イップスってどうやって治すの?
そもそも原因が分からない…
なんとか改善する方法はないの?
このような疑問にお答えします。
野球イップスになってしまうと、以前のように思うようなプレーが一瞬にして出来なくなります。
あんなに投げることが好きだったのに、心から楽しめなくなってしまうのは本当にショックなことですよね。
藤浪晋太郎投手だけでなく、あのレジェンドイチローも過去にはイップスに悩んだ経験があるほどですから、焦らずに対処していきましょう。
✔️この記事でわかること
- イップスとは?
- イップスの原因となりやすい人の特徴
- 5つの克服方法を解説
ひとつずつ解説していきます。
✅この記事を書いてる人
ニックネーム:けんにぃ
野球歴30年の野球特化ブロガー
軟式社会人野球ではエースとして全国大会出場経験あり
「本ページはプロモーションが含まれています」
藤浪晋太郎投手が苦しみ続けるイップスの原因は?5つの改善方法
イップスとは?
【イップス (yips) とは、精神的な原因などによりスポーツの動作に支障をきたし、突然自分の思い通りのプレー(動き)や意識が出来なくなる症状のことである。本来はゴルフの分野で用いられ始めた言葉だが、現在ではスポーツ全般、またスポーツ以外の分野においても使われるようになっている。(Wikipediaより)】
野球においてイップスとは、過去に重要な場面でエラーをしたりミスをしたりして、精神的に強烈なダメージを負ったことでその状況を脳が記憶し、同じような場面になると「腕が震えたり、硬直してしまいボールを思うように送球(プレー)できないこと」が起こります。
一種の運動障害になります。
1度イップスになってしまうと克服するのに早くて数年〜長いと数十年かかると言われており、完治出来ずにそのまま競技を辞めてしまう人も多くいます。
イップスは病院で診てもらって薬を飲めば治るようなものでありません。
だからこそ、万策尽きて諦めてしまう人が出てきてしまいます。
これはとてももったいないですし、野球が好きなのにできないという悲しい出来事ですよね。。
イップスの原因となりやすい人の特徴
イップスの原因
上記したように、強烈な精神的ダメージを負うようなプレーでの失敗などが脳に記憶として刻み込まれます。
すると次は「絶対に失敗してはいけない」という強迫観念に迫られ、耐えきれずに同じ失敗を繰り返しどんどん悪い方向へ向かってしまいます。
1度脳にインプットされた負の記憶はそう簡単に克服できる物ではありません。
イップスは、精神的ショックによるトラウマが原因となるため、性格や場面次第では、高校生・少年野球に問わずイップスになる可能性は十分にあります。
なりやすい人の特徴
- 真面目で責任感が強い
- 完璧主義
- 他人の目が気になりやすい
- 現実を受け入れる柔軟性
野球でいうと、打撃より送球の方でなりやすいと言われています。
特にピッチャーがイップスになりやすいポジションとされていますね。
ピッチャーは試合の勝敗を大きく背負う責任がありますし、ストライクが入らなかったり、死球をきっかけに打者の内角に投げ込めなくなるといったイップスの原因になりやすいシュチュエーションが多いのも理由にあります。
阪神タイガースの藤浪晋太郎投手が、打者への頭部への死球をきっかけにイップスになってしまい、メジャーに渡った現在も完全復活出来ていません。
(出典:YouTube)
野手であればサヨナラ負けに繋がるエラー(暴投)などで、それ以来送球出来なくなることも多いですね。
性格が大きく左右される部分でもあるので、誰がなってもおかしくないとも言えます。
真面目で完璧主義だとどんな状況でも「こうあるべきだ」という思考を柔軟に変えることが出来ず、臨機応変に自分の気持ちをうまくコントロールすることが出来ずにイップスは発症してしまいがちです。
また過去にレギュラーで活躍していた選手ほど、うまくいかなくなった時の現実を受け入れることが出来ずに悩む傾向になる部分もありますね。
5つの克服方法を解説
イップスはメンタルの強い弱いに関係なくなってしまう怖さがあります。
イップスにおける研究は進んでいますが、未だに明確な治療法は存在せず精神的なショックが原因なので、病気や怪我とも言えない判断が難しいものになります。
病気や怪我として認定されていないので、病院での治療法やリハビリは残念ながら存在していません。
あくまで克服する可能性の高い方法をまとめています。
自信を取り戻せるシチュエーションを重ねる
精神的なショックで力が発揮できないということは、裏を返せば自信を取り戻すことでイップスを克服することができる可能性が生まれます。
プロ野球などでは打たれてしまったり、自滅してしまった投手をあえて翌日も続けて使い、リベンジするチャンスを与えることがよくあります。
投手が打たれてしまったり自滅した悪いイメージをより早くリベンジさせることで、調子を取り戻させるといった意図がありますが、少し粗治療でもあり失敗してしまうとさらに大きいダメージを負いかねないのでそれなりのリスクがつきまといます。
反復練習して無意識にできるレベルまで徹底的に技術を磨く
自信を取り戻すには「どんな場面でも動じない」と自分で納得できるだけの技術を磨くのも方法です。
自分のプレーに自信が持てていないと、プレー自体が消極的になりミスを誘発しやすくなります。
特に練習でミスした場面を具体的に想定し、何度も何度も反復し無意識に体が動くまで叩き込むのは効果的です。
大胆に投球・送球フォームを変える
一からフォームを変えてみるのもひとつの手です。
メンタルの影響が大きい分、体の動きをこれまでと変えてみると脳が新しい動きを認識することでメンタルブロックを取り除く可能性があります。
オーバースローだった人はサイドスローやアンダースローに変えてみるのもありです。
そこで改善が見られたら少しずつ戻していくような方法は試す価値があると思います。
フレーチャ
オリックスの山本由伸投手が愛用する練習道具で、イップスの改善や肩痛や肘痛にも効果的と話題のアイテムです。
「投げる」という動作を根本的に見直し、別人になったような感覚にさせることで、負のイメージを取り払うのに有効な手段です。
詳しい使い方は、トクさんTVで解説してくれています。とてもわかりやすい動画でした(^^)
(出典:YouTube)
ブルーバックミュージック
イップスの原因となる脳へ直接アプローチする治療法です。
方法は簡単で、ブルーバックミュージックという音楽を聴くだけでOKです。
これを実践すると脳に焼きついた負のイメージを取り払い、不安や緊張を和らげる効果があります。
音楽聴くだけで本当にイップスから解放されるの…?
と感じるかと思うので、ブルーバックミュージックの詳細を解説していきます。
ブルーバックミュージックの概要
イップスの治療は、1990年代に実証に基づいた効果のある治療(科学的根拠がある治療)だけを選択するというポリシーが臨床心理学に加わり現在の「認知行動療法」の基礎となっています。
認知行動療法の技法の中で中心と考えらえるものとして「エクスポージャー法」「認知再構成法」「逆制止法」がありますが、その中で療法を「逆制止法」、呼吸法を「長呼短吸」として採用したイップス改善療法がBlue Back musicです。
※ブルーバックミュージック公式サイトより抜粋
ブルーバークミュージックは、脳に焼きついた負のイメージを払拭すると共に不安感や集中力を高める効果が期待できます。
買い切りの37,200円で無制限に何回でも聞くことが可能になります。
練習や試合前、通勤・通学時、リラックス中などあらゆる場面で聴くことができます。
聴くだけでOKという手軽さがいいですよね!
ではデメリットとメリットを確認しましょう。
デメリット
- 効果には個人差あり
- 効果を実感するのに時間がかかる
- 価格がやや高い
効果には個人差があります。
イップスの症状も人それぞれですし、軽度な状態から重度な状態まで様々です。
確実に快方に向かう人もいれば、やや時間がかかる人もいます。
また効果を実感するまでに時間がかかる点もデメリットかなと。
「来週の試合までにイップスを完治させたい!」といった人にはあまり向いていないかもしれません。
ゆっくりと時間をかけて確実にいい方向へ向かおうという決意がある人には最適なサービスです。
価格が買い切りの37,200円(税込)ですが、この価格をやや高いと感じる人もいるかもしれません。
しかし一生イップスで苦しみ、以前のように野球を楽しめなくなることを回避できるなら安い投資ではないでしょうか。
メリット
- イップスの改善
- 不安や緊張の緩和
- 集中力の増強
ブルーバックミュージックは以下の7つの効果が期待できる治療法です。
- 聴き始めるとすぐに心のモヤモヤが解き放たれて本来の自分が目覚め始めます。
- だんだんと気持ちが安定してきます。
- 過去のトラウマやマイナスの思考・記憶がリセットし始めます。
- 何にも縛られていなかった頃の自由な自分を感じることができます。
- まだ気づいていない自分の凄まじい力が芽生え覚醒します。
- そして慢性的に抱えている心と体の重荷が綺麗にデトックスされます。
- 本来の自分を取り戻し、新たに成長した自分(超集中状態)と出会えます。
イップスで悩んでいる人は、ただ普通に投げたいだけなのに体が動かなかったり、投げることに不安を感じてしまってせっかくの野球を心から楽しめなくなっていますよね。。
もう一生このまま投げられなくなるかも…
という不安や焦りを払拭する可能性を秘めているのがブルーバックミュージックです。
この記事をここまで読んでくださった方は、本気でイップスに悩み苦しんでこられたと思います。
だからこそ、このキッカケを機に改善に向けて行動してみてください。
また野球を思いっきり楽しんでほしいなと思います。
まとめ
イップスは現代医療をもってしても原因がはっきりしていない非常に厄介な運動障害です。
早めの対処が一つの鍵になることは間違いありません。
色々な改善方法を試してみてください。
また以下の記事では、気持ちの切り替え方についてまとめています。
ぜひ併せて読んでみてください。
》【上達への道】ミス・エラーをしてしまった後の気持ちの切替方3選
今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました!