
草野球のピッチャーってどれくらいの球速が平均?
120km以上投げるピッチャーっているの?
このような疑問にお答えします。
草野球でピッチャーをやっていると、球速ってめちゃくちゃ気になりませんか?
実際、草野球で10年以上プレーし全国大会まで行った筆者の経験上120km以上投げるピッチャーはそれほど多くありません。
ざっと全体の3割程度です。
この記事では草野球で活躍するために必要な球速と球速アップの方法について詳しく解説します。
✔️この記事でわかること
- 草野球ピッチャーの平均球速
- 球速アップさせる練習3選
- 球速アップさせるメリット
ひとつずつ解説していきます。
✅この記事を書いてる人

ニックネーム:けんにぃ
野球歴30年の野球特化ブロガー
軟式社会人野球ではエースとして全国大会出場経験あり
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草野球ピッチャーの球速は?120kmは速い?球速アップさせる練習3選
草野球ピッチャーの平均球速
110km前後
平均となるとぶっちゃけ110kmくらいです。
草野球って高校出てすぐのバリバリの若者ピッチャーもいれば、50代や60代でピッチャーをやっている方も大勢いる世界です。
なので、これらをまとめていくと最も多く投げている層が110km前後になりますね。
実際草野球では140kmとか投げられなくても、100kmくらいのボールで抜群にコントロールがよければバリバリ抑えられる世界でもあります。
だから競技人口も多いし多くの方が草野球を楽しめているんです。
近年は二極化が進んでいる
ここからはレベルの二極化が進んでいる話です。
近年は草野球人口が徐々に減ってきている印象を受けます。
特に娯楽として野球経験は浅いけど楽しみたいという層が減ってきているかなと。
僕がやり始めた約20年前と比べて、チーム数や1チームの人数がかなり少なくなっています。
それによりバリバリで大学まで野球をやっていたであろうハイレベル経験者の層が増えて、「野球経験は小学生まででした」層がかなり減ってきているなと感じます。
全国レベルのピッチャーの球速は130kmを軽く超えてきますから、このレベルの二極化がどんどん広がっていくんじゃないかなと思います。
あまりに実力差があると全然楽しめないしつまらなく感じてしまう事が増えそうですからね。。
そのレベル差を埋める努力をしたいという熱き草野球人の方のみ、この先を読み進めていただければと思います。
球速アップさせる練習3選
重さ違いのボールで壁当て
メジャーリーガー大谷翔平選手も、アメリカに渡り実際に練習している方法です。
重さの違うボールを投げることで、体にかかる負荷を変えながら肩関節の可動域を広げるようにストレッチ代わりにもなります。
また投げる動作の筋トレにもなるので、ダンベルを使った筋トレではなく、実際にボールを投げる筋肉を効率的に鍛える事が出来ます。
トレーニングを継続していく中で、球速をその都度測り数字をデータとして記録していくと、成長の具合も把握しやすく目標設定により早く近づけるのでスピードガンで計測するようにしておきましょう。
(引用元:YouTube)
球速の見える化
球速をアップさせていく過程をしっかりと見える化し、記録に残していきます。
そうしないと「なんとなく120km出た気がする!」という状況では目標を達成したかどうかすら分かりませんからね。
スピードガンで今の球速を記録し、毎月のスピードを計測します。
そして3ヶ月、半年、1年と時間が経つにつれてどう球速が変わっていくのかを明確に見える化してみてください。
数字が見えることで、今何をしなくてはいけないかが浮かび上がってきます。
食事トレーニング
食事の重要性をご存知でしょうか?
どれだけ筋力トレーニングや体力アップなどのトレーニングを重ねても、食事(栄養素)管理ができていないとせっかくのトレーニング効果が半減してしまいます。
「体づくり」で体格をアップさせることで、確実に球速はアップします。
また食事トレーニングには他にもたくさんのメリットがあります。以下⇩
- 体力アップ
- 打球速度アップ
- 飛距離アップ
- 故障やケガ予防
などあらゆる面で選手にとって有利になります。
逆に言えば体格がないと上のレベルでは戦えないということ。
参考ですが、全プロ野球選手840人中、体重が60kg台の選手はわずか27人しかおらず3.2%という少なさです。いかにどっしりした体格が野球に有利に働くかがわかると思います。
参考:プロ野球データFreak
ちなみに高校歴代スピードボールTOP3投手の高校時代の体格はこちら。
選手名 | 身長 | 体重 | 最速 |
寺原隼人 | 179cm | 75〜80kg | 154km |
大谷翔平 | 190cm | 85kg | 160km |
佐々木朗希 | 190cm | 87kg | 163km |
やはりどの投手もどっしりとした体格が、スピードボールに不可欠だとわかると思います。
メジャートップ選手となった現在の大谷選手は95kgまでアップし、完全試合を達成した佐々木朗希投手は現在92kgまで体重をアップさせています。
体重が増えることでさらにパワーが増し、両投手とも最速を165kmまで伸ばすことに成功していますね。
スピードボールを投げるために食事トレーニングで体を大きくするのは超重要であり、最短の近道でもあります。
食事トレーニングを強化する方法

じゃあ食事トレーニングを強化ってどうすればいいの?
食事をしっかりとコントロールするには、栄養学の知識を学ばなければいけません。
栄養学を勉強するのにオススメの本を載せておきますね。

本を読むの面倒だな…
そんな時間ないよ…
という方には、ネットで完結してポイントをまとめてくれている栄養学講座があります。
球速アップさせる3つのメリット
球数が減る
バッターにとって一番やっかいなボールは、間違いなく「速いストレート」です。
速いスピードボールを打とうとすると、スイングしてタイミングを合わせるしか方法はありません。
すると早いカウントからどんどん打ってくるようになるので、ピッチャーの球数を減らすメリットに繋がります。

特に草野球レベルで130㎞を超えると、効果は抜群に効いてくるので楽にピッチングを組み立てる事が可能になり、ピッチャーが楽しくて仕方なくなります。
変化球がより効果的になる
速いストレートがあるだけで、変化球の効果は2倍にも3倍にも膨れ上がります。
なぜならほとんどのバッターは【ピッチャーの一番速いボールにタイミングを合わせつつ変化球を待つ】打ち方なので、ストレートが速いだけで緩急の幅が広くなり断然ピッチャー有利な状況になります。
変化球に自信がない場合でも、ストレートを磨くだけで今のままでも十分に効果を発揮するボールに早変わりします。
相手チームにプレッシャーをかけられる
ピッチャーはある意味チームの顔であり、最も目立つポジションです。
相手チームのピッチャーの投げるボールがめちゃくちゃ速かったらどう感じるでしょうか?

大半の人は「球はや〜、打てるかな?とりあえず真っ直ぐ張って行こう!」みたいなことになります。
その時点でアドバンテージが生まれて、試合前から相手にプレッシャーをかけられるんです。
これは「目に見えない球速アップの大きなメリット」になりますね。
まとめ
草野球って適当にだらだら野球やってるイメージがあるかもですが、実際は全然そんな事ありません。
みんな真剣勝負で試合に勝って喜びたいし、ヒット打って充実感を味わいたいから本気でプレーしています。
だから僕も草野球が大好きですし、少しでも上達しようと努力する人が大好きで応援したいです。
この記事が少しでも役に立てば幸いです。
また以下の記事では、コントロールについてまとめています。ぜひ併せて読んでみてください。
》コントロールが悪い草野球のピッチャーが今すぐやるべき3つの練習
今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました!