硬式と軟式ボールってどう違うの?
小学や中学で硬式をやろうか迷っている…
このような疑問にお答えします。
この記事では硬式ボールと軟式ボールの違いについて知ってもらい、野球をやる環境を判断する材料として参考になればと思います。
✔️この記事でわかること
- 硬式ボール
- 軟式ボール
- 豆知識
ひとつずつ解説していきます。
✅この記事を書いてる人
ニックネーム:けんにぃ
野球歴30年の野球特化ブロガー
軟式社会人野球ではエースとして全国大会出場経験あり
「本ページはプロモーションが含まれています」
【小中学生向け】硬式ボールと軟式ボールの大きさや重さの違いを解説
硬式ボール
- 大きさ 72.93~74.84mm(直径)
- 重さ 141.7g
軟式よりも許容範囲が広く定められています。
なぜなら球の構造が軟式と比べて複雑なのと、硬球の縫い目は人の手で縫っているため、微妙に重さや長さに違いが出てくるからです。
硬式はボールが1種類しかなく、小学生のリトルリーグだろうと高校野球だろうとプロ野球だろうと同じボールを使用しています。
ちなみにプロ野球は、各チームどの球場でも同じボールを使用しており、統一球としてミズノ製のボールを使用しています。ちなみに、高校野球の甲子園でもミズノ製のボールを使用しています。
【プロ野球】と【メジャーリーグ】ボールの違いと供給メーカーはどこ?
軟式ボール
- 大きさ 72±0.5mm(直径)
- 重さ 138g
軟式野球、軟式ボールって日本にしかないオリジナルって知っていましたか?
本題です。
軟球は2018年にA号⇨M号という規格に変更されました。以前よりも2g重くなり、少し硬くなりました。
軟球ですが、より硬式球に近づけた仕様になっています。
M号球は中学生以上の大会で、J号球は小学生の大会で使用されています。
素材はゴム製。公式試合に使われる公認球は、硬さや縫い目の数などもすべて厳密に決められています。
軟式のメリットはやはりケガ防止に繋がりますよね。打球速度も硬式に比べれば遅くなるしデッドボールでの危険度もかなり下がります。
親目線で見ると軟式の方が安心感はありますよね。
豆知識
硬式ボールの中身
軟式球の中は空洞ですが、硬式球は真ん中にコルクが入っています。
(引用元:株式会社一光スポーツ)
コルクに糸を巻きつけてから革を張って縫いつけていきます。
皮を縫いつけるまでは機械でやっていますが、皮を縫いつける作業は手作業です。
ちなみに、縫い目の数は108となっています。煩悩の数と同じですね。偶然でしょうか。
確かに球体をしっかり縫いつける作業は人の手による細かな動きでしかできないのかも知れません。
また縫い目の糸は赤ですが、なぜ赤なのかというと回転がしっかり見えることが理由のようです。
赤だと泥などの汚れがついてもしっかり見えるという理由などがあり、ボール一つとってもこれだけ色々なことが考慮して考えられているのですね。
プロ野球で1試合に使うボールの数はなんと120球前後
テレビを見ていてら、ワンバンなどでキャッチャーが審判にボールチェンジするシーンを何度も見たことがあると思います。
何とチェンジしたボール、もう2度と試合で使われることがないんです。
1度でも地面についたボールは、ボールの縫い目や皮にわずかでも傷がついていると空気抵抗が変わったり、投手が投げる際に指先にわずかな変化が起こるからとされています。
基本的に公式戦で使用されるボールはホームチームが用意するので、チェンジしたボールはホームチームが練習で使用するボールに使われています。
NPBの公式球って定価だと2,700円くらいするので、1試合で120球使えばそれだけで324,000円にもなります。
プロ野球の世界ではそれだけボールに神経を使いながら投手は投げているんです。
まとめ
軟式球は日本にしかないゴムのボール。
2018年に規格が変わり硬式球に近づきました。
硬式球は統一球のルールから、サイズは違えど小学生からプロ野球まで基本は同じのボールを使用しています。
ボールの違いを知っているだけで、また一つ野球の魅力を知ることが出来ますね。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
【野球道具】雨に濡れても使える!?雨専用のグローブが優秀すぎる