
ストライクが入らない時ってマウンド上でどうすればいいの?
マウンド上は孤独だし焦ってしまう…
「試合中にストライクが入らない…」っていうのはピッチャーをやっていると必ず出てくる悩みの一つです。
周りが声をかけてくれても、実際に投げるのは投手である「あなた」であり、誰も助けてくれません。
一人で焦ってしまっては、増々ストライクが入らず独り相撲の投球になってしまう恐れがあります。
逆にしっかりと頭の中で思考を整理できていればマウンド上で常に冷静でいられます。
この記事では、投手歴20年以上の筆者が紹介する3つの思考法を実践できれば、試合中のメンタルは確実に安定します。
✔️この記事でわかること
- ピッチャーはメンタルのポジションだと理解する
- ストライクが入らない時にマウンド上で必要な3つの思考
- ピッチャーの思考法を鍛えるオススメ本
✅この記事を書いてる人

ニックネーム:けんにぃ
野球歴30年の野球特化ブロガー
軟式社会人野球ではエースとして全国大会出場経験あり
「本ページはプロモーションが含まれています」
【野球・投手】ストライクが入らない時にマウンド上で必要な3つの思考
ピッチャーはメンタルのポジションだと理解する

コントロールが定まらないのは技術的な問題ももちろんありますが、それ以上にメンタルによる影響の割合が大きのがピッチャーです。
ピッチャーの出来がそのまま試合の勝敗に直結するポジションなので、常にチームの勝敗を背負ってプレーしていることを忘れてはいけません。
ピッチャーは相手バッターを抑えて得点を与えないのが1番の仕事ですが、バッターと勝負したいのにストライクが入らず、フォアボール連発していては試合になりませんからね。
誰もピッチャーがわざとフォアボールを出しているなんて1ミリも思っていないんですが、

この時のマウンド上でのピッチャーの孤独感ったら半端じゃないですからね、、、
コントロールが定まらずマウンド上で孤独に苦しい思いをしないために、ピッチャーはどんな場面になってもメンタルを安定させる方法を知っておかなければいけません!
経験上、ピッチャーは一番やりがいがあって楽しいポジションの反面、一番怖いポジションでもあるということ。
ストライクが入らない時にマウンド上で必要な3つの思考

完璧思考を捨てる
いい意味で「開き直って」投げましょう。
先ほども書きましたが、ストライクが入らない原因で最も多いのがメンタルです。
特に完璧主義の人に多いのが、
- 初球は絶対にストライク入れないといけない
- 先頭バッターのフォアボールは絶対ダメ
- いかなる時も真ん中には投げてはいけない
完璧が故に自分に対しても高いレベルを求めすぎて、それに答えられないと自分を責め自信を失っていきます。
なので、完璧主義な投手ほど、

「プロ野球選手だってフォアボールを出すし、どんなにいい投手でも打ち込まれる事だってあるよな」っていう心の余裕が重要です!
ピッチャーは特に好不調の波がわかりやすく目に見えてしまいます。
調子が悪かったりストライクが入らない時は、すぐに切り替えて完璧主義を捨てて、今何をしなければいけないかを考える癖をつけましょう。
「投げやり」になるのと「開き直って投げる」のでは全然違いますので間違えないように。
打たれる恐怖と向き合う
どんなにいいバッターでも打率3割です。
「打たれたらどうしよう」と思うほどバッターとの勝負ではなく、自分自身との勝負になって、向かう方向を間違えてしまいます。
マウンド上でのピッチャーは常に孤独です。

仲間からの励ましや声かけはとっても力になるんですが、最終的にボールを投げるのはピッチャー本人であり、最後は自分の力で状況を打破するしかないんです。
そんな時に少しでも弱気な気持ちが出てしまうと、一瞬で相手チームに飲み込まれます。
試合中だけは常にバッターに対して「打てるもんなら打ってみろ精神」を忘れない事です。
1度打ち込まれた経験や不安要素がある時は、この「打たれる恐怖心」メンタルになりやすいです。
ここは逃げずに一旦恐怖を受け入れて、常に強気を意識し続けることがとても重要です。
余計な力を抜く
経験上「調子は悪くないのにスピード、球威がないな」と感覚で感じる時にコントロールが悪くなる傾向にあります。
「スピードがいつもより出てないな」と思うとスピードを出すため余計に力を入れて投げるため、コントロールが定まりません。
またスピードに意識がいくと投げ急ぎの原因にもなり、ますますコントロールが定まりません。

無駄な力を抜く事で、軸足に体重を残す感覚が戻り、体が前につっこまなくなり、リリースポイントが定まりやすくなります。
いつもなら意識してできていることが、ピンチや調子が悪い日だと、【力を抜く】ことができない場面が非常に多くなってしまいます。
一番シンプルですが、これがしっかり出来ないとピンチを乗り切るのは難しいかもしれません。
試合中のアドレナリンが出ている状態で意識出来るかどうかで、結果は大きく変わります。
ピッチャーとしての思考法を鍛えるオススメ本
まとめ

投手歴20年の筆者が経験からまとめた、ストライクが入らない時にマウンド上で試してほしい3つの思考でした。
実際の試合になるとなかなか冷静になれなかったりしますが、普段の練習や練習試合などから試合を想定して取り組む事が大事になります。
ピッチャーはとても繊細なポジションですから、調子がいい時の方が少ないと感じる人の方が多いと思います。

だからこそ悪い時の考え方や対策をしっかり持っていれば冷静になれますね。
また以下の記事では、コントロールに悩み制球力をアップさせるための内容をまとめました。ぜひ併せて読んでみてください。
今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました!


