野球が上手くなりたい時に走り込みは必要なの?
このような疑問にお答えします。
プロ野球選手は、走り込みによって下半身を強化している選手は多いです。
しかし近年ダルビッシュ有投手をはじめ、トップ選手達が「走り込みはあまり意味がない。筋トレの方がいい」と発信する場面が増えてきていますね。
時代が変わり走り込みは「必要」と「不要」という意見が割れてきており結局どっちの方がいいの?という疑問について深掘りします。
✔️この記事でわかること
- 少年野球での走り込みって意味あるの?
- 走り込みのメニュー
- 走り込みの注意点
- 走り込みにオススメのトレーニングシューズ
✅この記事を書いてる人
ニックネーム:けんにぃ
野球歴30年の野球特化ブロガー
軟式社会人野球ではエースとして全国大会出場経験あり
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【少年野球】小学生の走り込みは本当に必要か?《明確な目的が重要》
少年野球での走り込みって意味あるの?
小学校から走り込みは必要?
結論、過度な走り込みは不要ですが、野球に必要な最低限の走り込みは絶対に必要です。
まず知っておかなければならないのは、短距離と長距離では鍛える筋力と目的が全然違うということを認識すべきです。
走り込みって聞くとグランドを何周もランニングで走ってるイメージがあると思いますが、それだけではありません。
短距離の目的
- ダッシュ力の向上
- 瞬発力の向上
野球はマラソンのようにずっと走るスポーツではありません。
野球で求められるのはダッシュ力と瞬発力です。
守備にしてもランナーにしてもダッシュ力と瞬発力が野球では重要なのはなんとなく分かりますよね。
小学校のうちにダッシュ力と瞬発力を鍛えておけば、その上に技術を積み上げていけます。
早い段階で自分の体を思うように操れる感覚を身に着けておくために必要です。
長距離の目的
- 身体のバランス感覚を鍛える
- 基礎体力の向上
長距離の走り込みの目的はこの2つになります。
ランニングってある程度の距離を超えてくると、身体のバランスが崩れてまっすぐ走れなかったり、姿勢を維持できなくなります。
そのバランスがそのまま野球に反映されて、試合終盤で足が動かなかったり、集中力の低下に繋がります。
基礎体力も同様に言えますが、『野球って攻撃の時はベンチで休んでいるから楽だ』なんて思ったら大間違いです。
ピッチャーはもちろん、野手も一球一球いつ飛んでくるかわからない状況です。
ボールに合わせて急に走ったり止まったりする状況は、思っている以上に体力を消耗します。
ランニングは基礎体力の向上に最適なので、試合終盤でも下半身に疲労感を感じずに最後まで高いパフォーマンスを維持する事ができます。
小学校はまだ骨格や筋肉が出来上がってないので、無理な筋トレをやるくらいなら基礎体力を高めることに時間を費やしましょう。
では短距離、長距離それぞれどの程度走ればいいのかを解説していきます。
走り込みのメニュー
短距離メニュー
- ベースランニング
- シートバッティングでのランナー
ただダッシュするだけの練習はあまり意味がないかなと。
常に試合を想定した練習が大事ですが、一番は子供達が楽しいと思えるかどうかを基準にしてください。
ベースランニングだと、2チームに分けて競争させたり、シートバッティングでのランナーでは、いい走りができたらみんなで褒めるなど何でもいいです。
走り込みの練習って基本つまらないので、少しでも楽しくなる方法を模索してみてください。
長距離メニュー
- ランニング(自分のペースで)
- 7割ラン
ランニングはその名の通り、自分のペースで15分以上走ることを目安にしてみてください。
学年(年齢)や個々の体力を見ながら調整してください。
15分以上になってくると選手ごとにかなり差が出てくると思います。
現在の体力値を測る上でも必要なメニューになります。
7割ランは、普通のランニングのペースが5割くらいで走っているなら、もう少しペースを上げてかつダッシュにならないペースで走ると、心肺機能の強化、下半身の強化が一段とレベルアップします。
このメニューは、距離は長くなくていいです。
50m〜100m位で7割ランをすると、基礎体力の底上げになります。
走り込みの注意点
走り込みメニューをやる上で明確にしておく事があります。
短距離のところでも少し書きましたが【子供が楽しめる】こと。
ここが抜けていては絶対にいけません。
子供達は目の前のことを判断するのに「楽しいか、楽しくないか」の二択しかありません。
走り込みのようなしんどくてつまらない練習では、『これをしたら下半身強化に繋がって球速アップになるな』とか『守備での一歩目が速くなるな』などと頭で理解して意欲的に取り組んではくれません。
少しでも楽しんで練習できるように工夫する必要があります。
ここが一番大事だと思ったので2回書きました。
参考にしてみてください。
走り込みにオススメのトレーニングシューズ
野球の走り込みには、ランニングシューズより野球用のトレーニングシューズをオススメします。
マラソン選手のように長距離をひたすら走るならランニングシューズですが、野球の走り込みはダッシュや切り返しなど激しい動きが多いので、頑丈なトレーニングシューズじゃないと消耗が激しくすぐにダメになってしまうからです。
ミズノ
ミズノの代表格でもあるグローバルエリートシリーズ。
ミズノプロと双璧をなすブランドに成長しており、クオリティも申し分ありません。
どれを選べばいいのか分からなくて迷っている方は、これを選んでおけば間違いないと断言できるトレーニングシューズです。
ゼット
ゼットの最高峰シリーズであるプロステイタス、品質はもちろん上品で存在感のあるロゴはシンプルにカッコいいです。
ミズノ同様、誰が履いても高いパフォーマンスを実現できる安定感があり、絶対に外さないトレシューです。
アシックス
シューズと言えばアシックスというのを聞いたことありますか?
アシックスは元々シューズメーカーで野球用品に参入してきたのは、ミズノやゼットに比べると後発です。
しかし元々シューズを専門にしていたメーカーだけあって足元へのこだわりや品質は国内でもトップクラスに素晴らしいものになっています。
あのレジェンドイチロー氏もグローブとバットはミズノですが、スパイクだけはずっとアシックスだったのは有名な話ですよね。
特に履き心地や足元にこだわりのある方はアシックスオススメです。
まとめ
少年野球でも、野球のために必要な部分を強化するためにメニューを選定した走り込みは必要です。
それが下半身強化、体力向上に繋がっていきます。
筋トレなどのウエイトは体ができあがってくる中学以降で十分ですので、小学生の間は必要な走り込みで下半身を強化してみてください。
また以下の記事では、冬場のオフシーズンにやるべき冬トレをまとめました。ぜひ併せて読んでみてください。
【野球】冬場のオフシーズンで差がつく!徹底すべき基礎冬トレ3選
今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました!