 144 | 144 |
2010 | 144 | 144 |
2011 | 144 | 144 |
2012 | 144 | 144 |
2013 | 144 | 144 |
2014 | 144 | 144 |
2015 | 143 | 143 |
2016 | 143 | 143 |
2017 | 143 | 143 |
2018 | 143 | 143 |
2019 | 143 | 143 |
2020 | 143 | 143 |
2021 | 143 | 143 |
2022 | 143 | 143 |
※クライマックスシリーズ、日本シリーズは除く公式戦試合数
最多試合数は154試合、最少試合数は108試合
上記の表のとおり、最多試合数は1956年パ・リーグの154試合、最少試合数は1952年パ・リーグの108試合となっています。
ただし、1952年のパ・リーグは特殊な方式で順位を決定しており、実質120試合であったと言うこともできます。
1952年のパ・リーグ運用
予選リーグ(108試合)+決勝リーグ(12試合)の合計120試合で順位を決定しています。
当時のパ・リーグは7球団制でしたが、7球団での総当たり戦(予選リーグ)を計108試合、その後、上位4球団での総当り(決勝リーグ)12試合を開催しています。
予選リーグと決勝リーグの結果を合計した勝率を比較し、最終的なリーグ優勝を決定しています。
1970年代~1996年まではセ・パ両リーグともに130試合でした。今の世代の方は130試合のイメージが強いかもしれませんね!
その後徐々に増加傾向をたどり、交流戦の試合数見直しに伴い多少の調整を実施しながら、2022年シーズンまで143試合となっています。
シーズンが143試合である理由
NPB、球団は収益のために1試合でも多くしたい
プロ野球は交通手段の発達で143試合が可能になってからは、セ・パの交流戦を始めとしてクライマックスシリーズなど多くの変化を遂げてきました。
試合数が多くなる背景に、日本プロ野球機構と12球団の懐事情があるようです。要はお金です。
プロ野球はエンターテイメントです。
お客さんがチケットを買ったりグッズを買ったり球場で飲食したり、それらが球団の収益となりその売上から選手の年俸などが支払われます。
試合をすればそれだけ売上が上がる訳ですから、経営陣は1試合でも多く試合をして欲しいのが本音ということでしょう。
昔に比べて、球団も東北や北海道、九州など全国に拡大しプロ野球人気が上がってきているのも追い風となっています。
また女性や子供のファンが増えてより収益性が見込めるようになったので、今では143試合にまで増えてきたという事です。
メジャーの年間試合数は?
レギュラーシーズンは4月初旬から9月下旬にかけて各チームが162試合を行い地区優勝を争います。
10月初旬からポストシーズンが始まり、トーナメント形式で行われています。
トーナメントでは各段階ごとにディビジョンシリーズ、リーグチャンピオンシップシリーズ、ワールドシリーズと称されており、毎年世界一を決める熱戦になります。
ワールドシリーズまでトータルすると、年間180試合ほどになり、メジャーの試合数は日本とは比べ物になりませんね。
しかも移動距離も半端ではなく、国内で時差もあります。
メジャーで活躍するには異次元の体力や気力も必要なのがよくわかりますね(^^)
まとめ
プロ野球の年間試合数は、過去に何度も変更されてきました。
NPBも球団もファンを喜ばせようと一生懸命考えてプロ野球を盛り上げてくれています。
コロナ禍も落ち着いてきており、また球場にファンが戻り始めてきているのを見ると嬉しくなっちゃいますね(^^)
最後まで読んでいただきありがとうございました!