
広島カープの親会社ってどこ?
12球団で唯一チーム名に会社名が入ってないんだけど…
プロ野球の球団には、当然親会社が存在していて、球団の運営は親会社がしていますよね。
例えば、福岡ソフトバンクホークスの親会社はスマホキャリアのソフトバンクだったり、巨人なら読売新聞社だったり、阪神タイガースは阪急阪神ホールディングスだったり。
その流れで12球団を見ていくと、広島東洋カープだけは、チーム名に親会社の名前がありません。
これがどういうことなのか、この記事では深掘りしていきます。
結論から言うと、広島東洋カープに親会社は存在しません。
✔️この記事でわかること
- 広島カープ以外の親会社一覧
- 広島東洋カープ球団とは
- 広島カープの経営戦略
✅この記事を書いてる人

ニックネーム:けんにぃ
野球歴30年の野球特化ブロガー
【プロ野球】12球団で唯一!チーム名に親会社名が入ってない広島東洋カープの親会社はどこ?
広島東洋カープ以外の親会社一覧

パ・リーグ
| 球団名 | 親会社 | 職種 |
| 福岡ソフトバンクホークス | ソフトバンク | 通信 |
| 東北楽天ゴールデンイーグルス | 楽天 | IT企業 |
| オリックス・バッファローズ | オリックス | 金融・リース |
| 埼玉西武ライオンズ | 西武鉄道 | 鉄道 |
| 千葉ロッテマリーンズ | ロッテ | 食品 |
| 北海道日本ハムファイターズ | 日本ハム | 食品 |
セ・リーグ
| 球団名 | 親会社 | 職種 |
| 読売ジャイアンツ | 読売新聞社 | 新聞社 |
| 阪神タイガース | 阪神電鉄 | 鉄道 |
| 中日ドラゴンズ | 中日新聞 | 新聞社 |
| 横浜DeNAベイスターズ | DeNA | IT企業 |
| 東京ヤクルトスワローズ | ヤクルト | 食品 |

各球団どこも超有名な大企業ばかりですね。
それだけ球団運営にはお金がかかりますし、エンタメビジネスとしてのノウハウや経営手腕を必要とします。
なので、お金だけあってもプロ野球の球団を運営し、利益を出すのは簡単ではありません。
このような環境の中にあって、広島カープは親会社なしって?じゃあ球団運営は誰がどうやってるの?ってことになりますよね。
広島東洋カープ球団とは

広島東洋カープは親会社を持たず、市民球団を掲げ独立採算制のチームになっています。
要は球団を運営するのは、球団本体であり、親会社が舵を握って運営していないということ。
本拠地の名前がマツダZOOMZOOMスタジアムになっているので、自動車メーカーのマツダと思われている人も多いかもしれません。
しかし、マツダはあくまでスポンサーという支援の立ち位置になっています。
ただし、広島東洋カープの株式をマツダが30%以上保有して筆頭株主になっているので、実質的な親会社のようになっていますが、手続き上は違うんです。
特定の企業に全面依存せずに経営を成り立たせているという意味で、広島市民球団のイメージを有しています。
広島カープの経営戦略

なんと、広島カープは親会社を持たずに40年以上も黒字経営を続けています。

調べてみると、その戦略は潤沢に資金がない市民球団ならではの知恵と情熱が詰まっていました。
的確な売上と支出のバランス感覚
最も素晴らしい点は、売上に合わせた支出のバランスをしっかり持っている経営戦略です。
マツダスタジアムが完成する前は広島市民球場で、お客さんはいつもまばらでした。
その当時は売上がない分、選手の年俸をしっかり抑える戦略で黒字を維持していたようです。
大活躍した選手には「将来監督の座を用意して目先の年俸を抑えた」というのは有名な話です。

球団社長はマツダの創業者の一族の方ですが「優勝すると年俸を上げないといけないから優勝しなくていい」と発言したほどです。
ファン層の拡大
マツダスタジアムが2009年に完成してからは、怒涛の快進撃を続けます。
マツダスタジアムには、ファミリーで楽しく野球観戦が出来るファミリー席を作ったり、バーベキューやパーティー形式で観戦出来るスペースなど、これまでの野球観戦にあまり馴染みのなかった層へ向けて改革を行いました。
いわゆるMLB仕込みのボールパーク化によって、それまではおじさんの指定席だったファン層を一気にファミリーや女性ファン層の拡大に成功しました。
また【カープ女子】という言葉が流行りましたが、人気の火付けは広島カープで女子のファン層を一気に取り込みグッズの売上にも大きく貢献しています。
マツダスタジアムの仕様も担当者がアメリカのメジャーリーグのボールパークを参考にして、野球を観戦するだけではなくてそれ以外の部分でも楽しめる球場を追求した形になっています。

オリジナリティがあり他球団との差別化がしっかり図られ、ファンの心を掴んでいます!
まとめ

特定の親会社が運営していないですが、長年黒字経営を続けており2016年~2018年まではリーグ3連覇も果たしており広島カープの黄金期を呼び込みました。
しかし2019シーズン以降はBクラスに沈んでおり、ここからの巻き返しに期待しているファンも多いでしょう。
広島カープファンはいつも熱い応援で球場を盛り上げてくれるので、見ているだけで熱くなってきますね!
今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました!

