
試合の終盤になるとスタミナ切れでストライクが入らなくなる…
最後まで力強く投げ切るにはどうすればいいの?
このような疑問を解決します。
下半身主導のフォームが全てを変えます。
この記事では投手が試合終盤にストライクが入らなくなる原因とスタイル不足を解消する方法をまとめました。
✔️この記事でわかること
- 試合終盤にストライクが入らなくなる原因
- スタミナ不足を解消する方法
- ラッキーセブンの意味
ひとつずつ解説していきます。
この記事を書いてる人

ニックネーム:けんにぃ
野球歴30年の野球特化ブロガー
軟式社会人野球ではエースとして全国大会出場経験あり
【野球投手】試合終盤にストライクが入らない…スタミナ不足を解消する方法
試合終盤にストライクが入らなくなる原因
投球による疲労が溜まる
ピッチャーの投球は全身運動かつ瞬発力を必要とするため、一球一球投げるごとに疲労が蓄積されていきます。
試合前のキャッチボールやブルペン投球などを含めると1試合で軽く200球ほどを投げるので、疲労が溜まって当然です。
身体の中で最も大きな筋肉は太ももとお尻周りなのは知っていましたか?大きな筋肉が疲れるとより大きな疲労感を感じます。

下半身が疲れる=土台が崩れるとイメージすると分かりやすいと思います!
家も同じで土台が弱いと上を支えてられなくなりますよね。
それにより、バランスを失いコントロールが定まらなくなります。
試合の緊張感が増してくる
野球の試合の多くは試合終盤の7回〜9回に山場や勝負所を迎えるので、一球一球の重みが増していきます。
初回の一球も9回の一球も同じ一球ですが、メンタルにプレッシャーがかかる場面では全く疲労感は違ってきます。
このプレッシャーが腕の振りやコントロールを狂わせてしまう原因です。

ピッチャーは特にメンタルの影響を受けやすいポジションなので仕方がありません。
バッターがボールを見極めてくる
バッターは9イニングのうち、最低3回は打席に立てます。
当然1回目より2回目、2回目より3回目とピッチャーのボールに慣れてきます。

スピードや変化球など軌道を見極められて、試合終盤になるほど抑えるのが難しくなってきます。
打たれる不安から際どいコースを狙って外れるといったことが起きやすくなるのが、ストライクが入らなくなることに直結してしまいます。
スタミナ不足を解消する方法
走り込みによる体力と心拍の強化
基礎となる体力アップはスタミナ強化に欠かせません。
全ては体力の上に成り立っているという意識で走り込みをやりましょう。
ペースは人によって違いますが、目安は1日5㎞は走りたいところですね。
1㎞を5分で走ったとして25分ほどです。
あまりに軽いジョギングだと心拍に負荷がかからかいので、走った後にしっかりと疲労感を覚えるレベルのペースで走りましょう。

毎日がベストですが、忙しい社会人の方だと最低でも週3を目標にしてみてください(^^)
下半身の筋トレ
下半身の筋内を鍛えることで、投球による疲労を軽減することができます。
筋肉がない人はスクワットを10回したらヘトヘトになってしまいますが、筋肉のある人は50回やっても疲れ具合が全く違います。
これは投球に置き換えても同じ現象になるので、下半身は必ず鍛えておきましょう。
下半身が弱いと100球持たずにスピード、キレともにあっという間に落ちてきてしまいます。

下半身を鍛えるおすすめはジャンピングスクワットです。
前後にジャンプしながらリズムよくスクワットするだけです。週一だけでもかなり疲れますが効果はめちゃくちゃ出ます。
ダンベルだけあれば、負荷を簡単に調節できジムに行く必要もなく鍛えられるのでおすすめです(^^)
コントロールの精度を上げる
スタミナ不足で悩んでいる投手は視点を変えてコントロールを磨きまくることで解決する方法もあります。
要はコントロールの精度を上げて球数を減らそうという狙いです。

100球で疲れてしまうなら100球以内に抑えるにはどうするか?を考えることです。
無駄なボール球は体力を消耗し余計な力みにも繋がります。
安定したコントロールを磨くことで、早いカウントから打たせて取ることができるようになり、長いイニングを投げ切ることができます。
ラッキーセブンの意味
先発投手のスタミナからきた説
ラッキーセブンってなぜ7回か考えたことありますか?
理由は先発投手の投球数がちょうど100球を超えてくるのが7回だからです。
1イニング約15球投げたとしたら7回で105球ですよね。

疲労がピークに達するタイミングが必然的に7回頃になるので「一気に先発投手を攻略しよう!」という流れを作るのに最適だからラッキーセブンと呼ばれています。
バッターが3巡目に入る
さらに7回がどれだけ抑えられていたとしてもバッターが3巡目に入るため、目が慣れてきたバッターを相手にしなければならないため一番しんどいイニングになります。
だからこそ100球を超えても落ちない球威とキレを保つためのトレーニングが必要になってくるんですね。
まとめ
実力差がない互角チームの試合ほど、終盤の一つのフォアボールがきっかけで逆転されたりしますから、コントロールを維持するためにもスタミナ強化は必須事項ですね。
- 走り込みによる体力体力と心拍の強化
- 下半身の筋トレ
- コントロールの精度上げ
9回を投げ切れるスタミナをつけて完投、完封を目指してトレーニングしていきましょう(^^)
最後まで読んでいただきありがとうございました!