ドラフトの契約金ってあれ丸々貰えるの?
契約金には税金かかるのかな?
このような疑問にお答えします。
毎年ドラフト会議が終わると、順位ごとに契約金や年俸がニュースで報道され盛り上がりますよね。
そんな中で「ドラ1は契約金1億って言われてますけど、そもそも丸々貰えるのかな?」ってふと疑問に思う方多いと思います。
この記事では、プロ野球選手の契約金について詳しく解説していきます(^^)
✔️この記事でわかること
- プロ野球選手の契約金には税金かかるの?
- 契約金は先払いの退職金の意味
ひとつずつ解説していきます。
✅この記事を書いてる人
ニックネーム:けんにぃ
野球歴30年の野球特化ブロガー
【プロ野球】ドラフトでもらえる契約金に税金はかかるの?手取りは?
プロ野球選手の契約金には税金かかるの?
結論、契約金にも税金がかかります。
年俸は仕方ないにしても、契約金にも税金がかかるんですね。。
ではどのように算出されるのか見ていきます。
所得税率一覧
課税所得金額 | 税率 | 控除される金額 |
---|---|---|
1,000円~194万9,000円 | 5% | 0円 |
195万円~329万9,000円 | 10% | 9万7,500円 |
330万円~694万9,000円 | 20% | 42万7,500円 |
695万円~899万9,000円 | 23% | 63万6,000円 |
900万円~1,799万9,000円 | 33% | 153万6,000円 |
1,800万円~3,999万9,000円 | 40% | 279万6,000円 |
4,000万円~ | 45% | 479万6,000円 |
プロ野球の契約金は臨時所得として平均課税の適用を受けます。
五分五乗方式という計算方法で算出されます。
1億円を5で割って税額計算して算出された税額に5を掛けます。
(100,000,000÷5)×40%-2,796,000=5,204,000
5,204,000×5=26,020,000円となり、所得税は約2,600万円です。
後は住民税、こちらは単一税率(10%)なので、1億円×10%=10,000,000円となります。
合計26,020,000円+10,000,000円=36,020,000円ものお金が税金として納める額になります。
1億円の契約金を勝ち取った選手の手元に残るのは、およそ63,980,000円です。
ドラフト1位で契約金1億円なら約6,400万円手にする事ができるという事です。
サラリーマンの平均年収が440万円、手取りが350万円程度ですから、この瞬間サラリーマンを18年勤め上げたくらいの金額を手にすることができると思えば目指し甲斐は十分にありますね!
契約金は先払いの退職金の意味
プロ野球の平均勤続年数をご存知でしょうか?
毎年約100人のプロ野球選手が誕生する一方で、同じだけ戦力外通告を受ける選手がいます。
プロ野球選手の平均勤続年数は8.9年と言われています。
これはあくまで平均なので、現役20年頑張った選手が平均を押し上げており実際のボリューム層は4年目~5年目になります。
高卒でプロ入りした場合、22歳、23歳で職を失うことになります。
プロは結果が全ての世界なので、球団は容赦なく戦力外を通達します。
このような背景からプロ野球選手になるには、なるべくドラフト上位指名でのプロ入り以外を拒否する選手も少なくありません。
短命だからこそ、契約金という名の退職金を最初にいかに勝ち取るかも選手にとって大事な事なんですね。
まとめ
プロ野球選手の契約金にまで税金がかかる事を知らなかった人多いのではなかったでしょうか。
ドラフト順位によって契約金も大幅に変わるので、プロ野球選手を目標にしている人や家族は、どのラインでプロ入りを目指すかまで具体的にイメージするとより実現可能になりそうですね!
最後まで読んでいただきありがとうございました!