一生懸命練習してるのになぜ打てないの?
打てるようになるにはどんな練習すべき?
試合で打てたら嬉しいしとても気持ちいいですよね。
でも「たくさん練習してるはずなのに打てない」って時ありませんか?
それはもしかしたら間違った努力を積み重ねているかもしれません。
バッティングは野球で一番難しい技術なので、努力の方向性を間違えるとなかなか結果に結び付かずにムダな時間になってしまう可能性が高くなります。
この記事では打てない原因と打てるようになるための練習方法をまとめました。
✔️この記事でわかること
- これじゃ打てない《間違った練習》
- 打てるようになる練習方法
- バット選びの基準
✅この記事を書いてる人
ニックネーム:けんにぃ
野球歴30年の野球特化ブロガー
軟式社会人野球ではエースとして全国大会出場経験あり
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【少年野球】なぜ?練習しても打てないのは間違った努力してるから…
これじゃ打てない《間違った練習》
とりあえず100回の素振り
「とりあえず素振り100回!」みたいな練習していないでしょうか?
全ての練習には理由があります。
素振り100回することが全く意味がないわけではありません。スイングスピード向上や振る体力は付きます。
しかし「打てない」からの脱却はなかなか難しいでしょう。
打つためにはミート力、タイミング、スイングスピードなど総合的な要素が必要になります。
なので、ただ闇雲になにも考えずに振るだけの100回スイングをいくら繰り返しても試合で結果を出すための練習にはなりません。
この練習での落とし穴は、仮に試合で打てたとしても本人は「なぜ打てたか?」を全く説明できないところです。
これでは継続的に結果を出すことは難しいですね。
バッティングセンター通い
「バッティングセンター通いだけ」の練習をしている場合もなかなか打てるようになりません。
バッティングセンターでは打ててるけど?
バッティングセンターって野球をしている人のためだけにあるわけではありません。
野球未経験の人でもそれなりに打てるようになっている一つのエンタメなんですよね。
だから非常に高い精度で、一定のリズムでストライクゾーンにしかボールは来ません。
球速や球種なども一定であり、よほどの高速でなければ野球経験者であればほぼ打ててしまいます。
ここが落とし穴です。
「打ててしまう」ことが思考停止を生んでしまう原因になります。
自分のリズムで気持ちよく打ててしまうということは、打ちやすいボールを打っているだけになってしまっています。
試合で相手ピッチャーは打ちやすい所にボールを投げてくれるでしょうか?
バッティングセンターに慣れすぎていると、試合での対応力などの実践感覚を磨くのは難しい練習になってしまいます。
打てるようになる練習方法
実践形式の素振り
同じ素振りでも先ほどの「とりあえず100回素振り!」とは全く違います。
実践形式の素振りを軽視していては、なかなか上達しません。
高低、コース、相手のピッチャーを具体的にイメージして、カウントをつけて実戦形式で行うと一球一球状況が変わり、飽きさせずに練習出来ます。
何も考えずにただ振るだけの100回には何の意味もありません。
それより実戦素振りで3打席〜5打席しっかり頭を使って練習した方が必ず上達します。
この素振りで、高さやコースごとに振り方のアドバイスをしてあげましょう。
そこまで出来て初めて、意味のある練習になります。
なるべくマスコットバットを使って素振りすることで、スイングスピードが上がりヒットを打つ確率がより高まります。
マスコットバットは手首を痛めたりする心配はないの?
と心配されるかもですが、100回の素振りとかだと危険ですが、打席を決めて試合形式で行うので過度な負荷はかかりません。
むしろ少ないスイングの中で集中して行うので、スイングの必要な筋力のアップに繋がり一石二鳥です。
手首のケガが心配な方はバッティング手袋で手首でしっかり固定されている物を使って予防すると安心です。
羽打ち
バドミントンの羽根をティーバッティング形式で打つ練習です。
これなら自宅の中でもできて、天気にも左右されずいつでも練習できるのでメリット大ですね。
この練習ではミート確率アップが目的で、注意点は「当てにいかない」ことです。
羽根は空気抵抗を受けて不規則な動きをするので、バットの芯でとらえるのが難しいです。
なので、どうしても当てにいってしまいがちですが、空振りしてもいいので自分のポイントでフルスイングする意識を持って練習してみてください。
置きティー
ティースタンドで、止まっているボールをしっかりミートする練習です。
止まっているボールだからこそ、ミートポイントをしっかり確認することができ、力を入れたスイングでの練習が可能になります。
置きティーは力を入れるタイミングを感覚的につかみたい練習です。
どのタイミングでどこに力を入れて始動からフォローまでいくのかを意識して取り組みましょう。
バット選びの基準
年齢に合わせた重さと長さを知る
学年(年齢) | 身長 | バット長さ | バット重さ |
小学1年生(7歳) | 〜120㎝ | 65〜72㎝ | 450〜550g |
小学2年生(8歳) | 120㎝〜 | 72〜75㎝ | 500〜570g |
小学3・4年生(9〜10歳) | 130㎝〜 | 75〜78㎝ | 530〜680g |
小学5・6年生(11〜12歳) | 140㎝〜 | 78㎝以上 | 500〜690g |
中学生以上 | 160㎝〜 | 82㎝以上 | 590〜780g |
子供の年齢に合わせた目安をまずは確認しましょう。
小学生だと体格の違いなどで全てに当てはまるわけではありませんが、バット選びで「打てる・打てない」が変わってきます。
サイズの合わないバットを使い続けることでフォームに変なクセがついたりする原因にもなるので、参考にして確認してみてください。
また「打てない」ことで悩んでいる方にはミドルバランスのバットを使用することをオススメします。
バットにはトップバランスとミドルバランスとで大きく2種類に分けられています。
トップバランスとは?
トップバランスの特徴は、バットのヘッドに重心が偏っているタイプで、グリップが細くパワーがないと扱いにくいバットです。
逆にパワーがあって扱える選手だとヘッドの重さを利用し、遠心力でボールを遠くに飛ばせる設計バランスになっているので「ホームランや長打を狙いたい!」などホームランバッター向けの選手にはオススメです。
- 特徴
- バットのヘッドに重心が偏っている
- グリップが細く扱いにくい
- パワーがあれば打球を遠くに飛ばせる
ミドルバランスとは?
ミドルバランスの特徴は、バットの重心がバットの真ん中に置かれていて偏りのない均等に設計バランスされたバットになります。
あまり力がない選手でも扱いやすく「ミート力に自信がある、もしくはミート力を伸ばしていきたい」という選手にオススメのバットです。
非常にバランスが良く誰にでも使いやすいようになっているので、どのバットにしていいかわからなくて迷っているなら、ミドルバランスを選んでおけばまず間違いないでしょう。
- 特徴
- バットの重心が真ん中に置かれている
- 均等にバランスよく設計されているので扱いやすい
- ミート力を伸ばしていくなら間違いないバット
ミドルバランスおすすめバット
ビヨンドマックス(ミズノ)80㎝•600g
軟式野球での王道と言えるミズノ社のビヨンドマックスです。
軟式球のゴム反発形状を利用したゴム×ゴムで反発を生む仕組みになっており、飛距離や打球速度は以前の金属バットに比べて格段にアップしました。
ミドルバランスで扱いやすいため、すぐに試合でも使えるようになる万能型です。
MM18(SSK)78㎝・570g
個人的に最もおすすめしたいのがSSKのバットです。
SSKのバットはプロ野球でもジャイアンツの坂本選手や岡本選手、また安打製造機でもあるカープの秋山選手などが愛用しており、特にバットで非常に高い評価を受けているメーカーです。
一番の特徴はとにかく「振り抜きやすさ」です。
ミズノのビヨンドマックスと比べても、サイズ・重さでやや小さいサイズ感になっており非常に振り抜きやすい設計になっています。
まとめ
「正しい練習は嘘をつかない」
これに尽きます。自主練習を頑張ることはめちゃくちゃ素晴らしいことですし、本当にすごいことです。
でもせっかく練習に労力と時間を使っているなら、絶対に正しくて身になる練習をしてほしいなと思います。
これで継続できれば必ず結果はついてきます。頑張りましょう。
また以下の記事では夜にも練習したいけど暗くてボールが見えないという悩みの方へ向けた内容をまとめています。
ぜひ併せて読んでみてください。
》【野球】暗くてボールが見えない!夜でも練習できる環境の作り方
今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました!