
オリックスバファローズジュニアに入るにはどうすれば?
より高いレベルに挑戦してみたい!
2005年からスタートしたNPBジュニアトーナメント。
これによりNPB12球団によるジュニアチームが結成されました。
日本一レベルの高い少年野球チームと言われ、ここでプレーすることがプロ野球選手の登竜門的な位置づけになっています。
この記事では、倍率の高いオリックスバファローズジュニアへの入り方についてまとめました。
✔️この記事でわかること
- バファローズジュニアってどんなチーム?
- セレクション内容と合格基準
- バファローズジュニアへ入るための合格倍率と必要なスキル
- NPBジュニアチームで野球をするメリットとデメリット
✅この記事を書いてる人

ニックネーム:けんにぃ
野球歴30年の野球特化ブロガー
友人の子が2022NPBジュニアトーナメントに出場(応援済)
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プロ野球選手への登竜門!オリックスバファローズジュニアに入るには?
オリックスバファローズジュニアってどんなチーム?
監督 | 小川博文 |
コーチ | 塩崎真、吉田直喜 |
選考倍率 | およそ100人中3人が合格 |
優勝回数 | 1回(2007年) |
輩出プロ野球選手 |
現在パ・リーグ3連覇中のオリックスバファローズのジュニアチームです。
また球界のスター選手を数多く輩出しており、名前を見ても関西地区の野球レベルの高さがわかりますね。
野球レベルの高い関西圏で、バファローズジュニアに選ばれるのは至難の業です。
しかし高いハードルを乗り越え、ここで選ばれたら確実に選手の自信になるし中学以降の進路にも好影響があることは間違いありません。

これだけでもバファローズジュニアにチャレンジする価値は十分にあると言えますね。
では選考内容や合格基準はどうなっているのか見ていきましょう。
セレクション内容

オリックスバファローズの選考は他球団とは少し違います。
オリックスバファローズジュニアに選考されるためには、「オリックス・バファローズCUP少年少女野球軟式大会」に参加しなければなりません。
この大会に参加した選手の中から、各運営協力団体の推薦などを参考に、9月中頃に開催されるセレクションで決定します。
しかしこの大会に出場すると、阪神タイガースジュニアのセレクションに参加することができなくなるので、タイガースジュニアにこだわる方は、オリックスジュニアの選考を諦めなくてはいけないという事です。
まずは、大阪・兵庫に分かれて予選トーナメント大会を実施し、大阪・兵庫各ブロック代表を決定した後、近畿軟式野球連盟の推薦チームを含めた決勝トーナメント大会を開催し、近畿No.1を決定いたします。※公式サイトより抜粋
このように直接球団が主催するセレクションに個人で応募するのではなく、チームとして大会に参加し、その中から推薦された選手がセレクションに参加できるシステムになっています。

他球団では、個人で応募し選考を進めていくので、オリックスジュニアだけはセレクションまでの道のりが違うので注意が必要です。
バファローズジュニアへ入るために必要なスキル
必要なスキル
NPBジュニアチームに入るには以下の数字をどれか一つでもクリアする必要があります。
球速 | 100km以上 |
50m走 | 7.5秒以下 |
遠投 | 60m以上 |
特筆すべき能力 | 突出した飛距離やミート力、スピードボールなど |
どの能力も平均値を大きく上回る数字ですね。
ちなみに小学6年生の平均値は以下です。
球速 | 90km |
50m走 | 8.79秒 |
遠投 | 50m |
NPBジュニアチームは、1チーム16人という狭き門です。
NPBジュニアトーナメントでは、どのチームも勝つことを目的としており、アカデミーでの野球教室とは別物としての位置づけになっています。
プロ野球選手になる人を見ていると、一芸に長けている事が重要視されていますよね。
例えば、
- 圧倒的なスピードボール
- 圧倒的な飛距離(パワー)
- 圧倒的な守備力
- 圧倒的な走力
など全て70点の選手より、どれか1つでも120点を取れる選手がプロになっているのが分かると思います。
その120点の部分にファンは期待するし、球団は高額の年俸を支払うわけです。
自分の得意を分析して徹底的に武器を伸ばした選手だけが、プロ野球選手になれる世界なんですね。

まずは球速、スイングスピード、打球速度など強みを見つけて数値化し、小学生のトップクラスと比べて現在地を知るところからがスタートかなと思います。
NPBジュニアチームで野球をするメリットとデメリット
メリット
さらなるレベルアップに最高の環境
ジュニアメンバーに選ばれた時点で高いレベルにありますが、同じように高いレベルのチームメイトや相手チームと野球することで視野や世界が広がりさらなるレベルアップにつながります。
実質日本一レベルの高い少年野球なので、上を目指す選手として刺激を受けない訳がありません。
またジュニアトーナメントは神宮球場と横浜スタジアムで行われるため、小学生からプロ野球で使用する球場でプレーするという大きな経験を積むことができます。
元プロ野球選手から直接指導が受けられる
バファローズジュニアの監督やコーチは全て元オリックスの選手です。
現役を引退してわずか数年の監督やコーチ陣に直接指導してもらえる経験なんてなかなかできる事ではありません。
しかも勝つ事を目的に集められたメンバーですので、技術的なことはもちろん戦略的な部分や意識的な部分まで細かい指導してもらえます。
プロ野球選手がどのように考えて野球をしているかを小学生で吸収できるのは本当に羨ましいですね!
今後の野球人生において有利になる
小学生からプロ球団に存在を知ってもらえます。これはめちゃくちゃ大きなメリットですよね。

NPBジュニアトーナメントが無かった時代は、全国大会で目立つような活躍をしてもなかなかプロの目に入ることすらなかった訳ですから。
そう考えると、直接プロ野球球団に自分の存在を売り込めて合格すれば間違いなくリストに載りますからね。
またNPBジュニアトーナメントはYouTubeだったりスカパーなどの有利チャンネルなどでも中継され、注目度は小学生の大会としては異例の待遇になっています。
倍率の高い選考を突破し、多くの経験を積んだ選手を欲しがるチームはたくさんあります。
もちろん軟式を継続するのか、シニアなどの硬式に行くのかは本人の自由ですが、選択肢が増えることは間違いありません。
その先、高校野球で甲子園を目標にしている選手なら中学の3年間はとても大事ですから、レベルの高い強豪チームでプレーしたいですよね。
デメリット
遠方からの参加だと送迎が大変
バファローズジュニアの主な活動場所が関西のため、遠方から選抜された選手は通うのがとても大変です。
週末だけとは言え、親御さんにかかる負担もかなり大きいと言えますね。
もちろん我が子の頑張る姿を見られるのは幸せなことですが、一方で体力勝負な側面もあります。
交通費や遠征費などのお金
週末の練習で発生する送迎の交通費は出ません。近場の人はいいですが、遠方から通う人だと交通費もあなどれません。
また本番の大会が行われる神宮球場や横浜スタジアムへの遠征費は、選手は球団が負担してくれますが、応援で付き添いの家族に関しては全て自腹となっています。
関東圏の人は電車で行ける距離かもしれませんが、その他の地区から来られる人は、実質的な金銭面での負担増があるのは家庭によっては重荷に感じるかもしれません。
まとめ
NPBジュニアトーナメントが始まったことで、小学生達にひとつ大きな目標が出来た事は間違いありません。
高校生でいう甲子園のような位置づけですね。
高いレベルでプレーしたいならオリックスバファローズジュニアのセレクションにチャレンジしてみてください。
また以下の記事では、NPBジュニアに実際出場している選手の身長を調査しました。NPBジュニアを目指すなら技術練習と並行して体づくりは避けては通れない道です。
ぜひ併せて読んでみてください。
》NPBジュニア選手の平均身長ってどれくらい?身長が伸びずに悩む人必読
今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました!