変化球を投げても曲がりが早くてバッターに見切られてしまう…
もっとギリギリで曲げられないの?
このような疑問を解決します。
変化球を投げても簡単に見逃されたり、打たれてしまい悩んでいませんか?
この記事では変化球をバッターに見切られないボールにする方法をまとめました。
✔️この記事でわかること
- 変化球が早く曲がってしまう原因
- バッター寄りで変化させる方法
- 変化球を磨く練習3選
ひとつずつ解説していきます。
✅この記事を書いてる人
ニックネーム:けんにぃ
野球歴30年の野球特化ブロガー
軟式社会人野球ではエースとして全国大会出場経験あり
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【野球】投手の課題!変化球をバッターの近くで曲げる方法《簡単です》
変化球が早く曲がってしまう原因
小手先で投げている
小手先だけで投げたボールにはパワーが乗らないので、変化も早くバッターから見切られやすいボールになってしまいます。
例えば、カーブやスライダー、フォークなど大きな変化が欲しい球種ほど「曲げよう、曲げたい」という意識が強くなって、手首から先の手だけで曲げようとしてしまいます。
変化球を投げる時に最もやってはいけない投げ方がこれになります。
上半身で投げている
力のあるボールを投げようとすると下半身からのパワーを上半身に伝える感覚はピッチャーをやっている方ならわかると思います。
ここで下半身が上手く使えずに上半身だけの力で投げようとすると、変化球は早く曲がってしまいます。
要は「ボールに体重が乗っていない」状態でリリース時にボールを押し込めないまま投げてしまっているんです。
ここの微妙なニュアンス伝わりますでしょうか?うまく伝わらなかったらごめんなさい。
小手先だけの投球に比べたら前進していますが、バッター寄りで変化させるならもう一段深掘りする必要があります。
腕が振れていない
変化球になった途端、腕の振りが遅くなりフォームですぐに分かってしまうようだと曲がりの早い変化球になってしまいます。
変化球の方がコントロールをつけるのが難しい場合が多いので、コントロールにばかり意識がいってしまい腕が振れずに棒球になってしまっては本末転倒です。
縮こまった腕の振りで投げた変化球に強さも怖さも生まれません。
バッター寄りで変化させる方法
下半身と腕の振り
変化球を投げる時も、下半身のパワーを維持して速い腕の振りにつなげなければいけません。
ストレートと同じ腕の振りで投げることがいい変化球を投げる絶対条件です。
ストレートと同じ腕の振りで変化球を投げるからこそ、ボールに体重が乗りパワーが生まれます。
それにより球威が増して変化し始めるまでの距離をバッター寄りに近づけることができます。
ポイントは変化球でも下半身主導のフォームから全身のパワーを使って投げることです!
リリースポイント
「リリースポイントをこれまでよりボール一個分前で離す」です。
ここが最重要ポイントです。
下半身主導のフォームでなければリリースポイントを前でキープすることはできません。
リリースポイントを前にするって簡単そうで実はめちゃくちゃ難しいんです。
実際にスマホで自分の投球フォームを撮影して確認してほしいんですが、ボール一個分前で離そうとしたら下半身にかなりの負荷がかかる感覚になると思います。
バランスも取りにくくなるので、体幹の重要性に改めて気づくはずです。
小手先や上半身だけでは絶対にリリースポイントを前にできません。
一度やってみてください。
手首は使わない
「小手先だけでは無理」と上記しましたが、変化球は基本的に手首は固定です。
手首を固定した状態で、ボールの握りや離す角度を調節するイメージです。
そうすることで「曲げよう」という意識から「しっかり腕を振る」ことへシフトしていけます。
手首から先を曲げたりひねったりしすぎると肩や肘に大きな負担がかかり故障の原因となってしまうので注意しましょう。
変化球を磨く練習3選
全てのパターンを試す
自分に合った変化球って人それぞれみんな違います。
ダルビッシュ有投手のようなスライダーを投げたくても、あなたのフォームにはフォークボールが合っているかもしれません。
まずは自分の投球フォームに合った変化球を見つけることが、結果的に変化球を磨き上げる近道になります。
なので、一旦全ての変化球を試したみると新しい発見があるかもです。
- カーブ
- スライダー
- シュート
- フォーク
- スプリット
- カットボール
- シンカー
- チェンジアップ
- ツーシーム
- ナックル
- パーム
変化球はちょっとした握りや角度で、誰が投げても全く同じ変化をしないところが魅力的ですよね。
反復練習
球種を絞ったら次は反復練習で身体に覚えさせる作業です。
ピンチの時ほど頭ではなく身体が先に反応するので、反復練習で染み込ませたフォームは土壇場で力を発揮します。
同時に反復練習を繰り返すことで、どんな場面でも自信を持って投げることができるため、メンタルにもいい影響をもたらします。
過度な投げ込みは禁物ですが、ストレート同様に反復練習で変化球の精度を上げていきましょう。
試合で使う
実際の試合でどんどんバッターに投げることが大事です。
試合だと緊張感の中での投球になり、バッターの反応をダイレクトに見れるので、キャッチーに意見を聞きながら完成度を上げていけます。
絶対に負けられない試合の土壇場で投げられる精度まで仕上げるには、ブルペンでいくら投げても足りません。
まとめ
変化球こそストレート以上に下半身主導のフォームを意識して、しっかり腕を振らなければバッターに見極められてしまいます。
その上でコントロールをつけるのは簡単ではありませんが、コツさえつかめれば後は身体に覚えさせる作業で精度は上げていけます。
「ピンチで自信を持って投げられるボール」を目指して練習していきましょう。
また以下の記事では、夜に練習したくても暗くてボールが見えない悩みを解決する方法をまとめています。
ぜひ併せて読んでみてください。
【野球】暗くてボールが見えない!夜でも練習できる環境の作り方
今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました!