投手歴20年の僕が肩を壊して投げられなくなってしまうまでの経過をお話します。
もう誰にも後悔してほしくありません。。
この記事では「なんとなく肩が痛いけどまだ投げられるな」と思いながら投げ続けている投手のために書きました。
僕は最終的に腱板損傷により投手はできなくなりました。
✅この記事を書いてる人

ニックネーム:けんにぃ
野球歴30年の野球特化ブロガー
投手を始めてから20年で完全に肩を壊しマウンドに立てなくなった体験談です。
- 「あの時、無理してマウンドに立たなかったらよかった…」
- 「なぜあそこで無理したんだろう…」
同じ投手としてあなたにはこのような後悔をしてほしくありません。
✔️この記事でわかること
- 肩の違和感の段階
- 練習の時に痛い(試合では痛くなくなる)
- 練習も試合も痛い
- 絶対にやってはいけないゾーン
それぞれ深掘りしていきます。
【野球】投手歴20年の僕が肩を壊して投げられなくなるまでの体験談
肩の違和感の段階
気になるけど「まぁいいか」はダメ・ゼッタイ
「なんとなく肩痛いなぁ」と違和感を感じ始めたら、ここが一番のポイントになります。
「まぁでも投げられないほどじゃないし野球やりたいしいいか」とそのまま放置しては、近い未来に必ず肩が壊れる日が来ます。
僕はこの時自分が肩を壊して投げられなくなるなんて全く思ってなかったことが傷口を広げる原因となりました。
それまでの野球人生で一度も肩の故障がなかったので、完全に油断していましたね。。
ケアを怠るとあっという間に故障します。
練習の時に痛い(試合では痛くなくなる)
アドレナリンで感覚が麻痺している状態
練習で投げ始めた時は痛いのに、徐々に肩が温まってきていざ試合に入ると痛みがなくなるって経験ありませんか?
これは一時的にアドレナリンによって肩の痛みが麻痺している状態です。
「試合になれば痛くないし肩さえ温めれば大丈夫でしょ」
この考えで投げ続けると事故ります。
アップのキャッチボールの時点で少しでも痛みを感じるようならしばらくノースローを推奨します。
その間ストレッチなど肩まわりの筋肉や関節を労ってあげてください。
練習も試合も痛い
入念なアップも実らず
いよいよアドレナリンが出ていようが痛くて仕方ない状態です。
この辺りでやっとランニングを増やしたりストレッチを入念にやったりしましたが効果は出ませんでした。
キャッチボールから試合まで痛いので、痛くない腕の振りを模索してごまかしながら投げていました。
ここまで来ると即病院かノースロー調整が必要ですよ。
週一の登板でも全く回復が間に合わないので、数週間〜数ヶ月のノースローですね。
絶対にやってはいけないゾーン
練習前に鎮痛剤を飲んで投げる
僕はこれで完全に肩を壊しました。
どうやっても痛いので、市販の鎮痛剤を飲んでから野球をしていました。
チームの投手事情、また自分が投げたくて仕方がなかったので、多少無理してでもマウンドに上がっていました。
鎮痛剤の最大の怖さは、痛みに鈍感になりどんどん悪化していることに気づけないことです。
最後の最後は鎮痛剤を飲んでも痛くて投げられなくなりました。。
違和感を感じてからここまで来るのに約2年です。
20年やってきた投手でしたが、わずか2年で全く投げられなくなってしまいました。
そしてここから5年たった今でも痛くて以前のようには投げられません。

「あの時に戻れたらもっとちゃんとケアしたのに」と後悔の連続です。。
このようにならないために日頃から身体のメンテナンスはしっかりやっておいてください。
まとめ
肩肘の故障は一度やってしまうと本当に治らなくなります。
完全に壊れる前に危険を察知してできる限りの対策とメンテナンスをするようにしてみてください。
長く現役でプレーしたいなら身体のメンテナンスは必須項目です(^^)
最後まで読んでいただきありがとうございました!