高校野球のピッチャーって平均どれくらいの球速なの?
甲子園では140㎞とかよく見るけど?
現在、日本人最速は大谷翔平選手の165kmという異次元の球速になっていますが、一般的な高校生の球速ってどれくらいか気になりますよね。
ピッチャーの武器としてスピードボールは、野球の中でも非常に魅力的な部分です。
時代が変わり今の高校生は140kmを超える投手も劇的に増えてきています。
しかし一般的な方が高校野球を見るのは基本的に甲子園の中継がほとんどであり、実際の大多数の高校生が投げる球速って意外と知らないはず。
この記事ではピッチャー歴25年の筆者が、高校野球のピッチャーが投げる平均球速と球速アップするための練習を解説します。
✔️この記事でわかること
- 高校野球のピッチャーが投げる平均球速
- 高校野球の歴代スピードボールTOP3
- スピードアップに必要な練習
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✅この記事を書いてる人
ニックネーム:けんにぃ
野球歴30年の野球特化ブロガー
軟式社会人野球ではエースとして全国大会出場経験あり
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【高校野球】ピッチャーの平均球速はどれくらい?球速アップする練習
高校野球のピッチャーが投げる平均球速
地方大会レベル
110km〜125km
地方大会レベルでのピッチャーの平均球速はおよそ110㎞〜125㎞ほど。
普段テレビで見る甲子園などに慣れている人は遅く感じるかもですが、地方大会だと平均してこれくらいのスピードです。
高校野球のレベルは近年二極化していて、平均値の幅が大きくなっています。
強豪校や甲子園常連校と言われる学校に有望な選手が集まりレベルが段違いになっている一方で、普通の公立高校などでは、それこそ普通の部活として野球をやっている選手もたくさんいますからね。
では地方大会を勝ち上がって上の大会に進むとどれくらいになるのか見てきましょう。
関東大会や近畿大会などの上位進出レベル
125km〜135km
地方大会を勝ち上がって上位大会に進出してくる学校のエースピッチャーはおよそ125㎞〜135㎞程度の球速を投げています。
やはりこのレベルまで上がってくると、130㎞前後のスピードは最低限必要になってきます。
今の高校生は性能のいいピッチングマシンの150㎞をバンバン打つ練習ができる時代です。
これにより130㎞は最低でも投げられないと上の大会ではなかなか勝てない現実がありますね。
中には技巧派として120kmに満たない球速でもコントロールと投球術で巧みに抑える投手もいますが、チームのエースと言われる投手の平均としては130km前後になります。
では甲子園などの全国レベルを見ていきましょう。
甲子園など全国大会レベル
130km〜140km以上
甲子園や明治神宮大会などの全国レベルになると、エースピッチャーの球速は130㎞〜140㎞以上まで上昇します。
近年大阪桐蔭や仙台育英などの強豪校では、控え投手も含めて複数人が140km以上を投げるピッチャーが揃っていたりして、とんでもないレベルになってきていますね。
現在の高校生はYouTubeやSNSなどで膨大な情報を拾い上げて研究やトレーニングができる時代になり、ここ10年だけでも全体の球速は確実に上がってきています。
大谷翔平投手や佐々木朗希投手など高校生で160kmを投げるピッチャーまで現れるところまでスピードが上がってきているので、高校生で150kmを目指す選手が現れるのは当然な流れと言えますね。
高校野球歴代スピードボールTOP3
第3位 158km 寺原隼人投手
歴代3位は日南学園(宮崎県)出身の寺原隼人投手です。
2001年の夏の甲子園大会で出した158kmは、甲子園大会の歴代No.1の記録として今も破られていません。
それまでの甲子園最速は横浜高校の松坂大輔投手らが持つ151kmだったので大きく記録を塗り替えたことになります。
158kmはバックネット裏にいたメジャースカウトのスピードガンでの数字ではあったようですが、大きく報じられ寺原投手は一躍時の人となりました。
甲子園という大舞台で記録した最速記録は、記録にも記憶にも残る衝撃の一球でしたね。
(出典:朝日新聞デジタル)
第2位 160km 大谷翔平投手
歴代2位のスピードボールはメジャーで大活躍中の大谷翔平投手です。
2012年、高校3年生の夏の岩手大会で記録した160km。当時高校生で160kmを史上初めて記録したことで衝撃がはしりました。
今の活躍を見れば当然ですが、高校生が160km投げるとか最初は本当に信じられなかったですね。。
大谷選手は少年野球ですでに120kmを投げていたようなので、天性の才能に努力を積み重ねてわずか6年で球速を40kmもアップしたことになります。
スーパースターは次元が違いますね。
(出典:YouTube)
第1位 163km 佐々木朗希投手
令和の怪物と呼ばれ、2022シーズンではプロ野球史上最年少での完全試合を達成した佐々木朗希投手が高校歴代No.1の163kmでした。
2019年、高校3年の日本代表合宿での登板で163kmが記録されました。
大谷翔平投手が160kmの壁と突破した2012年以降、高校生でも140km以上投げる投手がそれまでに比べて一段と多くなったように思います。
それまでの目指す140kmから通過点の140kmになっています。
スピードボールには夢があり、見るものを惹きつける魅力が詰まっていますね。
(出典:YouTube)
スピードアップに必要な練習
プライオボール
メジャーリーガー大谷翔平選手も、アメリカに渡り実際に取り入れている方法です。
重さの違うボールを投げることで、体にかかる負荷を変えながら肩関節の可動域を広げるようにストレッチ代わりにもなります。
また投げる動作の筋トレにもなるので、ダンベルを使った筋トレではなく、実際にボールを投げる筋肉を効率的に鍛える事が出来ます。
(引用元:YouTube)
中距離ライナーキャッチボール(回転意識)
遠投ほど距離を離してしまうと、投球フォームではなく遠くに投げるフォームになってしまうので、個人的にはオススメしません。
塁間くらいの距離で、山なりのボールではなくライナーでの球筋を意識してキャッチボールしましょう。
最終的なイメージは糸を引くように相手のグラブに吸い込まれていくようなボールです。
コツはボールにパワーを100%伝えられるよう、投球フォームから体重移動を含めて最後のリリースの瞬間に全集中することです。
ここではボールの回転を強く意識しましょう。
体全体のパワーをうまくボールに伝えられないと、強くて力のあるボールは投げられません。
(出典:YouTube)
球速を計測して記録する
トレーニングを継続していく中で、球速をその都度測り数字をデータとして記録していくと、成長の具合も把握しやすく目標設定により早く近づけるので、必ずスピードガンで計測するようにしておきましょう。
「なんとなく球速上がった気がする!」ではモチベーションも保ちにくいですし、本当に上がったかどうかもわかりませんからね。
しっかりと数字を見て、確実に球速を上げていきましょう。
フレーチャでボディバランス強化
オリックスバファローズのエースである山本由伸投手が練習に取り入れて話題になったアイテムです。
肩や腕の力をいくら速く振ってもボールは速くならない理論を基に、回転軸や体全体を使って投げるイメージを作る練習に最適です。
山本由伸投手のような力感がないのに、キレのある豪速球を生み出す秘訣が詰まった練習です。
山本由伸投手は、150kmを超える豪速球を投げる投手としては珍しいウエイトトレーニングを一切やらないそうです。
このフレーチャを取り入れて自分の体の使い方一つで球速を上げられるということを山本投手自身が証明してくれていますね。
以下のYouTubeチャンネルで使い方を詳しく解説してくれていますので、参考にしてみてください。
【簡単】サプリメントで体づくり
球速アップに体づくりで体格を大きくするのも有効な練習の一つです。
体格は車に例えるとエンジンの部分になります。
小さいエンジンより大きいエンジンを積んだ車の方がスピードが出るのは想像できると思います。これと同じで野球においても体格が大きい方が、ボールに伝えるパワーが大きくなるのは当然です。
高校の3年間は体の成長期を迎える時期なので、このタイミングにサプリメントで成長をサポートしてあげると、一気に大きな体格を作ることができます。
高校の成長期は人生で1度しかありませんので、ここを逃すのはあまりにもったいないです!
以下の記事で中高生向けの優秀なサプリメントをまとめています。
》子供の成長期を逃して後悔しない!オススメ厳選サプリメント3選
まとめ
今回は高校野球のピッチャーの平均球速と球速アップについてまとめました。
球速アップすると、今までファールで粘られていたのが空振りを取れるようになったり、インコースで詰まらせて外野まで飛ばされなくなるなどピッチングの幅が大きく広がります。
ストレートが速くなることで、今まで以上に変化球も生きてくるのでメリットしかありません。
この機会を逃さず行動してみてください。
また以下の記事では、全国の激戦区をランキングしまとめました。ぜひ併せて読んでみてください。
》【高校野球】全国一の激戦区はどこ?甲子園予選参加出場校ランキング
今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました!