中学生ピッチャーの平均球速ってどれくらいなのかな?
球速アップの練習は何をするべき?
ピッチャーをやっていたら誰もが気になる「球速」。
大谷翔平選手や佐々木朗希投手のような豪速球に誰しも一度は憧れたはず。
ピッチャーにおいて球速が速いのは、これ以上ない大きな武器ですよね。
空振りが取れるしファールでカウントを取れるし、変化球は生きてくるし、メリットだらけです。
球速を伸ばしていくには、中学生が投げる平均球速を知らなければいけません。
この記事では中学生のピッチャーが投げる平均球速を調査し、球速アップに必要な練習をまとめました。
✔️この記事でわかること
- 中学生ピッチャーの平均球速
- 球速アップに必要な5つの練習
✅この記事を書いてる人
ニックネーム:けんにぃ
野球歴30年の野球特化ブロガー
軟式社会人野球ではエースとして全国大会出場経験あり
「本ページはプロモーションが含まれています」
【野球】中学生ピッチャーの平均球速は?球速アップする5つの練習
中学生ピッチャーの平均球速
学年別の球速目安
学年 | 目安平均球速 |
1年生 | 100km前後 |
2年生 | 105km〜110km |
3年生 | 115km前後 |
中学生の学年ごとの球速は上記の数字が目安になります。
全体感として、中学で120kmを超えてくるとかなり速い部類に入ってくるかなと思います。
まずは、平均値としての目安を感覚的に捉えてみてください。
次項で、レベルごとの球速を見ていきましょう。
全国レベルは大人もビックリの球速を投げるピッチャーがたくさんいます。
地区大会レベル
100km〜110km
中学生投手が投げる最も多いゾーンがこの球速です。
地区大会レベルだと110km前後がひとつの目安になるかなと。
110kmは決して遅いわけではありませんが、特別速いわけでもないって感じです。
このスピードゾーンで勝負するなら、正確なコントロールか絶対的な変化球が欲しいところかもしれません。
ここを勝ち抜くには、もう一段スピードのレベルを上げたいところです。
県代表レベル
110km〜120km
地区を勝ち抜き県代表レベルになってくると120km程度まで上昇します。
県の代表として出てくるチームのエースピッチャーは120km前後がボリュームゾーンになってくるかなと思います。
中学での1年間は身体の成長も含めて大きく成長する時期です。
ここで正しい努力ができるかで、全国レベルの階段を一歩上がれるかが決まってきますね。
では全国レベルってどこまで球速が上がるんでしょうか。
全国レベル
120km〜130km
全国レベルになってくると120km〜130kmまで上昇します。
ここまで来ると高校野球でも通用するレベルになってきますね。
中学で130km以上投げられれば、ほぼ間違いなく高校の強豪校などから声(スカウト)がかかるでしょう。
近年では、科学的なトレーニングだったり、食事面(栄養学)などで選手の体格が飛躍的に大きくなってピッチャーの球速もどんどん上がってきていますからね。
中学で140km以上投げるピッチャーも、昔に比べて珍しくなくなってきました。
一つの指標として全国レベルは、ここまでレベルを上げないと出られない日本の中学野球のレベルの高さに驚かされます。
歴代の中学最速は?
150km
これまでの中学生での最速記録は、当時高知中だった森木大智投手(現阪神タイガース)が投げた150kmです。
中学生では140kmでも驚きなのに150kmは異次元のスピードです。しかも軟式での150kmはヤバすぎます。
(出典:YouTube)
ちなみに森木投手は高卒ドラフト1位で阪神タイガースに指名されましたが、甲子園には1度も出場できていません。
それでもアマチュア選手の最高名誉である高卒ドラフト1位なわけですから、スピードボールにはそれだけ魅力と大きな期待が寄せられるということなんですね。
球速アップに必要な5つの練習
プライオボール
メジャーリーガー大谷翔平選手も、アメリカに渡り実際に取り入れている方法です。
重さの違うボールを投げることで、体にかかる負荷を変えながら肩関節の可動域を広げるようにストレッチ代わりにもなります。
また投げる動作の筋トレにもなるので、ダンベルを使った筋トレではなく、実際にボールを投げる筋肉を効率的に鍛える事が出来ます。
(引用元:YouTube)
中距離ライナーキャッチボール(回転意識)
遠投ほど距離を離してしまうと、投球フォームではなく遠くに投げるフォームになってしまうので、個人的にはオススメしません。
塁間くらいの距離で、山なりのボールではなくライナーでの球筋を意識してキャッチボールしましょう。
最終的なイメージは糸を引くように相手のグラブに吸い込まれていくようなボールです。
コツはボールにパワーを100%伝えられるよう、投球フォームから体重移動を含めて最後のリリースの瞬間に全集中することです。
ここではボールの回転を強く意識しましょう。
体全体のパワーをうまくボールに伝えられないと、強くて力のあるボールは投げられません。
(出典:YouTube)
球速を計測して記録する
トレーニングを継続していく中で、球速をその都度測り数字をデータとして記録していくと、成長の具合も把握しやすく目標設定により早く近づけるので、必ずスピードガンで計測するようにしておきましょう。
「なんとなく球速上がった気がする!」ではモチベーションも保ちにくいですし、本当に上がったかどうかもわかりませんからね。
しっかりと数字を見て、確実に球速を上げていきましょう。
フレーチャでボディバランス強化
オリックスバファローズのエースである山本由伸投手が練習に取り入れて話題になったアイテムです。
肩や腕の力をいくら速く振ってもボールは速くならない理論を基に、回転軸や体全体を使って投げるイメージを作る練習に最適です。
山本由伸投手のような力感がないのに、キレのある豪速球を生み出す秘訣が詰まった練習です。
山本由伸投手は、150kmを超える豪速球を投げる投手としては珍しいウエイトトレーニングを一切やらないそうです。
このフレーチャを取り入れて自分の体の使い方一つで球速を上げられるということを山本投手自身が証明してくれていますね。
以下のYouTubeチャンネルで使い方を詳しく解説してくれていますので、参考にしてみてください。
【簡単】サプリメントで体づくり
球速アップに体づくりで体格を大きくするのも有効な練習の一つです。
体格は車に例えるとエンジンの部分になります。
小さいエンジンより大きいエンジンを積んだ車の方がスピードが出るのは想像できると思います。これと同じで野球においても体格が大きい方が、ボールに伝えるパワーが大きくなるのは当然です。
中学は体の成長期を迎える時期なので、このタイミングにサプリメントで成長をサポートしてあげると、一気に大きな体格を作ることができます。
中学の成長期は人生で1度しかありませんので、ここを逃すのはあまりにもったいないです!
以下の記事で中学生向けの優秀なサプリメントをまとめています。
》子供の成長期を逃して後悔しないで!オススメ子供向け厳選サプリメント3選
まとめ
中学野球も年々びっくりするようなレベルのボールを投げる投手がどんどん出てきています。
ライバルに負けないよう130kmを超えるスピードボールを目指して正しい練習に取り組んでみてください。
130km超えてくると間違いなく噂になり、高校強豪校のスカウトが気にかけてくれるようになり甲子園へのルートが見えてきます。
高校でも野球を続けていくつもりなら、スピードボールは強力な武器になります。
今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました!