
甲子園に出てる選手のグローブが新品に見えるけどなんで?
このような疑問にお答えします。
甲子園のTV中継を見ていてふと気づく方も多いと思いますが、特に強豪校と言われる学校のエースピッチャーなどが新品同様のグローブを使っている事がよくありますよね!
そこにどんな背景や理由があるのか調査しました!
✅この記事を書いてる人

ニックネーム:けんにぃ
野球歴30年の野球特化ブロガー
【高校野球】甲子園に出てる選手のグローブ道具が新品なのはなぜ?
メーカーからの無償提供
昔はメーカーがお願いして、注目選手や強豪校にグローブやバットを無償で提供している時代がありました。
当然有名なプロ注目選手、特にエースピッチャーとなればテレビに映る時間はとても長くなります。
注目されているピッチャーが使っているグローブ(道具)は、野球好きなら必ず目に入りますよね。

これ以上ない宣伝効果ですよね!
1998年に横浜高校で春夏連覇を達成した松坂大輔投手のグローブとスパイクが、ミズノのビューリーグというグレード(今でいうグローバルエリート)で、松坂投手の活躍で当時ビューリーグの品切れが続出しました。
莫大な広告費をかけてテレビCMを流すよりよほど効果的です。
グローブを買う購買層が、こぞって有名なチームやエースピッチャーに注目するのでより多くの人に見てもらえるわけです。
しかしメーカー各社の過剰な無償提供を問題視した高野連がこれを禁止しました。
そこからは無償提供は無くなったと言われています。
ではいまだにテレビに映るあのピカピカグローブは???ですよね。
道具は全て購入している(条件付き)
無償提供は禁止されていますが、超格安で提供しているという事実があります。
特に甲子園常連校にはグローブ、バット、ボールなどを格安割引で提供しメーカーが学校に入り込むためのひとつの営業方法になっています。
その後ピッチングマシンやネットなど、より単価の大きな道具を学校に購入してもらうための先行投資のような形になっています。
また、それとは別で甲子園に出場すると学校が任意で寄付金を集める場合がほとんどです。
集めた寄付金で新しい道具をまとめて買い、それが選手に支給されたりします。

このお金の流れを知らない選手などは、メーカーから貰ったような感覚になる子もいるかもしれません。
甲子園に出場が決まるとグローブ、バットだけでなくヘルメットやユニフォーム、スパイクなどあらゆる道具が一新されることが多いです。
ですが野手陣はグローブがいきなり新品のもので試合に臨むのはリスクに感じ、それまで愛用しているものでプレーする選手の方が多いようです。
ピッチャーに関してはフィールディングがあるとは言え、投球の感覚さえ違和感が無ければ提供されたグローブでプレーする選手が多いようですね。
まとめ
甲子園に出ると強豪校・常連校はもちろん、久々の出場でも学校、地元、親などは大騒ぎになります。応援してくれる人が多ければ多いほどお金も集まります。

そのお金で甲子園に出るために頑張ってきた選手たちにしっかり還元されていると思うと嬉しい限りです。
実際甲子園でプレー出来るのはほんの一握りの選手のみ。だからこそ価値があり、注目され期待されるのは人生にとって大きな財産になりますね。
また以下の記事では近年増えてきた白スパイクが解禁された理由とルールについて、そして甲子園に出場できる選手の確率をまとめました。ぜひ併せて読んでみてください。
》【高校野球】公式戦での白スパイク解禁理由と規定について解説します
》【高校野球】甲子園に出れる選手の確率はどれくらい?東大合格より難しい
今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました!