試合でストライクが入らない…
もっとストライクが投げられるようになる練習方法はないの?
ピッチャーをしていると必ず一度はぶち当たるコントロールの壁。
ストライクが入らないとマウンドに上がるのも不安になるし、試合中も焦ってしまいピッチャーをやることが苦しく感じてしまう場合もあるかもしれません。
この記事ではピッチャー歴25年の筆者がこれまでの経験を基に、ストライクが入らない原因と今より確実にストライクが投げられるようになる練習方法をまとめました。
✔️この記事でわかること
- ストライクが入らない3つの原因
- ストライクを投げるための練習3選
- ピッチャーのやりがいとは
✅この記事を書いてる人
ニックネーム:けんにぃ
野球歴30年の野球特化ブロガー
軟式社会人野球ではエースとして全国大会出場経験あり
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【少年野球】ストライクが入らない原因と確実に入るようになる練習法
ストライクが入らない3つの原因
まずはストライクが入らない根本的な原因を探っていきましょう!
体幹が弱くバランスが取れない
投球で大事になる「身体の軸」がしっかりしていないと狙った所に投げるのは困難になります。
投球時、まず足を上げてボールを投げるためのパワーを軸足に溜めると思いますが、しっかり1本足で立ちフラフラしない体幹が必要不可欠です。
ここでふらついているようでは、まずコントロールは定まりません。
メディシンボール投げやプランクなどで体幹のトレーニングを強化しましょう。
地味な基礎練習ほど大事って言いますからね。
リリースポイントがバラバラ
次にリリースポイント(ボールを離す位置)の確認です。
理論上はリリースポイントを一定に出来れば、コントロールのバラツキはかなり減ります。
相手の胸に向かってしっかり投げられる距離でのキャッチボールで、どこでボールを離せば狙ったところにいくのかを1球1球確認しながら行ってみてください。
とりあえず肩を温める為だけのキャッチボールにならないように意識する事が大切です。キャッチボールから目的意識を持って投球をしましょう!
プライオボールで、リリースポイントを体に染み込ませながら肩関節の可動域を広げるトレーニングもあります。
メジャーリーガー大谷翔平選手も、アメリカに渡り実際に毎日やっている練習方法です。
重さの違うボールを投げることで、体にかかる負荷を変えながら肩関節の可動域を広げるようにストレッチ代わりにもなります。
また投げる動作の筋トレにもなるので、ダンベルを使った筋トレではなく、実際にボールを投げる筋肉を効率的に鍛える事が出来ます。
少し重いボールや大きいボールを投げたりした後に、いつも投げてるボールを投げると軽く感じて速いボールが投げられるような感覚になります。
これを正しく練習に取り入れるだけで、確実にリリースポイントの安定に繋がります。
(引用元:YouTube)
上半身頼りのフォームになっている
個人的にはここが1番重要だと考えています。
体幹とリリースが定まってきたら大事になるのが【上半身に頼っていないか】です。
コントロールのいい投手ほど下半身主導のフォームで上半身のブレがありません。
下半身が安定すると体の開きを抑えることができ、リリースポイントを一定に保つ上で非常に重要な要素になります。
ランニングやスクワットで筋持久力と筋力をアップさせましょう。
高校やプロでも先発投手が7回~8回で球速が落ちたり、コントロールが乱れるのは下半身に疲れが出始めるからです。
上半身が疲れても下半身のスタミナがあれば試合終盤でもパフォーマンスも落とさない投球が出来ますし、コントロールの乱れも最小限で抑える事が出来るようになります。
プロ野球の投手などが、すごい太ももとお尻をした投手が多いのも下半身がそれだけ重要だという事を証明をしてくれています。
ストライクを投げるための練習3選
8割の力でコントロールさせる
ピッチャーをやっていて全力で投げないとコントロール出来ない時ってありませんか?
こういった経験をした人は力を抜こうにもうまく抜けれず、力をセーブしても狙った所に余計にいかなくなります。
しかし全力で投げても思うようにコントロールできないという負のスパイラルになってしまう人が多いですよね…
なのでまずは8割の力で、狙った場所へコントロールする練習をしましょう。
全力で狙った所に投げる練習は8割で投げられるようになってからで大丈夫です。
スピードガンがあれば一番分かりやすく8割の力を数値化出来るのでオススメです。
外角低めへの精度を高める
外角低めのコントロールさえ身に付けられれば、一気にピッチングが楽になります。
そして自分の自信にもなり、他のコースへも気持ちに余裕を持って投げられるようになります。
田中将大投手を育てた、プロ野球界のレジェンドでもある元監督野村克也氏が投手育成に外角低めの重要性を常々に言っていたのは有名な話です。
困った時にいつでも外角低めに投げられるという自信があるだけで、ピッチングが大きく向上します。さらに相乗効果で全体的なコントロールも身に付いていくので、まずは外角低めを徹底的に練習しましょう。
自分の投球フォームを知る
自分の投球フォームを客観的に見るのはとても大事な事です。
スマホカメラで十分です。投球フォームを撮って客観的に分析しましょう。
- 足は真っ直ぐ上がって軸で立てているか
- 左肩は開いていないか(右投手の場合)
- ホームに向かって踏み出せているか
- グローブが体から離れすぎていないか
- 回転の力を利用して体重をボールに乗せられているか
この辺りを重点的にチェックしましょう。
自分が投げている感覚と人から見た時って全然違ったりするので、自分なりに改善点が見えてくると思います。
まとめ
少年野球では「ストライクを投げられるかどうか」が、まず大きな課題になりますよね。
しっかりと必要な練習を積み重ねて、一番大変だけど一番やりがいのあるピッチャーというポジションを楽しんでくださいね。
また以下の記事では、ピッチャーの中でもチームのエースになれる投手の条件を解説しています。高い目標を掲げることで今の自分に何が足りていないのかが見えてきます。
ぜひ併せて読んでみてください。
関連:【少年野球】エースになりたい!エースピッチャーになれる投手の条件
今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました!