練習では打てるのに試合になったら打てないのはなぜ?
練習のシートバッティングやフリーバッティングではガンガン打てるのに、試合になった途端いつもの調子が出ずに凡打を繰り返して悩んでいませんか?
試合の日だけ急に下手になるはずがありません。
原因はメンタルの部分がかなり大きな割合を占めている可能性が高いです。
野球は本当にメンタルのスポーツですからね。
この記事では、試合で打てない原因とどんな場面でも打てるようになる方法をまとめました。
✔️この記事でわかること
- 試合本番で打てない3つの原因
- 大事な場面で打てる選手の特徴
- 試合で結果を残すための練習
✅この記事を書いてる人
ニックネーム:けんにぃ
野球歴30年の野球特化ブロガー
軟式社会人野球ではエースとして全国大会出場経験あり
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【少年野球】試合でいいバッティングができず打てない原因はメンタル?
試合で打てない原因
結果を気にしすぎている
「打たなきゃ…」
「打ってないのチームで僕だけだ…」
「ヒットを打たないといけない」という結果に縛られていて、目的が変わってしまっています。
この思考になると一気に不安になりますよね。
もちろんみんなヒットを打ちたいですが「そのためのスイングや準備はできているか?」というポイントに目を向けなければいけません。
あくまで結果は結果であり、それより「打つために必要な準備ができていたのか?」を確認してみてください。
集中できていない
バッターボックスに入ってからあれこれ余計なことばかり考えて、相手との勝負に向き合えていない場合です。
- 前の打席を引きずっている
- 守備のエラーを引きずっている
- 試合に負けそうで不安になっている
- 打ってないの自分だけで焦る
など、目の前のピッチャーとの勝負に集中しなければいけない場面であれこれ考えていては打てるボールが来ても打てませんからね。
自信が持てていない
僕が考える試合で打てない一番大きなポイントは「自信が持てていない」です。
野球は一球一球に間があり、考える時間がたくさんあるスポーツです。
自信がない人は、考える時間があればあるほどネガティブな思考を優先させてしまうので、普段通りの能力を発揮しにくくなります。
- 「打てなかったらどうしよう…」
- 「みんなにどう思われるかな…」
- 「ピッチャーの球速いし無理かも…」
この状態では打つのは難しそうですよね。
では大事な場面で打てる選手の特徴を理解して練習していきます。
大事な場面で打てる選手の特徴
自分のスイングに集中している
バッターボックスに入ればピッチャー(バッテリー)とバッターの対決です。
そこでいかに雑念を消して、「自分のスイング、自分のミートポイントで打つ」ことにしっかり標準をしぼって集中できるかどうかが打てるかどうか結果に影響してきます。
例えば、
前の回に守備でエラーしてしまった…
など、エラーした気持ちを引きずっていたら自分のスイングになかなか集中できません。
試合でも打てる選手は例外なくバッターボックスでの集中力が高い傾向にあります。
どんな状況でもブレない集中力は、普段の練習の積み重ねで鍛えられます。
自信を生むほどの練習量
やはり大事な場面で打てる選手は日頃から圧倒的に練習しています。
土日のチーム練習はもちろん、家に帰ってからもですし、平日の学校が終わってからの時間や晩御飯食べて寝るまでの間にも練習していますよ。
これだけやれば確実にスイングスピードは上がるし技術も向上します。
実際には平日も毎日練習している選手の方が圧倒的に少ないですから、やるだけで大きな差をつけられます。継続の力は本当に大きいですからね。
そしたら見える景色が、高校生が小学生と試合するみたいな感覚になっていきます。
高校生なら小学生のボールは高確率で打てそうじゃないですか?
実際に高校野球でプロ注目選手の打率が6割とか7割の選手がたまにいますが、あれがまさに高校生相手では余裕すぎる状況になっている例ですよね。
この状況を作ればメンタル云々の世界ではなくなり、もう勝ちですよ。
チャンスを楽しむ思考
「ここで打てばヒーローだな」
「チャンスで打つと気持ちいいよな」
「ここで打てば勝てるぞ」
打てる選手は常にチャンスで自分に回ってこいと思っています。
なぜなら打てる自信があるからですね。
だからチャンスというプレッシャーがかかる場面でも「打てなかったらどうしよう」のマイナスメンタルを「俺がヒーローになってやる」のプラスメンタルが上回っている状態です。
打てる選手はワクワクしてバッターボックスに入るので、チャンスを楽しんでいるんです。
そりゃ打てるよなって感じですよね。
試合で結果を残すための練習
実践形式の素振り
高低、コース、相手のピッチャーを具体的にイメージして、カウントをつけて実戦形式で行うと一球一球状況が変わり、飽きずに練習出来ます。
よく素振り100回とか回数でやっていたりしますが、何も考えずにただ振るだけの100回では試合で結果を残すには得策ではありません。
だったら実戦素振りで3打席〜5打席しっかり頭を使って、1球、1球しっかりスイングする練習をした方が必ず上達します。
この素振りで、高さやコースごとに振り方のアドバイスをしてあげましょう。
そこまで出来て初めて、意味のある練習になります。
素振りではなるべくマスコットバットを使うことをオススメします。
マスコットバットって重すぎて手首を痛めたりしないの?
と心配されるかもですが、思考停止した100回の素振りだと危険ですが、打席を決めて試合形式で行うので過度な負荷はかかりません。見逃しも含めてイメージしましょう。
むしろ少ないスイングの中で集中して行うので、スイングの必要な筋力のアップに繋がり一石二鳥です。
手首のケガが心配な方はバッティング手袋で手首でしっかり固定されている物を使って予防すると安心です。
ミートポイントの強化
ミートポイントを強化するのにオススメは「羽根打ち」です。
羽根をティーバッティング形式で打つ練習です。
この練習ではミートの確率アップが目的で、注意点は当てにいかないことです。
羽根は空気抵抗を受けて不規則な動きをするので、バットの芯でとらえるのが難しいです。それにより集中力も高まりどのタイミングで力を入れればいいのか分かってきます。
羽根ってどうしても当てにいってしまいがちですが、空振りしてもいいので自分のポイントでフルスイングする意識を持って練習してみてください。
羽根は非常に軽くて体にかかる負担も少ないので、毎日100回以上を目標にガンガン打ち込みましょう。
継続できれば必ず結果はついてきます。
置きティー(スイングスピード強化)
ティースタンドで、止まっているボールをしっかりミートする練習です。
止まっているボールだからこそ、ミートポイントをしっかり確認することができ、力を入れたスイングでの練習が可能になります。
置きティーは力を入れるタイミングを感覚的につかむのと、スイングスピードを強化したい練習です。
どのタイミングでどこに力を入れて始動からフォローまでいくのかを意識して取り組みましょう。
まとめ
野球はメンタルの要素がかなり大きいスポーツです。
その中でもバッティングはメンタルの影響を受けやすいので、ブレないメンタル、どんな状況でも集中力を発揮できる選手へと成長させるためにできることをサポートしてあげてほしいなと思います。
小学生で染みついた習慣や知識は中学以降も一生役に立つものですからね。
また以下の記事では、打球が飛ばない悩みを解決する内容をまとめています。
ぜひ併せて読んでみてください。
【少年野球】バッティングで打球が飛ばない…原因と遠くに飛ばす方法
今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました!