
〇〇チームはいつも強いな…
どうしたらうちも強いチームにしていけるの?
このような疑問にお答えします。
結論、基礎・基本、スピード、野球脳の3つが鍛えられたチームは常に勝ち上がり勝ち切る強さがあります。
これは一日二日で出来ることではありません。長期目線でチームに浸透させる必要があります。
✔️この記事でわかること
- 常に強いチームの3つの特徴
- チームを強くする練習方法
- 絶対NGな指導法
✅この記事を書いてる人

ニックネーム:けんにぃ
野球歴30年の野球特化ブロガー
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常に強いチームの3つの特徴
基礎・基本が徹底されている
少年野球に限らずですが、やはり基礎・基本がしっかりしているチームは強いです。
具体的には、
- ボールは相手の胸に投げる
- 守備範囲の打球はしっかりアウトを取る
- 選手同士での声かけ
- 全力疾走がデフォルト
- ボール球を振らない
- 挨拶や審判への態度
この辺りは出来て当然かもしれませんが、チームとして出来ているかは難しいところではないでしょうか。
こういった基礎・基本は言ってすぐに出来ることではありません。
練習のたびに意識させて時間をかけて浸透させていく必要があります。
なので、指導者だけが必死にやろうしてもなかなか難しいです。
キャプテンや副キャプテンを巻き込んで、同じ目線でチームメイトに言える環境を作ることが大事になりますね。
バットが振れている

「攻撃は最大の防御!!」
このような言葉があるように、バットが振れているチームは相手のピッチャーや守備に無言のプレッシャーをかけることができます。
- ピッチャー「打ちそうだな…怖いな」
- 守備「速い打球来そうだな…怖いな」
これらを心理的に引き起こすことができます。
それだけ三振を恐れずにしっかりスイングしてくるチームは相手にとって脅威となります。
ポイントはチームとして同じ意識を共有できているところです。
これを4番だけがすごくても相手は「4番さえ注意しておけば大丈夫」と思われてしまうので精神的なプレッシャーは全く違ってきます。
野球偏差値が高い
野球偏差値が高い=「野球をよく知っている」ということです。
つまり、ルールはもちろんですが「どんなプレーをすれば相手が嫌がるか?」をよく理解している選手が多いです。
例えば、
- ボール球は振らない
- ランナーのリードが大きい
- バントの構えや盗塁のフリなど
- フォアボールやエラーが少ない
などなど、細かいプレーなどをどんどん仕掛けてきます。
この辺りは指導者が徹底してチームに浸透させないとなかなか試合で体現するのは難しいところです。
だからこそ、ここが出来るチームは常に勝ち上がれる確率がグッと高まるんですね。
チームを強くする練習方法
キャッチボールの精度を上げる
キャッチボールには野球の基本が詰まっています。
- 相手の胸に投げるコントロール
- 正確なキャッチング
- 強くて速いボールを投げる
これらを強化することで、守備力がかなり向上します。
どれだけノックを受けてもこの基本ができていないとなかなか上達しません。
まずは反復のキャッチボール、その精度にこだわってみてください。
練習のポイントはキャッチボールの上手い子同士でやる時間と、上手い子と下手な子がやる時間を取って上手い子が下手な子に教える関係性を作ると、お互いに上達してチーム全体にレベルアップしていきます。
肩慣らしの練習からスキル向上のための練習へという意識で行うと自然と上手くなりますね。
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スイングスピードの強化
力強いスイングは相手に大きなプレッシャーをかけられます。
そのためにはスイングスピードの強化です。
- マスコットバットでの素振り
- ロングティー
マスコットバットでの素振りは100回も200回もする必要はありません。
試合を想定して3〜4打席の中で、見逃しも含めてフルスイングします。
1試合の中で実際にスイングするのってせいぜい10回とかその程度です。
その10回をいかに全力で、集中力を高められるか?が重要です。

マスコットバットでは手首を痛めたりしないの?
という心配があるかもですが、それは思考停止で100回素振りとかしている場合にケガします。
「とりあえずバット振っとけ」は子供達も飽きてしまうし、そもそも集中力が持ちません。ケガってそういう時に起きるものですからね。
ロングティーは普通のバットでOKです。体全体を大きく使って遠くに飛ばすイメージを植え付けます。
マスコットバットでの素振りの効果は、ロングティーで発揮されます。
ロングティーの打球速度を測って数値化してあげると、目標を決めやすくなります。
自分からマスコット素振りをやりはじめたら一気にレベルアップします。
場面を想定した守備練習
サードから順番に回っていくノックも基礎力アップには大事ですが、強いチームにするなら徹底的に場面を想定した守備練習が必要になります。

ランナーの有無、アウトカウント、点差、中継プレーなど試合本番を常に意識したシートノックをたくさんこなしましょう。
そうすることで、選手は頭で考えるより先に体が反応してとっさの判断で間違えることが少なくなります。
また次のプレーをイメージするクセが付くので、打球に対しての一歩目が格段によくなるのでスキが無くなります。
絶対NGな指導法
意図を伝えない練習
「なぜこの練習をやっているか?」を具体的に選手に説明していますか?
「とにかくメニュー通りにやれ」だけだとやらされる練習になり、自ら考えることをやめてしまいます。
思考停止でただメニューをこなすだけだとなかなか上達は見込めませんし、監督やコーチの意図はなかなか伝わらないですね。
キャッチボール、ノック、バッティング、それぞれに「何のための練習なのか?」を説明してあげるだけで、同じ練習をしても成果は全く違ってきます。
圧力をかける雰囲気
- 「なんで取れないんだ!」
- 「なんで打てないんだ!」
- 「しっかり投げろ!」
こんな圧力がかかった環境で普段通りのプレーができるでしょうか?
大人でも萎縮して普段通りのプレーなんてできませんよね。。
失敗してもOKです。問題は次どうするか?を一緒に考えることです。
一旦目の前の結果に向き合って解決していく方向がベストです。
その積み重ねが選手との信頼関係に繋がり、のびのびと普段通りのプレーを引き出す方法です。
まとめ
強いチームは試合で選手がのびのびプレーしています。
三振OKのフルスイング、攻めたエラー、攻めた走塁はOKというチームとしての雰囲気がのびのび野球を体現させています。
ましてや小学生ですから、大人からの圧を感じながらのびのびいいプレーなんてできませんからね。
また以下の記事では、常勝チームを作る上で欠かせない「体づくり」に関してまとめています。
体格で差をつけることをチームとして意識できれば相当強いチームになることは間違いありません。
ぜひ併せて読んでみてください。
》【少年野球】身長と体重の目安は?小学生で体格の差をつける方法
今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました!