
ドジャースの山本由伸投手ってなぜここまで打てないの?
このような疑問にお答えします。
山本由伸投手と言えば、160kmに迫る豪速球とキレッキレのカーブのイメージを持つ方多いと思います。
NPBやMLBの強打者達が、お手上げ状態になるほど打てない山本由伸投手の凄さを考察します。
✔️この記事でわかること
- 山本由伸投手が現役最強投手たる所以
- 山本由伸投手が打たれない要因を考察
- MLB投手史上最高額かつ最長契約の凄さ
✅この記事を書いてる人

ニックネーム:けんにぃ
野球歴30年の野球特化ブロガー
現役最強投手ドジャース山本由伸投手はなぜここまで打たれないの?
山本投手が現役最強投手たる所以
山本由伸投手のプロフィール
生年月日(年齢) | 1998年8月17日生まれ 25歳 |
出身地 | 岡山県備前市 |
出身校 | 都城高校(宮崎県) |
ドラフト | 2016年ドラフト4位 |
脅威の防御率
年度 | 防御率 |
---|---|
2017 | 5.32 |
2018 | 2.89 |
2019 | 1.95 |
2020 | 2.20 |
2021 | 1.39 |
2022 | 1.68 |
2023 | 1.21 |
プロ通算 | 1.84 |
プロ7年目を終えてNPBの通算防御率は脅威の1.84です。

プロ7年の通算で1.84は異次元過ぎる数字ですよね。
ルーキーイヤーのみ5点台で、残りは全て2点台以下はマジで脅威の成績です。
NPBのキャリアのスタートであった2017年と2018年は、中継ぎでの登板がメインでしたが、2019年から先発に転向しこれだけの実績を積み上げています。
ちなみにプロ野球全体を見渡しても、先発投手で防御率1点台でシーズンを終える投手は毎年1〜2人しかいません。
いかにハイレベルな数字を残し続けているか分かりますね。
エグい奪三振率
山本投手の奪三振率はNPB通算で9.18という数字になっています。
これは9イニング投げたら9.18個の三振を取る確率を示しており、ほぼ毎回三振を取り続けている事になります。
奪三振率が7.5を超えてくると高い次元とされているので、山本投手がいかに高い水準での数字になっているかが分かると思います。

ピンチの場面でも狙って三振が取れるところが山本投手の凄さであり、異次元の防御率にも繋がっているんですね。
獲得タイトル
最多勝利 | 3回 |
最優秀防御率 | 4回 |
最多奪三振 | 4回 |
最高勝率 | 3回 |
どれも投手として最高のタイトルばかりを総なめにしていますね。
しかも史上初の2021年〜2023年の3年連続で投手4冠を達成し、3年連続で沢村賞を受賞するという完全無双状態に入っています。
NPBの投手としてどれか1つでもタイトルを取れれば一流と言われる世界で、3年連続で完全制覇するというもう訳がわからない次元に突入しています。

さらにノーヒットノーランを2年連続で達成し、もはやNPBに敵なしと言われるレベルに到達しています。
山本投手が打たれない要因を考察
超一流のストレート
最速159km&2,200回転を超えるストレートはプロのバッターが分かっていても捉えるのが難しいボールになっています。
また力感のないフォームからこれだけのストレートを1〜9回まで変わらずに投げられるスタミナと、ボールの精度が落ちてこない凄さを感じる部分ですね。
(出典:YouTube)
球速差40kmの緩急
カーブは120km前後に対して最速159kmのストレート。
しかもカーブはキレッキレの変化量とブレーキがかかり、分かっていてもジャストミートするのが困難なボールになっています。
最大球速差40km近い緩急を操る投手は、球界を見渡してもそう多くありません。

ぶっちゃけプロでも「打てればラッキー」レベルですね。
(出典:YouTube)
どんな場面でもブレないコントロール
山本由伸投手がここまで打たれない要因として、最も大きいと感じる部分はやはりコントロール。
豪速球やキレキレのカーブを、常にキャッチャーミットが動かないレベルにビタビタに投げ込める精密機械のようなコントロールには脱帽します。
特にメジャー挑戦を見据えたNPB最終年などは、とにかく高さを間違えない(スプリット)を徹底的に磨き、完全無双のピッチングが目立った印象でした。
しかもどれだけピンチでも、冷静に厳しいコースに投げられる精神的なタフさも加わって、もはやスキが全く見えませんね。
(出典:YouTube)
MLB投手史上最高額かつ最長契約の凄さ
MLB史上最高額&最長という凄さ
2023年オフにMLB挑戦を表明し、ロサンゼルスドジャースとMLBの投手史上最高額となる3億2500万ドル、日本円にして約463億円にもなる超巨大契約を結びました。
それまでの最高額がヤンキース、ゲリットコール投手の3億2400万ドルだったのを上回り、MLBの歴史に名前を刻む快挙になりました。
しかも、契約年数も同時に過去最長となる12年契約となっており、2035年シーズン38歳までの契約になっています。

まだメジャーで1球も投げていない投手にこれだけの巨額契約を提示するドジャースをはじめとしたMLB球団の資金力の凄さに驚かされますね。
メジャー挑戦1年目でのワールドシリーズ制覇の強運の持ち主
山本由伸投手がドジャースに移籍した昨年、ルーキーイヤーながら7勝を記録し、ポストシーズンでも安定した投球でチームを勝利に導く活躍で、まさかの1年目で悲願のワールドチャンピオンに輝きました。
あのイチロー氏やダルビッシュ有投手、遡ればレジェンド野茂英雄氏でも達成できなかったワールドチャンピオンに1年目で達成するあたり強運も持ち合わせているのがわかりますね。
どれだけ個人の成績が良くても、チームとして勝てなければつかみ取れないワールドチャンピオンは本当に運の要素も大きいですからね。

運と実力を完璧に持ち合わせた山本投手だからこそ、今の高みに君臨できていると思うと納得がいきますね。
以下の記事では、メジャーでお金持ち球団はどこ?というテーマでランキングをまとめました。
ぜひ併せて読んでみてください。
今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました!